「EQS 450+」は、伝統的な"クロームルーバーラジエーターグリル"と"ボンネットマスコット"を採用、バッテリー容量を118.0kWhに
メルセデス・ベンツ日本合同会社は、新型「EQS」を発表する。「EQS 450+」は、伝統的な"クロームルーバーラジエーターグリル"と"ボンネットマスコット"を採用し、電気自動車のSクラスにふさわしいデザインへ刷新した *1。さらに、新規設定のエグゼクティブシートにより、後席の居住空間の快適性を向上させ*2、EQS 450+の一充電の走行距離は日本最長となる759kmへと伸長している*3。
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*1: 標準仕様(AMGラインパッケージ非選択時)の場合。
*2: Mercedes AMG EQS 53 4MATIC+は標準、EQS 450+はオプションのエクスクルーシブパッケージ選択時
*3: WLTC一充電走行距離、2024年10月現在自社調べ。
2024年11月13日(水)より、メルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文の受け付けを開始し、顧客への納車は2024年11月以降を予定している*4。
*4: 予定のため変更の可能性があり。
2022年にメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車として日本に導入されたメルセデス・ベンツ「EQS」は、メルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現した電気自動車だ。専用のプラットフォームを新たに設計・開発するだけでなく、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインでは、空力という機能性も兼ね備えた先進の美しさを表現した。
NVH対策も徹底的に行い、静粛性はこれまでにないレベルに達した。HEPAフィルターを採用した空気清浄システムにより、室内の空気はクリーンに保たれる。今回の新型「EQS」は、室内で圧倒的な存在感を放つタッチ式のMBUXハイパースクリーンを新たにEQS 450+にも標準装備に設定し、機能性と美しさの両面を持ち合わせている。
またソフトドアクロージングの新規採用、内外装デザインの刷新、デジタルコンテンツの強化、バッテリー容量の向上などさまざまなアップデートを実施し、ラグジュアリーと快適性の実現をもう一段階上げた電気自動車となった。
◆EQS主な変更点
エクステリア
・EQS 450+はクロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを標準装備し*1、電気自動車のフラッグシップにふさわしいデザインへ刷新*5
・ソフトドアクロージング機能を標準装備して少ない力でドアを閉めることができ、半ドア状態を防止
・電動充電フラップを新たに採用し、利便性を向上
・有償オプションで新デザインの21インチAMGアルミホイールを選択可能*6
*5: 標準仕様(AMGラインパッケージ非選択時)の場合
*6: EQS 450+は標準で20インチのアルミホイール、オプションのAMGラインパッケージ選択時およびMercedes AMG EQS 53 4MATIC+には21インチのAMGアルミホイールを採用
※画像は欧州仕様
インテリア
・EQS 450+に MBUXハイパースクリーン*7を標準装備
・エグゼクティブシート*7をEQS 53 4MATIC+に標準装備、EQS 450+にオプション設定
・EQS 450+に AMGラインパッケージオプションを選択するとシートの素材がナッパレザー内装へ変更
・MBUXエンターテインメントパッケージプラス*7を標準装備
・iPhone に対応したデジタルキーを標準装備*7
・AMGカーボンファイバーインテリアトリムをMercedes AMG EQS 53 4MATIC+に標準装備
*7: それぞれの装備内容詳細は以下に記載
MBUXハイパースクリーン
MBUXハイパースクリーンは、左右Aピラーの間にあるダッシュボードをほぼ埋め尽くす、大型の曲線的なスクリーンユニット。1枚のカバーガラスの奥にディスプレイが3枚あり、単一のスクリーンに融合したように見える。
MBUXハイパースクリーンは、コックピットディスプレイ(画面対角サイズ12.3インチ)、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、有機ELフロントディスプレイ(助手席。12.3インチ)の3つのディスプレイを1枚のガラスで覆うことで、幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンとしたもの。
メディアディスプレイと助手席用ディスプレイには、きわめて高精細な有機ELディスプレイと、触覚フィードバック機能が採用されている。助手席では、走行中にもさまざまなエンターテインメントをお楽しみいただくことができる*8。
運転席にはカメラを利用した高度なブロック方式を採用しており、ドライバーが助手席用ディスプレイの方を見るとカメラがそれを認識し、特定のコンテンツが表示された際、ディスプレイを自動的に減光し、見えなくなる。
*8: 走行中もテレビや動画コンテンツを楽しめる。また、助手席乗員のBluetooth対応のイヤホンやヘッドセットの利用が必須となる。
エクスクルーシブパッケージ
EQS 450+は乗員の快適性を向上させるエクスクルーシブパッケージを選択するとシートの素材がナッパレザーとなる。また、後席の居住性を高めるエグゼクティブシート、ネック&ショルダーウォーマー(後席左右)、シートヒータープラス(後席左右)、マルチコントロールシート機能(後席左右)、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)、デザインベルトバックル(前席・後席)、MBUX リアエンターテインメントシステムが装備される。
リアシートは、電動調整で38度まで背もたれの調整が可能となり、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)を使い、前席助手席の位置も後席から調整が可能。また座面の深さを約50mm拡張できる。なお、エグゼクティブシートを装着すると後席は可倒式ではなくなる。
MBUXエンターテインメントパッケージプラス*9
主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)をMBUXインフォテインメントシステムに完全に統合した、メルセデス・ベンツの「オンラインミュージック」サービスに加えて、車内で指定アプリケーションによる動画をお楽しみいただける「ビデオストリーミング」サービスが新たに加わった。
*9: 5G モジュールを使用した通信になる。サービスを利用するにはMercedes Benz IDとMercedes-Benz デジタルプロダクトの利用約款への同意が必要。また、車両と対応するユーザーアカウントとのペアリング、および情報通信サービスへの申込が必要となる。
初回ライセンス期間終了後は、その時点で該当する車両に提供されているサービスに限り、有料で更新することが可能。サービスの初期起点は、ペアリングまたはサービスを有効化したタイミングとなる。
本デジタルプロダクトのご利用にあたって、純正ナビゲーションが搭載されている必要がある。本プロダクトの利用には通信料金が発生しますが、当該通信料金の一部は本プロダクトの利用料金に含まれている。Bluetooth/Wi-Fiテザリングが必要な場合、通信費用は顧客負担。各サービスプロバイダーのアカウントおよび契約が別途必要となり、各サービスの利用料金は本パッケージには含まれていない。
iPhoneに対応したデジタルキーを採用*10
デジタルキーを使えば、対応するiPhoneをドライバーが携帯している場合、クルマの始動やロック操作が簡単に行えるようになる。キーの共有も可能で、家族や友人とデジタルキーを共用することができる。この場合、オーナーキーを設定しているユーザーはさまざまな権限を割り当てることができ、たとえば許可する範囲をロック操作のみとしたり、車両の始動も可能としたりすることができる。
デジタルキーを共有するには、AirDropや iMessageなどのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信し、受信者は自分のApple Walletにキーを追加する。共有後にキーを削除する場合も、オーナーはApple WalletまたはMBUXインフォテインメントシステムを使って簡単に操作できる。
*10: デジタルキーの利用には事前にスマートフォンの設定が必要。2024年10月現在、対応する機種は最新のiOSを搭載したiPhone 11、iPhone12、iPhone13、iPhone14、iPhone15。
パワートレイン
・バッテリー容量を118.0kWhに増やし、一充電走行距離759km*11へ
・Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+にディスコネクトユニットを搭載
・最新世代の回生ブレーキを採用
*11: EQS 450+のWLTC一充電走行距離
eATS(モーター)
EQS 450+はリアに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、最高出力360PS(265kW)を発生。一充電走行距離は日本で販売されている電気自動車の中で最長*12となる、759km*13。電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用されている。
PSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がない。電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用しているため、きわめて強力だ。Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+はフロントとリアにeATSを備えており、最高出力は658PS(484kW)を発生する[RACE START使用時は最大761PS(560kW)]。
航続可能距離は659km*13。トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化されている。
*12: 2024年10月時点。自社調べ
*13: WLTCモード一充電走行距離
ディスコネクトユニット(DCU)
Mercedes‐AMG EQS 53 4MATIC+には、新たな機構としてディスコネクトユニット(DCU)を搭載。DCUはフロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設けることで、走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしモーターによる抵抗を極力低減させるものだ。たとえば、高速巡航時にクラッチを切り離すことで後輪駆動のみとし、電気の消費量を抑制することが可能となる。
回生ブレーキ
回生レベルを高めて減速時により、多くの回生エネルギーを回収できるようになった(最大3m/s2)。また、ブレーキシステムもマスターシリンダーなどを最適化し、ブレーキペダルのフィーリングが向上している。
ヒートポンプ
高電圧バッテリーや電動パワートレイン(eATS)からの廃熱等を、より効率よく暖房等に利用するシステムを採用することで消費電力を大幅に削減し、航続距離を伸長することに貢献している。
高電圧バッテリー
EQSのリチウムイオンバッテリーは118.0kWhの大容量になり、6.0kW*14までの交流普通充電と、直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。
*14: 日本における使用で想定される200V・30A充電の場合
安心のEVカーライフと充電サービス「Mercedes me Charge」
初めて電気自動車の保有を検討する顧客の不安を一掃する、安心のプログラムを揃えた。
1) 新車購入から5年間または10万kmのいずれか早いほうまで、一般保証修理/ 定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラム「EQケア」が適用に。高電圧バッテリーは10年または25万km以内で、サービス工場の診断機により高電圧バッテリー 残容量が70%に満たないと診断された場合の保証を付帯。
2) 納車時に車載される専用の充電カード*16を使用し、全国にある約21,870口*17の提携充電器を利用可能。申込から1年間は月額基本料金及び充電料金が無料。
*16: 別途お申込みが必要となる。
*17: 出典:株式会社e-Mobility Power WEBサイト(2024年10月末時点)
テレマティクスサービス「Mercedes-Benzデジタルプロダクト」
(旧 Mercedes me connect)
自動車が通信することにより顧客の利便性を向上する、先進的なテレマティクス サービス「Mercedes-Benzデジタルプロダクト」は、「安心・安全」と「快適」の側面から顧客のカーライフをサポート。
「3年間無料、以降7年間自動で継続されるサービス」
・24時間緊急通報サービス*18:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡。
・24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、meボタンを押すとツーリングサポートセンターにつながる。
・リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、バッテリー残量、平均電費等の状態をアプリ等で確認可能。
:Send2Car:スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定可能。
*18: 別途ボッシュサービスソリューションズとの契約が必要です。
「3年間無料のサービス (有料で継続可)」
・主要音楽ストリーミング配信サービス(オンラインミュージック)
・リモートウインドウ&サンルーフコントロール:スマートフォンの操作で ウインドウやスライディングルーフの開閉が可能。
・リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、アンロックが可能。
・駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示。
・オフストリートパーキング(オンライン駐車場情報):駐車場の場所だけではなく空車情報もオンラインでナビゲーション地図上に表示。ラインアップ メーカー希望小売価格(消費税込)は以下の通り。
※記載の仕様およびメーカー希望小売価格は、発表日時点の内容。
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みんなのコメント
現行型なのにお気の毒なこって。
買えないけどね。