【MotoGP】グレシーニ、マルケス加入後にチーム体制を一部明かす。担当クルーチーフには、ミルと共にMotoGPを制した凄腕エンジニアが就任予定

　マルク・マルケスが2024年シーズンから加入することになったグレシーニは、来季のマルケスのクルーチーフを、現在ファビオ・ディ・ジャンアントニオを担当するフランチェスコ・カルチェディがつくことになると明かした。

　MotoGP日本GP終了後にホンダとの契約が早期に終了することが発表されたマルケスは、10月12日に2024年はグレシーニに加入することが明らかになった。グレシーニとマルケスの契約は1年間となっており、さらにマルケスは長年連れ添ったクルーチーフを帯同できない条件での移籍となった。

　そんなグレシーニは13日、マルケス加入後のチーム体制の一部を公表した。

　グレシーニでマルケスのクルーチーフを務めることになるのはフランチェスコ・カルチェディ。現在はファビオ・ディ・ジャンアントニオを担当しており、2020年にはスズキで、同年のタイトルを獲得したジョアン・ミルと仕事をしていた人物だ。またマルケスは移籍に伴い、ホンダから1名だけメカニックを帯同できることも判明した。

　グレシーニのスポーツディレクターを務めるミケーレ・マシーニは、この件について次のように語った。

「フランチェスコ・カルチェディが彼（マルケス）の来シーズンのクルーチーフを務めることになる」

「我々はチームの構造について今も話し合っているところだ。さらに強力なチームになることは間違いないだろう」

　またマシーニは、シーズン終了直後に行なわれるポストシーズンテストにマルケスが参加できるよう詳細をホンダと詰めているところであり、上手くいくことを期待していると語った。