FIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに、LMH規定の新車『007 LMH』を開発して参戦する予定のグリッケンハウス。2月25日から26日にヴァレルンガ・サーキットでシェイクダウンを終えた彼らだが、4月4日にポルトガルで行なわれる予定のWEC開幕戦にはエントリーしないようだ。
マシンを組み上げていく段階からSNSでその状況を伝えていた彼らは、マシンを組み上げてから数時間後に走行を行なった。
■フェラーリ、2023年からWEC&ル・マン24時間参戦へ。自社製ハイパーカーを製造
チームの当初の計画では、3月にアメリカのセブリングで行なわれる予定だったWEC開幕戦はスキップし、このマシンを設計・開発しているイタリアの拠点であるポディウム・アドバンスト・テクノロジーズの近くでのヨーロッパでのテストに集中する予定だとしていた。
しかしコロナ禍の影響で、WEC開幕戦がポルトガルのアルガルヴェ・サーキットでの実施に変更になったことで、グリッケンハウスは計画を変更。開幕戦に参戦する意思を表明していた。
ところが、26日に発表された開幕戦のエントリーリストにはグリッケンハウスの記載はなかったのだ。
3月中旬のホモロゲーション期限に先立ち、グリッケンハウスは2月初旬に初走行を行なう予定だったが、2月末にまでそれがズレ込んだことが開幕戦欠場の一因だろう。
チームは今後、モンツアでの高速テストやヴァレルンガでさらに2日間テストを行なった後、アラゴンで30時間の耐久テストを経た上で、5月1日に予定されているWEC第2戦スパ6時間レースでのWECデビューを目指すという。
ル・マン24時間レースで2度総合優勝した経験を持つロマン・デュマは、007 LMHの初走行について「かなりポジティブなものだった」とコメントしている。
グリッケンハウスの代わりというわけではないが、コルベットのC8.RがWEC開幕戦のLM-GTE Proクラスに参戦するようだ。ドライバーはオリバー・ギャビンとアントニオ・ガルシアが務めるという。
昨年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でデビューした最新世代のC8.Rは、昨年2月にはオースティンで行なわれたWECにも参戦した。例年、ル・マン24時間レースに参戦してきたコルベットだが、2020年のル・マンはコロナ禍の影響もあって参戦をスキップしていた。
IMSAはコロナ禍も踏まえたスケジュール変更の結果、3月のセブリング12時間レース及び、ル・マン24時間レースの2週間後に開催されるワトキンスグレン6時間レースでGTLMクラスのレースを行なわないことを決めている。
そのため、コルベットはそのままWECスパやル・マン24時間レースにも参戦する可能性が高いと思われる。
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