アストンマーティンは12月1日、V型12気筒エンジンを搭載するニューモデルの登場を予告。『アストンマーティンV12バンテージ』が2022年に復活することをアナウンスした。
2021年よりモータースポーツの最高峰F1に復帰したアストンマーティン。100年以上の歴史を持つイギリスの高級スポーツカーブランドは現在、『DB11』と『DBSスーパーレッジェーラ』、さらに市販ハイパーカー『ヴァルキリー』の計3シリーズでV12エンジン搭載モデルを扱っているが、ここに『V12バンテージ』の名が復活し、ラインアップに加わることになった。
公道走行可能なF1マシン『アストンマーティン・ヴァルキリー』最初のカスタマカーが完成
ニュルブルクリンク24時間レースや北米のIMSAシリーズ、日本のスーパー耐久シリーズなどを戦うFIA GT3カーおよびGT4カー、WEC世界耐久選手権に参戦しているGTEカーのベース車であり、F1のセーフティカーにも採用されている現行型バンテージは、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しており、12気筒エンジンのパッケージは存在しない。そのため、V12搭載モデルの歴史は先代で途切れている状況だ。
そんななかイギリス、ゲイドンに本拠を置くアストンマーティンが、歴史的な名を現代に蘇らせる。1913年に設立されたメーカーによれば、V12バンテージの新たな歴史を作るクルマは2022年に復活するという。
なお、それは単なるリミテッド・エディションではなく、“ファイナル・エディション”として登場するとのことだ。この発表に合わせて公開されたティザー映像では、V12エンジンが放つ咆哮を確認することができる。
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