8000rpmまで回る3.0リッターV6ターボを新開発
マセラティは2020年7月1日に、次世代スーパースポーツ「MC20」に搭載する内製エンジンの詳細を発表した。「Nettuno(ネットゥーノ)」と名付けられた3.0リッターV6ターボエンジンは、開発から組み上げまですべてを内製で実施する自社ユニット。最高出力630ps/7500rpm、最大トルク730Nm/3000~5500rpmを発生するという。レヴリミットは8000rpm。
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「ネットゥーノ」ユニットは、2020年9月に発表予定の次世代スーパースポーツMC20にまずは搭載。その後、新世代マセラティファミリーへと順次展開していく。ちなみにNettunoは海神ネプチューンを意味するイタリア語だ。
プレチャンバー+ドライサンプ方式を採用
バンク角90度のV型6気筒アーキテクチャーを基本に、電動ウェイストゲートを設けたターボチャージャーをはじめ、ドライサンプ方式、可変バルブタイミング機構を採用した。圧縮比は11:1で、ボア径88mm×ストローク長82mm。
新世代エンジンに求められる高い効率性を実現するべく、マセラティは燃焼技術に注力。F1テクノロジーを応用し、ツインプラグを配したプレチャンバー(副燃焼室)燃料システムを取り入れている。
筒内噴射とポート噴射の併用で高効率化
直噴、及びポート噴射のツインインジェクションシステムも搭載した。最大噴射圧350barの燃料供給システム(ポート側は6bar)が効率的な燃焼を実現。1-6-3-4-2-5の順番で点火する。
エンジン単体寸法は全幅1000×全高650×全長600mmで、重量は220kg未満に抑えたという。排ガス基準は欧州の「EU6D」、米国「ULEV 70」、中国「China 6B」に対応済。
モデナで開発し、モデナで組み上げる
新型エンジンはマセラティのイノベーション ラボ(Via Emilia Ovest)、及び旧マセラティ コルセの拠点に設置したワークショップ(Via Delle Nazioni)、マセラティ本社に隣接するエンジン ハブ(Viale Ciro Menotti)と、すべてホームグラウンドであるモデナにある施設で開発された。組み上げはエンジン ハブを擁するモデナ工場で行なうという。
100%メイド・イン・モデナの最新エンジンは、伝統的な90度V6にF1由来の効率化技術を適用した意欲的なユニットだった。搭載第一弾となるMC20で、マセラティはモータースポーツフィールドへ復帰することも公言している。MC20の全貌は2020年9月9~10日にモデナで開催するイベント「MMXX:The time to be audacious(大胆になるべき時がやってきた)」で初披露される。
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みんなのコメント
昔のギブリ時代のV6ツインターボは、子供ながらに機能美を感じたけどなぁ。
でもこれはこれでなかなか…。
自社製エンジンに戻ってからのトラブル率が上がるかも不安。