IMSAによるレース後の追加の技術検査の結果、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963は、9月22日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦『バトル・オン・ザ・ブリック』での3位の地位を剥奪された。また、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティの40号車アキュラARX-06もペナルティを受けた。
6号車ポルシェを駆るマシュー・ジャミネとニック・タンディは、“ブリックヤード”での6時間のミシュラン・エンデュランス・カップ戦で、BMW MハイブリッドV8の2台に次ぐ3位でフィニッシュしていた。
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しかしIMSAは9月26日になって、6号車ポルシェと、ルイ・デレトラズ/ジョーダン・テイラー組の40号車のアキュラの2台が、GTPクラスの最後尾に移されたと発表した。
これらは、レース後に行われた追加の技術検査の結果である。IMSAはレースに参加した11台のGTP車両のうち、レースで優勝した24号車BMWを含む7台を押収していた。
この検査中に、6号車ポルシェの配線ハーネスがホモロゲーション外に改造されていたことが判明。一方の40号車アキュラでは、ブレーキダクト・システムのコンポーネントが、ホモロゲーション外に改造されていた、とIMSAの声明では述べられている。
この結果、2台の車両はそれぞれクラス10位と11位に降格し、ポルシェとアキュラはそれぞれ1万米ドルの罰金を科せられた。
このペナルティに対するポルシェからの声明には、次のように記されている。
「PPMの6号車エントリーのレース後の追加検査中に、IMSAテクニカルスタッフによって、ホモロゲーション書類との技術的な若干の相違が確認された」
「この技術的な相違はパフォーマンス上の利点につながるものではなかった。IMSAは6号車にペナルティを適用し、クラス最後尾へと回ったことで、3位のフィニッシュ・ポジションを失った。ポルシェはこの決定に注意を払っている」
この6号車ポルシェに対するペナルティは、GTPのチャンピオンシップ争いにおいてとりわけ重大な意味を持つ。
当初、インディアナポリスで3位に入ったことで、ジャミネとタンディはポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのチームメイトであり、ランキング首位に立つ7号車のデイン・キャメロン/フェリペ・ナッセとの差をわずか14ポイントにまで縮めていた。
しかしペナルティが適用されたことで、ポイント差は124へと拡大し、来月のシーズン最終戦となるモチュール・プチ・ル・マンに向けて、キャメロンとナッセのアドバンテージは大幅に拡大することになる。
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