12月6日(水)よりアメリカ、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでスタートしたIMSA公認テスト。このテストで『アキュラARX-06』を初ドライブしたジェンソン・バトンは、デビュー2年目のLMDhマシンの「運転が楽しい」と語った。
2024年1月に同地で行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦『デイトナ24時間レース』に向けたテストは、6日(水)から9日(土)までの4日間かけて実施される。バトンがデイトナデビューのために合流しているウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ(WTRアンドレッティ)のプロトタイプチームは、この内の前半2日間で『アキュラARX-06』の10号車と40号車を走らせる。
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来季2024年に新たにデビューする2台めのアキュラを、ジョーダン・テイラー、ルイ・デレトラズ、コルトン・ハータとシェアする2009年のF1ワールドチャンピオンは、テスト初日から40号車に乗り込むと今季最終戦プチ・ル・マンに『ポルシェ963』で参戦した後、初めてアキュラLMDhマシンをドライブした。
走行後、彼は「いい感じだった」とARX-06の印象を語った。
「いつも少し時間が掛かるんだ。このトラックはガレージ56のマシン(シボレー・カマロZL1)でしか走ったことがないから、(感覚の違いに)ちょっとショックを受けた」
「慣れるまでは時間が掛かったけど、クルマを理解すれば、まだ完全には理解できていないけれど運転するのは楽しいよ」
「本当に快適に感じるためにやるべきことはたくさんある。スイッチの多さについてはいつも話しているよ。僕としてはただ乗って走りたかっただけで、それが今日やったことだ。いくつかの調整はしたけどね」
「異なるドライバーと仕事をするのは、彼らからのフィードバックが得られるし、彼らのドライビングスタイルを理解できるから、いつも興味深い。僕たちはみんな少し違うからね」
「彼らのコメントがとても似ていると聞いて嬉しく思っている。それはいいことだ。僕らはみな似たようなフィーリングを持っているし、クルマをどこに持っていくべきかをよく理解している」
43歳のベテランドライバーは、デイトナまでに解決すべき課題は山積みであると述べた。
「本当に楽しいよ。つねに改善すべき点がいくつかあるんだ。充分な時間があることを願っている」とバトン。
「長い距離を走れたのは良かったけど、まだまだ課題はたくさんある。とはいえ、マシンのフィーリングは良いし、このクルマを改善するためにみんなと一緒に働くのを楽しみにしている」
「これは僕にとっては素晴らしいチャンスだ。ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティのようなチームと一緒にロレックス24時間レースをするのは特別なことだからね」
「とても光栄に思っているし、チームのためにできる最高の仕事をするつもりだ」
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