ル・マン・バーチャル・シリーズの最終戦、ル・マン・バーチャル24時間レースが、1月15日(土)~16日(日)にかけて開催され、70号車リアルチーム・ハイドロジェン・レッドライン(フェリペ・ドルゴビッチ/オリバー・ローランド/ジェフリー・リートベルト/ミハエル・スミドル組)が優勝を飾った。
このレースには世界中から合計200人ものレーシングドライバー、シムレーサーが参加し、50台のグリッドを形成。LMP2車両とGTE車両が混在する、現実さながらの24時間レースを展開した。
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予選では、リートベルトが最速タイムをマークし、70号車がポールポジションを獲得。わずか1000分の2秒差で、2021年のF1チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペン擁する123号車チーム・レッドラインが続くという、しびれる展開となった。
F2で活躍するドルゴビッチがステアリングを握る70号車が隊列を率いて、レースがスタート。しかし、123号車のフェルスタッペンがいきなり襲いかかり、ダンロップシケインの立ち上がりで首位を奪った。
そこに、4番手スタートの28号車ベローチェ・Eスポーツのジェームス・ボールドウィンが接近。レース序盤の6時間は、レッドライン対ベローチェという構図で進んでいった。
シムレースならではの、ハードウェアトラブルに見舞われてリタイアするチームもあった他、クラッシュも時折発生した。
F1 Esportsで2度の世界チャンピオンに輝いたヤルノ・オプメール擁するメルセデスAMGペトロナスは、ダニエル・ジュンカデラがフォード・シケインへのブレーキングの際にシフトダウンのタイミングを誤り、エンジンがオーバーレブ。3時間経過時点でリタイアとなった。
ロマン・グロージャンのチームである8号車R8G Eスポーツも、ミュルサンヌ・ストレートでウイリアムズEスポーツ22号車と接触し、リヤからウォールに接触。リヤウイングを失った上、ドライブスルーペナルティを受けた。
レース開始から7時間以上が経過し、日が沈み始めた頃、123号車が優位な状況を築いていたが、フェルスタッペンがドライブしていた際にまさかの事態が起こった。
他のマシンの影響で苦しいラインとなったことで、フォードシケインの縁石に乗り上げてしまったフェルスタッペンは、スピンしてバリアに激突。左側のタイヤ2輪を失うダメージを受け、リタイアを余儀なくされた。
これで一気にトップに踊り出たのがポールシッターの70号車。一時は28号車に追い上げられる場面もあったが、結局首位を譲ること無く、チェッカーを受けた。
28号車はピットレーンで他車と接触してドライブスルーペナルティを受けると、残り3時間弱のところで燃料切れによるリタイアを喫した。
GTEクラスも負けず劣らずの激戦が繰り広げられたが、ケビン・シギー、ルディ・ヴァン・ビューレン、ロレンツォ・コロンボ、エンツォ・ボニートが駆る71号車BMWチーム・レッドラインが優勝を果たした。
賞金総額約2800万円を懸けたル・マン・バーチャルシリーズのチャンピオンは、両クラスとも今回のウイナーが獲得している。
2021年1月までWECのCEOを務め、現在はバーチャル・ル・マン24時間レースのエグゼクティブ・プロデューサーであるジェラール・ヌヴーは次のように語った。
「我々はこのイベントにとても満足している。116台のシミュレーターを28ヵ国に24時間配置し、同じサーバーに接続して、50台のマシンが長いレースの間、技術的な障害もなかった」
「来年の第3回バーチャル・ル・マン24時間に向けて、我々は今からアポイントをとっていく」
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