鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦。GT300クラスを制した7号車Studie BMW M4の荒聖治と柳田真孝が、優勝記者会見でセッションを振り返った。
7号車Studie BMW M4
荒聖治
「こういう状況なので手放しで喜べない気持ちではありますが、自分のスティントは作戦通りに進められて、良いペースで走行できたと思います。GT300の戦略は最初の方にピットインしたドライバーが上位にくるレース展開になったと思いますが、その戦略はミシュランタイヤ、M4 GT3のパフォーマンスがなければ実現できなかったので、チームに感謝しています」
■スーパーGT鈴鹿戦で大クラッシュの23号車松田次生「大きな外傷は無し」とチームが報告
「また次もこのコンビで乗ります。前回の富士で不足している部分も見えたので、次のレースに向けてはしっかりと準備して挑みたいです」
柳田真孝
「(松田)次生選手がヘリで運ばれている状況はとても心配です。同年代で一緒にやってきたドライバーですから。優勝に関しては嬉しいです。荒さんともKONDO RACINGで一緒に表彰台に乗った仲なので、一緒に表彰台に乗れて嬉しいです」
「レース展開としては作戦がうまくいきました。早めに1回目の給油義務を終え、次に荒さんから僕に代わった際のピット作業も速かったです。52号車(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)は作業ミスがあったようでそこで前に行けたのと、2号車(muta Racing GR86 GT)もウォームアップがきつそうだったので、ウォームアップが強いミシュランタイヤにも助けられて、彼らのアウトラップで抜くことができました。その後は2号車や52号車に抜かれてしまうかなと思いましたが、BMWはストレートが速かったので、コーナーさえ抑えればという状況で、1位をキープすることができていました」
「次のレースまではインターバルが空きますが、僕自身課題もあるので、チームの皆さんともっと良くしていって、準備をしたいです。今週末は台風で大変だったかと思いますが、家族連れやたくさんのお客さんがきてくれて、こうやって国内のモータースポーツが盛り上がっているのは嬉しいですし、その中で走れることも嬉しいです。僕は次のレースがおそらく今年最後のレースになると思うので、楽しんで、また荒さんと表彰台争いがしたいです」
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