F1アメリカGP後、フェラーリ代表マッティア・ビノットが、レッドブル・レーシング側の言動についてクリスチャン・ホーナー代表に直接抗議を行ったと報じられている。レッドブルは、FIAに対して技術規則について問い合わせを行ったが、それはフェラーリのシステムを念頭に置いての行動であると考えられている。また、決勝後にはマックス・フェルスタッペンがフェラーリが不正を行ってきたと示唆する発言を行った。
レッドブルがFIAに対して燃料流量に関する規則の明確化を求め、FIAはそれを受けて、アメリカGPの土曜朝に技術指令書を発行した。レッドブルはフェラーリが違反を犯している可能性があるとの考えのもとに問い合わせを行ったと考えられており、FIAは指摘された行為は違反であるとの説明を行った。
F1 Topic:技術指令書がフェラーリ失速の原因とするのはまだ早計。トップ3チームの各セクター最高速を比較
サマーブレイク後に他を圧倒する速さを発揮してきたフェラーリだが、アメリカGP予選ではポールポジションに届かず、決勝ではセバスチャン・ベッテルがトラブルでリタイア、シャルル・ルクレールはトップから大差の4位に終わった。
FIAのレース後記者会見で、フェラーリがアメリカで精彩を欠いたことに驚いたかと聞かれたフェルスタッペンは、「驚かないね。全然驚かない。あの書類が出た後だからね。それがすべてを物語っている」とコメントした。
さらにオランダのテレビ番組Ziggo Sportに対しては「不正をやめたらああなる」と発言した。
フェルスタッペンのこの発言に関し、ビノット代表はメディアに対して不快感を示していたが、実際にレッドブルに抗議に出向いたとも伝えられている。
スペインのMotorlatは、レース直後にビノットがホーナーのもとを訪れた場面を目撃したと報じた。ふたりの雰囲気は緊迫していたという。
Motorlatのヤクベク・ロペス記者は、レース後、レッドブルのホスピタリティの外に立っていたところ、ビノットが登場、ホーナーがメディアとの話を終えるのを待って、ホスピタリティに入っていったと伝えている。ビノットはホーナーに対して不満を訴えており、ロペス記者には法的措置に関し警告する言葉が聞こえたということだ。
■「フェラーリはやましいことは一切していない」とビノットは強調
このところライバルたちがフェラーリのパワーユニット関連にレギュレーション違反があるのではないかとの疑いの目を向けていることについて、ビノットはオースティンで次のように語っていた。
「こういったうわさには腹立たしい思いをしている。過去にパワーユニットにおいて大きなアドバンテージを得たマニュファクチャラーがいたとき、我々フェラーリがしたことは、単純に自分たちのパッケージを改善するために努力することだった。我々はライバルが不正を行ったと非難したことはない」
「現時点でコーナーではライバルたちの方が速いが、我々はそれを不正によるものだと非難したりしない。彼らが自分の仕事に集中し、自分自身のマシンを改善することに集中してくれればありがたい」
「我々は自分たちがしていることを正確に理解しているので、何も心配していない。我々はレギュレーションに則って行動している。FIAは毎戦パッケージをチェックしている。入手可能なすべてのデータを検査しているのだ」
「FIAが、我々のパッケージは合法であり、不正を行ってはいないと、皆に対して明確にしてくれるだろう」
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