まるで初代スーパーカブな新カラー?反響は?
1958年に販売開始された初代を思わせるようなカラーリングが施されたホンダ「スーパーカブ C125」が2024年3月に販売されました。
【画像】レトロ色がカッコいい! ホンダ「スーパーカブC125」を写真で見る(15枚)
登場した際にはそのボディカラーが話題になりましたが、発売から半年経った現在はどのような声が寄せられているのでしょうか。
スーパーカブは世界でもっとも販売されたバイクとしても知られており、累計生産台数は1億1000万台超、その歴史は約75年前にまで遡ります。
1958年に「スーパーカブ C100」が発売されました。
スーパーカブ C100は耐久性が高く、低燃費と扱いやすさに優れており、乗り降りしやすい低床バックボーンタイプのフレームや自動遠心式クラッチ付き3段変速の採用。
カラーリングは白と青のスタイリッシュなボディに、アクセントとして赤のシートが目立ちます。
初代スーパーカブを輸出開始してから3年で世界累計生産台数100万台を突破し、60年以上たった現在では世界14か国で生産されており、国内外問わず人気を博しています。
そんなカブシリーズのうちのひとつであるスーパーカブC125は、2018年9月に販売開始されたモデルです。
ボディサイズは全長1915mm×全幅720mm×全高1000mmとなっており、スーパーカブシリーズの中では全長が長く、全高がやや低いバイクとなっています。
当車両は歴代のスーパーカブシリーズの特徴的なデザインである、レッグシールドからリアフェンダーにまで曲面で構成されたシルエットを引き継いでいます。
さらに初代モデルのスーパーカブ C100を彷彿させる「鳥が翼を広げたような形のハンドル」からフロントフォークまでを一体とした「ユニットステア」を採用。
これにより、普遍的で気品のあるスタイリングを獲得しています。
多くの店舗で完売となるほど人気
車体は、スーパーカブ110をベースに、部品の剛性を赤めることで125ccエンジンの動力性能に対応した、安心感のある車体挙動を実現。
足回りには、前後サスペンションのストローク量を最適化することで快適性を高めることに寄与しています。
さらにフロントブレーキのロックを抑制し、制動時の安心感に寄与する1チャンネルABSを標準装備しています。
エンジンは、扱いやすく燃費に優れた空冷4ストローク・OHC123cc単気筒エンジンを搭載。
プレミアム感のあるエンジン外観を演出するとともに、各部の最適化を測ることで、静音性に優れ、変則ショックの少ないスムーズな変速フィーリングを実現しています。
また、2024年3月に既存のカラーリングである、マットアクシスグレーメタリックやシートをブラウンに変更されたパールネビュラレッドに加えてパールボスポラスブルーを設定。
海のように澄んだ青に白を合わせた、都会的な色合いに赤いシートのアクセントという見た目は初代スーパーカブC100を思わせるカラーリングとなっています。
そんな初代を思わせるボディカラーを手に入れたスーパーカブC125ですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
首都圏のホンダバイク販売店は以下のように話します。
「スーパーカブC125は現在完売しています。もし、購入する場合はメーカーからの取り寄せという形になるため、納期は1か月程度になります。
実際に購入された方の中には、『初代スーパーカブみたいなカラーに魅かれた』というお客様が多くいらっしゃいました。
一方で原価の高騰や円安により価格が上がったのですが、カラーリングのみの変更にも関わらず値段が1万円上がったという点に疑問を持つ声も少なからずありました」
中京圏のホンダバイク販売店は次のように語りました。
「新たなカラーリングが採用されたスーパーカブC125ですが、とりわけ人気というわけでも不人気というわけでもありません。
ただし、ユーザーの方々からは『初代を思わせるカラーリングにロマンを感じる』や『いい色だと思う』という声を頂きました。
そこまで多くの仕入れたわけではないということもあるのですが、当店で取り扱っていたスーパーカブC125は3か月ほど前に完売しています」
※ ※ ※
他にも何店舗か問い合わせたところ、多くの店舗で新カラーのスーパーカブC125は品切れとなっていました。
このことからも初代風のボディカラーを手にしたスーパーカブC125は半年経った現在でも人気であることが伺えます。
販売価格は45万1000円(消費税込み)となっています。
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