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近づきすぎ注意の警告機能まである! 後ろにつくとついつい追尾したくなる「テールランプ」のクルマ4選

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近づきすぎ注意の警告機能まである! 後ろにつくとついつい追尾したくなる「テールランプ」のクルマ4選

 この記事をまとめると

■テールランプが印象的なクルマを紹介

後続車からは「見えにくい」との声! 新型ハリアーの「リヤウインカー」位置が「低い」ワケ

■ただ光るだけでなく、後続車に接近しすぎ等の合図を伝える機能を装備したモデルもある

■テールランプに最新技術を惜しみなく投入しているケースも増えつつある

 後ろ姿が印象的すぎて忘れられない!

 人もクルマも、顔と同じくらい後ろ姿に気を遣うことが大事だと言われますね。面と向かってジロジロとその人を観察することはなかなか難しいですが、人は後ろに目がないので、本人に気づかれずにじっと観察することができてしまうのが、後ろ姿。「メイクはバッチリなのに、髪の毛先がパサパサだな」なんて、ついつい欠点が気になってしまうこともあるし、抜群のスタイルに好感度が爆上がりすることもある、とても重要なポイントかもしれません。

 クルマの場合は、フロントマスクよりもむしろ、後ろ姿に惹かれたり、抜き去られたときに鮮烈に印象に残るシーンさえあります。今回は、そんなときに1度見たら忘れられないくらい、個性的なテールランプを持つクルマたちをご紹介したいと思います。

 1台目は、最先端の技術を採用しつつ、デザインとしても前衛的で衝撃を受けるほどなのが、アウディA8。このクルマ、昼間見ても美しいテールランプなのですが、闇夜に見るとその美しさは格別です。

 というのも、A8に採用されているのは厚さ1mm未満だという有機ELパネル。片側に4枚が配されており、1枚がふたつに区切られていて、施錠・解錠に合わせて点灯するほか、走行モードでダイナミックを選択すると点灯パターンが変わる演出があります。これも、微細な3次元のセグメントに分割できる有機ELだから可能になったこと。

 アウディではこの有機EL採用のテールランプはTT RSクーペ/ロードスターのオプションとして初めて登場しましたが、そこから年々進化し、ついに2022年モデルのA8では、停車時に後続車が2m以内に近づくと、すべての有機ELを点灯させることで車間距離の確保を警告することもできるようになっています。

 2台目は、1996年に日本発売と少し昔のモデルになりますが、いま見ても個性的だなと感じるのが、アルファロメオGTV/スパイダー。伝統の名前を受け継いだ、2+2シーターのスポーツクーペ/カブリオレです。

 このデザインは、イタリアを代表するカロッツェリア「ピニンファリーナ」に在籍していた、エンリコ・フミア氏によるもので、フミア氏がデザインに参画したクルマといえば、ランチアY(イプシロン)、アルファロメオ164など、ちょっと奇抜なデザインのクルマばかり。このGTV/スパイダーも、一見するとエモーショナルなスタイルに思えるのですが、小さな丸目ヘッドライトと斬新な彫り込みをもつキャラクターラインの大胆さなど、相反する要素を1台に盛り込んだデザインで、とくに太く左右を貫く直線的なテールランプの個性的なデザインは注目を集めたものでした。

 赤いボディカラーを選んだりすると、テールランプの存在感はゼロに近く、そうしたところも斬新です。

 メーカーのアイコン的役割も担っている

 3台目は、地を這うように低くワイドなシルエットで迫ってくるランボルギーニ・ウラカン。最新モデルであるウラカンテクニカは、最高出力640馬力、最大トルク565Nmの強大なパワーを持つ5.2リッターV10自然吸気エンジン搭載で、0-100km/h加速は3.2秒。バックミラーに小さく見えてきたなと思ったら、あっという間に追い抜かれてしまうことも度々ですよね。

 そんなときに鮮烈に目に焼き付けられるウラカンのテールランプは、「Y」の字が印象的。これはランボルギーニのデザインによく使われるモチーフで、たとえばウラカンテクニカでは、エアカーテンが組み込まれているバンパーにもこのモチーフがあります。テールランプはすっきりとシンプルなY字にもかかわらず、美しい発色で周囲を魅了。

 ランボルギーニとマサチューセッツ工科大学が共同で開発・製造し、2017年に初公開された電動スーパーカー、テルツォ・ミッレニオにも採用されていました。ランボルギーニ初のBEVは2028年に登場予定とされていますが、そこにもこのモチーフが継承されていくのか、楽しみですね。

 4台目は、量産車としては世界で初めて有機ELのテールランプを採用したBMW M4 GTS。このモデルは2017年の東京モーターショーに出展されており、初めて見る別次元の美しさ、繊細さを持つテールランプに釘付けになったものでした。

 近くで見ると、小さな花びらのような有機ELパネルが何層にも重なり合い、まるでアート作品のように感動的。当時の出展車のテールランプは試作品で、なんと0.2mmの薄さだったというから、なおさら衝撃的でした。その後、市販車には1.4mmの薄さで採用されており、光る前から「タダ者じゃない感」を放っています。

 有機ELはLEDとちがって自発光で面全体が均一に光ることや、自由に曲面がデザインできること、広い角度で光ることなどが特徴。そうした特徴を活かしたテールランプが今後、少しずつ増えていくのかもしれません。

 ということで、いつまでも眺めていたくなるようなテールランプや、事故防止にもさらに貢献するテールランプなど、これからの進化にもぜひ注目してほしいと思います。

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みんなのコメント

33件
  • やはり歴代スカイラインの丸目4灯
  • 一文字テールランプは割とセンスが無いというか、手抜きに思える
    LXなんか1800万の後ろ姿じゃないぞアレ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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