「大丈夫、ワークマンがある」
―― 【テスター:大屋雄一】およそ4年前に『ヤングマシン』本誌で初めてテストして以来、個人的にもワークマンのPB製品をいくつも購入し、進化の過程をつぶさに見てきたモーターサイクルジャーナリスト。好きが高じて’19年よりワークマン公式アンバサダーに就任した。
ワークマン快適サマーコーディネート#3:反射&蓄光プリントでライダーの存在をアピール
信号待ちや渋滞の多い場面で大活躍
今や真夏の作業着として市民権を得た空調ウエア。実は10年以上前にホンダをはじめ数社が2輪用を発売したが、いつの間にやら消えてしまった。走行中はメッシュジャケットの方が圧倒的に涼しい、というのがその理由だ。
今季、これにあえて挑戦したワークマン。ライディングに特化させたというアウターは、走行時の涼しさとのバランスを考慮してベストタイプを選択し、以前紹介したメッシュジャケットとのコーディネートを推奨。新作の大容量バッテリーと高効率ファン(別売り)を組み合わせると、これがかつての2輪用空調ウエアよりも断然涼しいのだ。都心では信号待ちが長いので、これは大きなアドバンテージとなろう。吸汗速乾性に優れたシャツとの組み合わせもアリだ。
―― 組み合わせ例:(左)ライディングメッシュジャケット、(右)ストレッチ長袖シャツ[ともにフィールドコア]
ベスト+ファン+バッテリー=1万5780円
バッテリーは衝撃を緩和するラバーガード付き。出力切り替えは4段階で、最強で約5時間、最弱で24時間以上の連続稼働が可能だ。ファンは昨年よりも風量を30%アップした新作で、異物の吸い込みを軽減するファンカバーは別売りでも用意する。ベストは肩とポケット口をコーデュラでしつらえ、左胸にはデイジーチェーンも。背中の大きなタンデムポケットに本体の全てが収納できるポケッタブル仕様だ。
◆コーデュラユーロ ベスト[3900円]
―― (左)エリには大きなフードが内蔵されており、ヘルメットの上に被せると首元まで涼しい。視界を妨げないサイズに設計されている点にも注目。(右)バッテリーは内ポケットに収納する仕組み。電源のオンオフや出力調整は本体のボタンで行うので、外ポケットに収納できればより便利だ。
◆バッテリー10Vセット[7980円]
―― バッテリー10Vセット[ウインドコア]●色:ブラック ホワイト グリーン ●付属:ACアダプター 専用ケース ●電圧:4段階調節(10/8/7/5V) ●質量:約260g ●充電時間:約5時間 ●価格:7980円
◆ファン/ケーブル/ファンカバー(2枚)セット[3900円]
―― ファン/ケーブル/ファンカバー(2枚)セット[ウインドコア]●色:ブラック ホワイト グリーン ●価格:3900円
エアロガード ストレッチ長袖シャツ[1900円]虫が嫌う生地採用&吸汗速乾性もあり
ユニチカトレーディングが開発した防虫加工生地を使用。袖のロールアップ機能や背中の大型ベンチレーション、UVカット、リフレクターなど実に多機能。同コンセプトのジャンパーやカーゴパンツも。
―― エアロガード ストレッチ長袖シャツ[フィールドコア]●色:ブルーグレー ダークグリーン ミストイエロー シャインレッド ●サイズ:M L LL 3L ●素材:ポリエステル67% 綿33% ●価格:1900円
クールシールドネオ クールキャップ[499円]接触冷感&吸汗速乾インナー
頭部の汗を効果的に吸収してくれる水泳帽タイプのインナーキャップ。接触冷感タイプの生地を使用しており、センターはメッシュなのでヘルメットのベンチレーション効果を妨げない。
―― クールシールドネオ クールキャップ[グラテックス]●色:クロガラ シロガラ クロ ●サイズ:フリー ●素材:本体=ポリエステル90% ポリウレタン10%、メッシュ部分=ポリエステル85% ポリウレタン15% ●価格:499円
●文:大屋雄一 ●写真:山内潤也 ●取材協力:ワークマン
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みんなのコメント
価格安くても実際は使えない品物が多いのも事実なので。
例:ポケットが小さすぎて長財布入れると切れる。グローブの操作性の悪さ。ジャケット系だとプロテクターが入らない。あとデザインと色彩も。