9月8~10日、スーパーバイク世界選手権(SBK)の第9戦フランスラウンドがマニクール・サーキットで行われ、レース1とスーパーポール・レースはトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha Prometeon WorldSBK)、レース2はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducati)が優勝を飾った。
今大会から、ホンダ勢は新シャシーが投入されている。本来であれば、シーズン途中にシャシーの変更は許されていないが、コンセッションポイントが溜まったため、15トークンを使用して、使用の変更が認められ、今回から新しいものが使用されている。
土曜日のスーパーポールでは、ギャレット・ガーロフ(Bonovo Action BMW)がラップレコードを更新する1分35秒453をマークし、SBKでは初となるポールポジションを獲得した。2番手、3番手にはアルバロ・バウティスタとマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)が並んだ。先日、ヤマハに電撃移籍が発表されたジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)は、5番手で2列目からレース1に挑むことになった。
■レース1:ラズガットリオグルが激闘を制して優勝
レース1は気温32度、路面温度47度のドライコンディション。ウォームアップを終えたライダーたちが各グリッドに整列するも、テクニカルトラブルがあったため、仕切り直しとなった。1周減算の20周で再スタートが切られ、ポールシッターのガーロフが好スタートを切るが、イン側からバウティスタがトップに躍り出ると、すかさずリナルディも2番手に浮上する。
そして、ラズガットリオグルもガーロフを交わすと、さらにリナルディにも襲いかかる。また、レイはオープニングラップでガーロフに仕掛けるも、ややはらんでしまい、6番手まで順位を下げていた。
2周目になると、トップ4台がやや抜け出し、さらにラズガットリオグルが先頭を奪う。バウティスタは2番手から首位奪還を狙うが、その翌周のヘアピン立ち上がりでトップ集団から急遽離脱。マシントラブルかのように思われたが、すぐに再スタートを切った。しかし、最後尾の24番手までポジションを下げてしまうこととなった。
先頭集団では、ラズガットリオグルとリナルディの首位争いが激化。リナルディが一旦トップに立ち、隊列を従えていく。さらにその後方では、5周目にレイがガーロフとアレックス・ロウズ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)をパスして3番手に浮上し、表彰台圏内まで上がってきていた。
リナルディは少しずつペースを上げて、後方を引き離していくが、ラズガットリオグルも離されまいと喰らいつく。3番手のレイは、やや離れて後を追う展開となった。レース折り返し、序盤に最後尾まで順位を落としていたバウティスタが、猛烈な追い上げで16番手までポジションを回復させていた。
サイド・バイ・サイドの激しいトップ争いが繰り広げられるなか、残り7周でラズガットリオグルが先行。リナルディはショートカットする形で復帰するも、少し差が開いた。ラズガットリオグルは、残り5周になるとラストスパートをかけて逃げ始める。
そして、そのまま2番に大きくギャップを築いたラズガットリオグルがトップチェッカーを受け、今季5勝目を飾った。2位はリナルディ、3位にはレイが入った。また、バウティスタは終盤以降もみるみると前のライダーをパスしていき、最後尾から11位まで追い上げてフィニッシュした。
■レース2:バウティスが独走で今季19勝目
スーパーポール・レースは、オープニングラップでバウティスタとリナルディがワン・ツーに並ぶ。ドゥカティ勢が優勢かと思われたが、中盤にバウティスタがリナルディに追突する形で接触し、リナルディは戦線離脱。
それにより、ラズガットリオグルが勝利を飾った。2位でチェッカーを受けたバウティスタは、マシンにダメージを負っている様子も見られたが、そのまま走り切った。3位にはレイが食い込んだ。
レース2は気温34度、路面温度51度のドライコンディションで行われた。トップを奪ったのはバウティスタで、2番手にレイ、3番手にラズガットリオグル、4番手にペトルッチが続く展開となる。
レイがすぐさま仕掛けるが、バウティスタが譲らずトップを守り切る。しかし、レイも背後にぴたりとつけてオーバーテイクの様子を伺う。3周目には、トップ3台がやや抜け出す形となった。その後方では、ダニロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)とリナルディの4番手争いが繰り広げられる。
そして、4周目に5コーナーでスコット・レディング(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)とドミニク・エガーター(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)が転倒を喫し、マシンがコース上に残されていたため、赤旗中断となった。この転倒でレディングは再スタート後のレースでダブルロングラップペナルティが科されることになった。さらにその後、イケル・レクオーナ(Team HRC)も単独で転倒を喫したが、すぐに自走でピットに戻った後にマシンの修復が行われていた。
中断後は17周のクイックリスタートでレースは仕切り直し。転倒を喫したエガーターとルーカス・マヒアス(Kawasaki Puccetti Racing)が出走できず、レディングとレクオーナはマシンの修復を終えて、グリッドについた。リスタート後、再びバウティスタがトップを奪い、レイ、ラズガットリオグルが続いた。
ラズガットリオグルは早々にレイを仕留めて、2番手に浮上する。ふたりの攻防戦が繰り広げられるなか、トップのバウティスタはファステストをマークしながら、早くも独走体制を築いていく。また後方ではブラッドリー・レイ、そして5コーナーではファンデルマークが転倒を喫している。
トップを追うラズガットリオグルだが、レイもまた離されまいと食らいついていく。そして6周目にはレイが2番手に浮上するが、両者譲らずバトルが激化する。そんななか、トップのバウティスタは悠々と周回を重ねていく。
2番手争いの後方では、ロカテッリがリナルディを仕留めて4番手に浮上していた。さらに、リナルディがマシントラブルによりリタイアとなったため、ペトルッチが5番手にポジションを上げた。
残り6周で、再びラズガットリオグルがレイの前に出るが、レイもまた各コーナーで仕掛けていくも届かず。そして、首位独走のバウティスタがそのままトップチェッカーを受け、今季19勝目を飾った。2位は、ファイナルラップでややリードを広げたラズガットリオグル、3位にはレイが続いた。レイは4レース連続の3位となり、やや悔しさが残る結果となった。
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