F1ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンは、高速コーナーを多く備えているのと同時に全開区間も長いため、空力効率とダウンフォースのバランスが重要となるサーキットだ。
そのため、全チームが低ダウンフォース仕様のアップデートを持ち込んでおり、最低限のダウンフォースを確保しながらも空気抵抗を減らそうと努力している。
■オリンピックでF1マシンが走った日……2006年トリノ五輪開会式
特にマクラーレンとメルセデスはスパに最適化されたフロントウイングとリヤウイングに加え、新しいビームウイングを投入している。イギリスを拠点とする両チームはランキングでレッドブルに迫るべく、高速サーキットであるスパ・フランコルシャンでのパフォーマンス向上を図っているのだ。
メルセデスはフロントウイングのアッパーエレメントのコード長(翼弦長)を短くして全体の抵抗を減らし、リヤウイングを浅くすることでバランスをとっている。
リヤウイングは、フラップの先端で発生する渦をよりコントロールできるよう、先端が露出したデタッチド・エッジが引き続き使われているが、前面投影面積を減らすために取り付け角度がかなり浅くなっており、空気抵抗の低減に寄与している。
その他の変更はビームウイングに集中している。FIAに提出された技術資料によると、シングルエレメントのビームウイングの他、2エレメントのビームウイングでアッパーエレメントをローキャンバー仕様に変更したバージョンも用意している。
またメルセデスは新しいフロアエッジウイングも投入している。チームの説明によれば、これによりフロアフェンスの領域での圧力が低くなり、よりダウンフォースを引き出せるようになるという。
コックピット保護デバイスのヘイローは、フェアリング上部にウイングレットがない状態となっている。 メルセデスはさらにディフューザーもアップデート。アンダーボディを通る気流の加速を改善し、ダウンフォースの回復を早めると説明している。
マクラーレンのリヤウイングは角張った形状に
またマクラーレンも低ダウンフォース仕様のリヤウイングを投入している。このウイングはメインプレーンとエンドプレートの接続部がより角張った形状となっており、キャンバーを減らしたことで空気抵抗を削減している。
ビームウイングはシングルエレメントとなっており、リヤウイングと連動しDRSの効果を高めるよう設計されているという。ケメルストレートのDRSゾーンが75メートル短縮されたことで、DRSの効率もより重要となっているのだ。
またスパの要求に対応し、ブレーキダクトにもアップデートが施され、キャンバーなどが調整されている。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?