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アストンマーティン 特製「アロンソ・スペシャル」誕生!「ヴァリアント」は、軽量ボディに5.2L V12ツインターボを搭載した究極のエクストリームカーだ

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アストンマーティン 特製「アロンソ・スペシャル」誕生!「ヴァリアント」は、軽量ボディに5.2L V12ツインターボを搭載した究極のエクストリームカーだ

アストンマーティンは2024年6月26日(現地時間)、公道走行が可能なエクストリームカー「ヴァリアント」を発表した。フェルディナンド・アロンソの素敵なリクエストが生み出した特別な38台は果たして、どんなパフォーマンスの持ち主なのだろうか。

F1ドライバー、F・アロンソ「たっての希望」とは?
今回、アストンマーティンが発表した「ヴァリアント」は、サーキット走行に特化しながら公道走行を可能とした特別なエクストリームカーだ。このクルマはアストンマーティン社内の特注部門である「Q by Aston Martin」が手掛けたプロジェクトの最新作となる。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

ヴァリアントはアストンマーティンF1チームのドライバー、フェルナンド・アロンソからの、個人的な依頼から生まれたという。F1で23年間のキャリアを持ち、限界のドライビングへの情熱を盛っているアロンソは「アストンマーティン ヴァラーの軽量で過激なレースカー風バージョンを作って欲しい」とリクエストしたという。

この要望に対して、アストンマーティンのビスポーク部門であるQ by Aston Martinのスペシャリストたちが設計して作り上げた完全限定版のスペシャルモデルとしてヴァリアントが誕生した。

ヴァリアントは、究極のハイパーカーである「ヴァルキリー」、同ブランドで最もスポーツ性に重点を置いた「ヴァンテージ」、そのスピードモデルの兄弟である「ヴァンテージ GT3 レースカー」、そして近日発売予定のミッドエンジンスーパーカーである「ヴァルハラ」など、オンロードでもサーキットでも真のドライビングを提供するアストンマーティンの強力な系譜を引き継いでいる。

パワートレーンは745ps/753Nmを発生する5.2L V12ツインターボエンジンをフロントに搭載し、6速マニュアルトランスミッションを組み合わせる。

これにフロント410×38mm、リア360×32mmのカーボンセラミックブレーキを標準装備としており、サーキット走行でも安定した強大な制動力を発揮する。

軽量化、空力特性ともに最大効率を追求
このクルマの特徴と言えるのが、徹底的に軽量化を進めていること。なかでも3Dプリンターによって製造されたリアのサブフレームはトピックで、剛性を低下させることなく3kgの軽量化を実現。また、マグネシウム製トルクチューブの採用により、車体の中心の質量が8.6kgも軽減されている。

また、ホイールは軽量の21インチマグネシウムホイールを採用。フロント275/35R21、リア325/30R21のタイヤを組み合わせて、バネ下重量は14kg削減されており、ステアリングレスポンスの向上が図られている。

さらにモータースポーツ仕様のリチウムイオンバッテリーが装備され、これえ11.5kgの軽量化が図られている。

ヴァリアントのサスペンションには、マルチマティック アダプティブ スプール バルブ(ASV)ダンパーが装着されている。このダンパーは6ミリ秒未満で32種類の個別のダンパーカーブを同時に調整できる最新の技術を搭載しており、乗り心地とハンドリング特性をほぼ無限に調整できるという。

このサスペンションと大きなダウンフォースを最大限活用するために、ドライビングモードは「スポーツ/スポーツ+/トラック」の3モードを設定し、ドライバーが状況に応じて好みのモードを選択することができる。

ヴァリアントのボディワークは大胆かつ明快。広範囲に軽量なカーボンファイバーを採用し、空力を追求することで、ダウンフォースを生み出しながら、なるべく速度を低下させないようにエアロパーツがデザインされている。

軽量化はもちろん触り心地や快適性にもこだわり抜く
インテリアについては、エクステリアと同様に、レースで培われた機能性とデザイン、そして素材の巧みな組み合わせが見事だ。2人乗りのコクピットには、露出したサテン仕上げのカーボンファイバーなどドラマチックな演出が詰まっている。

また、内装を単に軽量化するだけでなく、触り心地や快適性、そして見た目の高級感にもこだわって仕立てている。

マニュアルのギアボックスは機械的な操作感を向上させるために、トランスアクスルの広報にあるギアリンケージを露出している、開発段階ではギアシフトの重量と操作感を向上させるために、球形シフトノブとHパターンシフトを採用し、ギアシフト時の制度が最大限に高められている。

ヴァリアントの生産台数は全世界で限定38台となり、すでにその行き先は決まっているという。最初の納入は2024年第4四半期に開始される予定だ。

また、オーダー主であるフェルナンド・アロンソが、2024年7月11~14日にイギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でそのステアリングを握り、一般公開デビューを果たす。

[ アルバム : アストンマーティン ヴァリアント はオリジナルサイトでご覧ください ]

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