インディカーを戦う佐藤琢磨と、世界的なコンサルティング企業であるデロイトトーマツコンサルティングがテクニカルパートナーシップを締結した。
今季はデイル・コイン・レーシングwithリック・ウェア・レーシングに移籍し、インディカー参戦13年目を迎える佐藤。デロイトトーマツは(新型コロナのパンデミックの状況を見ながらではあるが)全戦3~5人のスタッフを派遣し、佐藤を支援するという。
■デイル・コイン加入の佐藤琢磨、インディカー13年目に向け意気込み「51号車のメンバーと、絆を深くしていきたい」
データを扱うプロフェッショナルであるデロイトトーマツが、レーシングカーを走らせることで得られる膨大なデータを先端技術を用いて瞬時に解析。勝利につながる意思決定をサポートし、競技力の向上に導いていくとのことだ。
第10戦トロント(7月17日決勝)では、デロイトのロゴが入った特別カラーリング仕様のマシンも用意されるようだ。
さらに今回のパートナーシップは単なるレースへのサポートに留まらない。得られたデータを活用することで、モビリティ業界を始め様々な還元を行なっていくというのだ。
その内容は、例えばレーシングドライバーの脳の働きを分析することで交通事故を減らす取り組みに役立てたり、次世代ドライバーの育成や引退した後のセカンドキャリアの構築、より豊かな社会を目指してバイオ燃料の活用といった面での貢献、モータースポーツ観戦体験の向上による社会的価値の創出など、多岐にわたるという。
パートナーシップの実現について、佐藤は記者発表で次のように語った。
「この度のパートナーシップ実現をとても嬉しく思います。まずレース活動において期待するのは、デジタルテクノロジーを活用した競技支援となります」
「レーシングマシンには本当に多くのセンサーが搭載されていて、膨大なデータがリアルタイムにピットスタンドに送られています。そうしたデータを活用していくことが、勝利を導く鍵になりますが、ビジネスの場でデータを活用されているデロイトさんの知見を活かして、さらなる勝利につなげていければと思います」
「どのように社会還元していくのかというデロイトトーマツさんならではの考えに、自分も参加させていただけるということがすごく嬉しいですし、楽しみです。次世代アスリートの育成を目的とした、デジタルテクノロジーの活用や脳研究には個人的にすごく興味があって、これからどんなことができるのかすごく楽しみにしています」
「そういった活動もこれまでしてきていますが、個人でやれることには限界がありますし、一緒に活動の幅を広げていけたらと思っています」
佐藤はHRS(ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿)のプレジデントも務めているが、今回のパートナーシップ締結でどんな影響があるのか聞かれると、すでにホンダも含めて話し合いをしていると答えた。
「まさに今、ホンダさんとデロイトさんと(ドライバー育成で)どんなことができるのかという打ち合わせを始めたところです」
「これまでとやっていることは基本的には変わらないんですが、データの力を借りて、生徒の可能性を確実に評価するということや、それこそこれから脳研究というところも入ってくるのかもしれません」
「生徒の成長の証をひとつのフォーマットで管理して、総合的に選手を最大限に支援していくというような構想を持っていたので、実際形になるのにある程度時間がかかるかもしれませんけど、最終的にはそこにたどり着きたいと思っています」
佐藤自身の活躍だけでなく、モータースポーツの発展や社会貢献にも繋がっていく今回のパートナーシップ。どんな展開を見せるのか注目だ。
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