レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソは、14日(木)に会見に出席し、今季限りで現役を引退することを明らかにした。
ロレンソはホンダのRC213Vへの適応に苦戦し、トップ10フィニッシュも記録できていない状況だったが、第8戦オランダGPでクラッシュした際に胸椎を骨折し、その影響によって引退を考えたと彼は話している。
■「モチベーションを見つけられなかった」MotoGP引退のロレンソ、度重なる怪我が影響
会見の場でロレンソは、まだトップ5や表彰台には立つことができると感じていたが、“それ以上”を達成するには時間が十分ではなかったと考えていると話した。
この引退表明の後、チームメイトのマルク・マルケスはロレンソの決断の仕方が真のチャンピオンであることを示していると話した。
「もちろん、僕も驚いたよ。チームでも知らなかったから驚きなんだ」
「特にピット内での彼の取り組み方……結果は良くも悪くもなる可能性があったけど、その取り組み方は彼のホンダ初日と全く同じものだった」
「ちょうど1時間前に、僕は彼のモーターホームに居て、彼のキャリア、そして彼の(引退の)決断の仕方に敬意を伝えていた」
「これには多くの意味がある。彼は(表彰台の)一番上に立てないと感じた時、辞めることを決めたんだ。彼は真のチャンピオンだ」
「(ロレンソは)コース内外で強烈な個性があり、真のチャンピオンだ。僕は彼の門出を祝いたいし、将来が幸せであることを願っている」
ロレンソと計7年に渡ってチームメイトであったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、互いにライバルとして激しく火花を散らしていた。それはピット内に衝立を作らせ、データの共有を禁じるほどの対立具合だった。
しかしそのロッシも、ロレンソのことを“現代で最も重要なMotoGPライダーのひとり”と言い表し、その引退を残念だと語った。
「彼は現代のMotoGPにおいて、確実に、最も重要なライダーのひとりだと思っている」とロッシは言う。
「僕たちはこのスポーツにおけるとても重要な一部を失ったと思う。彼は偉大なチャンピオンで、彼のスピードと集中力には何度も感銘を受けた」
「彼がMotoGPに上がってきてから、ホルヘは常に強かった。2008年から10年以上ね」
「僕らは長いことチームメイトとして、同じピットを分けあってきた。思うに、彼は僕のキャリアの中でも最大のライバルのひとりだった」
「僕らはいくつか最高のレースを共に走った。僕の“歴史”の中でもね。だから彼が引退することは、本当に残念だよ」
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