■シンプルなデザインがカッコいい!
キャンピングカーの製造・販売を行うAtoZ(エートゥゼット)が、パシフィコ横浜(横浜市西区)で2024年9月14日から15日まで開催の「横浜キャンピングカーショー 2024」に出展し、軽キャブコンの「ACE-C(エースシー)」を実車展示しました。
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AtoZは、ワンボックスバンを改造した「バンコン」や、トラックシャシに専用の居室を架装した「キャブコン」などを展開しており、当日の会場でも自社の大小さまざまなキャンピングカーを展示していました。
そのなかに並んでいたエースシーは、マツダの軽トラック「スクラムトラック」をベースに、荷台にシェルを架装した軽キャブコンタイプのキャンピングカーです。2024年2月に正式に登場したばかりのモデルだといいます。
ボディサイズは全長3700mm×全幅1810mm×全高2530mmで、外観は白い純正カラーを基調にしたシンプルなデザインが印象的。
キャンピングカーのなかでも、軽トラベースならではのサイズ感を活かしたコンパクトさで、最小回転半径は3.6mと、狭い道でも小回りが効くのが特徴です。
エースシーの特徴について、AtoZの担当者は以下のように話します。
「まず室内高が高いので、例えば身長170cmの男性でも天井に届くことなく立って歩くことができます。
また15秒ほどでベッド展開できるほどの手軽さや、上のベッドも展開すると奥行き2mほどのベッドができ、上に2名、下に2名と4名が余裕を持って寝られるスペースがあります。
また備わる家具は傷がつきにくい材質を使っているのも特徴です」
車内に入ると、体を縮めず立ったまま車内を行き来できるほどの広々とした空間。
フロアベッドサイズは長さ2000mm×幅1200mm、バンク部は長さ2000mm×幅1600mmと、就寝定員4名がしっかり寝ることができるサイズが確保されています。
またオプションに専用ショック、フロント&リヤスタビライザーをラインナップ。これについて担当者は以下のように話します。
「これぐらい高さが出てくると横揺れが発生しがちですが、スタビライザーとショックを追加することで、かなり安定します」
車内はスタンダードなレイアウトで、横長のキッチンや脱着式テーブルも備わるなど、機能面も充実しています。
このほか主要装備には、網戸付きエントランスドア、網戸・シェード内蔵のアクリル二重窓、サブバッテリー(12V/鉛ディープサイクル)、走行充電システム、AC外部入力コンセント、DC12Vソケット、冷蔵庫12V、49リットル)などが備わります。
車両価格(消費税込み)は389万4000円より設定され、エアコンや足回りなどのオプションも備えた会場の展示車両の価格は511万2800円と案内されていました。
※ ※ ※
前出の担当者は、エースシーの反響について以下のように話します。
「おかげさまでかなりご好評いただいています。
購入されるユーザーは初めてキャンピングカーを買う若いファミリーから、年配のユーザーまで幅広いですね。
中学生くらいまでのお子さんがいる4人家族ぐらいだとサイズ感としてベストです」
当日の会場ではエースシーの周りを多くのユーザーが囲み、くまなくチェックする様子がうかがえました。
今回話を聞いた担当者も車両の注文や対応に大忙しな様子が見受けられ、ブースは大いに活気づいていました。
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単に、「元軽トラ」。