現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 高速道路でのクルマの故障原因、ワースト1は何? “3つ”のトラブル原因と防止策を紹介!

ここから本文です

高速道路でのクルマの故障原因、ワースト1は何? “3つ”のトラブル原因と防止策を紹介!

掲載 9
高速道路でのクルマの故障原因、ワースト1は何? “3つ”のトラブル原因と防止策を紹介!

記事提供元/JAF交通安全トレーニング

 

車内を自分で簡単お掃除! 効率よくキレイにするコツとは?【カーマニア本田浩隆の愛車日常メンテナンス】


高速道路で圧倒的に多いタイヤのトラブル

タイヤは、クルマが唯一道路と接触している“部品”だ。そのタイヤがパンク・バーストすれば、クルマは制御不能になり、大事故に発展する可能性もある。
NEXCOの統計を見ると、高速道路での故障原因の大半(約40%)はタイヤ破損が占めている。タイヤが高速走行中にトラブルを起こす原因は多岐にわたるが、ここでは主な原因3つと、その防止策について紹介する。


タイヤ破損の主な原因と、トラブル防止策

まずは「タイヤの摩耗」。タイヤは主にゴムでできていて、走れば走るほど摩耗し、限界を超えればパンクしてしまう。特に、高速走行ではタイヤの負荷も大きく、摩耗して耐久性が低下しているとバーストする危険もある。
タイヤの摩耗を原因としたトラブルを防ぐためには、タイヤの溝が十分に残っているかを点検したい。タイヤには「スリップサイン」と呼ばれる、残りの溝の深さ「1.6mm」を示す目印がある。タイヤの使用限度は残り溝の深さが1.6mm以上と法令で定められているので、スリップサインに近い、もしくは到達しているようならタイヤを交換しよう。


次に「タイヤの空気圧不足」だ。タイヤは空気圧が低すぎると、衝撃や車両の重さによって大きく変形しやすくなる。高速走行時には、その変形が連続して起こることでタイヤが波打つ「スタンディングウェーブ現象」が起こり、この状態で走行を続けた場合、タイヤが加熱して、最終的にバーストする恐れがある。
これを防ぐため、タイヤは正常でも徐々に空気が減ってしまうので、少なくとも月に1回はエアチェックをしたい。空気圧は車種ごとに規定値が設定されていて、運転席のドア付近か給油口に表示されているので確認してみよう。


最後は「落下物」だ。道路には「釘やガラス片」、「木材や鉄製品などの工事用資材」などの落下物があるケースも。このような落下物を高速で踏むと、タイヤへの損傷も大きくなりやすく、一気に空気が抜けてしまう可能性もある。
高速走行中に落下物を認知・回避することは非常に難しいが、落下物があった場合に備えて、隣の車線などの退避できるスペースを常に意識しておくなど、万が一のための状況把握をしながら運転することは必要だろう。
さらに、自分が荷物を運ぶ側のドライバーであるなら、荷物を落下させないように確実に固定することでトラブルを引き起こさないようにしたい。
高速道路上でのタイヤ破損は、一般道路に比べて走行速度が速いため、重大な事故に発展する可能性が高い。しかし、タイヤ摩耗や空気圧不足など、日々の点検で回避できるトラブルも多い。日頃からタイヤの状態を確認し、異常があれば故障する前に整備することを勧めたい。
※この記事の内容をさらに詳しく知りたい場合は、こちらをクリック!

 

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

そのパーツは必要!? ネイキッドのアンダーカウル、何の意味がある?
そのパーツは必要!? ネイキッドのアンダーカウル、何の意味がある?
バイクのニュース
車内を自分で簡単お掃除! 効率よくキレイにするコツとは?【カーマニア本田浩隆の愛車日常メンテナンス】
車内を自分で簡単お掃除! 効率よくキレイにするコツとは?【カーマニア本田浩隆の愛車日常メンテナンス】
くるくら
最低気温10度以下の冬将軍はもうすぐ!! うっかり忘れて後悔しないように[やるべきクルマの冬対策]とは
最低気温10度以下の冬将軍はもうすぐ!! うっかり忘れて後悔しないように[やるべきクルマの冬対策]とは
ベストカーWeb
大型トラックとの事故は費用面でも厳しい! 高額車がゆえに修理費も高い上に「代車費用」「休業補償」も支払う必要アリ
大型トラックとの事故は費用面でも厳しい! 高額車がゆえに修理費も高い上に「代車費用」「休業補償」も支払う必要アリ
WEB CARTOP
「ビタ付けみたいな車間詰め」に「急な車線変更」と乗用車ドライバーが嫌がるトラックの動き! マナー違反にみえる走りはトラックドライバーにとって苦肉の策だった
「ビタ付けみたいな車間詰め」に「急な車線変更」と乗用車ドライバーが嫌がるトラックの動き! マナー違反にみえる走りはトラックドライバーにとって苦肉の策だった
WEB CARTOP
右折の途中で急停止! レクサスLBX 長期テスト(4) 運転支援システムのあれこれ
右折の途中で急停止! レクサスLBX 長期テスト(4) 運転支援システムのあれこれ
AUTOCAR JAPAN
燃費も激悪に!! 1カ月で5%も空気圧が低下!? [タイヤの空気]はなぜ抜ける?
燃費も激悪に!! 1カ月で5%も空気圧が低下!? [タイヤの空気]はなぜ抜ける?
ベストカーWeb
いつもやってるけど……はたまたま運がよかっただけ! 大きな事故に繋がりかねないクルマのちょっとした危険行為
いつもやってるけど……はたまたま運がよかっただけ! 大きな事故に繋がりかねないクルマのちょっとした危険行為
WEB CARTOP
燃費や電費に優れるのはコレのおかげ! 電気自動車やハイブリッド車の「回生ブレーキ」ってそもそも何?
燃費や電費に優れるのはコレのおかげ! 電気自動車やハイブリッド車の「回生ブレーキ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
スバルの軽トラ「サンバートラック」リフトアップで気が付いた左右部品の相違 トランポもリフレッシュしよう!!  Vol.21
スバルの軽トラ「サンバートラック」リフトアップで気が付いた左右部品の相違 トランポもリフレッシュしよう!! Vol.21
バイクのニュース
AIにとって”ウィービング“はクレイジー! 鈴鹿初見参の自律運転車両A2RLがクラッシュした理由
AIにとって”ウィービング“はクレイジー! 鈴鹿初見参の自律運転車両A2RLがクラッシュした理由
motorsport.com 日本版
スバル車の燃費が劇的改善! ストロングハイブリッド採用で航続距離は1000km以上に。次世代クロストレックが楽しみすぎる!【新車ニュース】
スバル車の燃費が劇的改善! ストロングハイブリッド採用で航続距離は1000km以上に。次世代クロストレックが楽しみすぎる!【新車ニュース】
くるくら
よくみると種類でキレイさが違う! 冷凍トラックに「ボコボコ」なクルマが多いワケ
よくみると種類でキレイさが違う! 冷凍トラックに「ボコボコ」なクルマが多いワケ
WEB CARTOP
なぜ「ハイブリッド車」はガソリン車よりもちょっと高額? 何年乗ったら“モト取れる”? メリットばかりでないHVの注意点とは
なぜ「ハイブリッド車」はガソリン車よりもちょっと高額? 何年乗ったら“モト取れる”? メリットばかりでないHVの注意点とは
くるまのニュース
時代は4点から6点へ! 進化するサーキット用シートベルトと安全デバイス~カスタムHOW TO~
時代は4点から6点へ! 進化するサーキット用シートベルトと安全デバイス~カスタムHOW TO~
レスポンス
【リコール】ヤマハテネレ700、XSR700、ほか3車種 計2,769台
【リコール】ヤマハテネレ700、XSR700、ほか3車種 計2,769台
バイクブロス
バス事故は年間2200件超! 急ブレーキを減らすために「間に合うダイヤ」が絶対必要なワケ
バス事故は年間2200件超! 急ブレーキを減らすために「間に合うダイヤ」が絶対必要なワケ
Merkmal
首都高 汐留入口が長期閉鎖! 11月17日から約1ヶ月は代替入口の利用を【道路のニュース】
首都高 汐留入口が長期閉鎖! 11月17日から約1ヶ月は代替入口の利用を【道路のニュース】
くるくら

みんなのコメント

9件
  • ひな
    タイヤのやばさ加減は良く分かるけど、
    写真のタイヤ&ホール、どこかでサイドウォールを擦ったんじゃないん???
    ホイールも結構ガリ傷があるし、どうも正規なタイヤとホイールの組み合わせとは思えない
  • 柴犬げんた
    たしかにタイヤの溝は、車検の条件は記事のとおりですが、3mmを切ると、グリップ力が低下していくそうです。
    なので、早めの交換をしたほうが安全ですね。
    あと、空気圧ですが、窒素を注入していないタイヤは思った以上に減るのが早いです。こまめにチェックしましょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村