現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ついに出たCT125ハンターカブ、44万円100枚の写真で超ロング徹底解説

ここから本文です

ついに出たCT125ハンターカブ、44万円100枚の写真で超ロング徹底解説

掲載 更新 34
ついに出たCT125ハンターカブ、44万円100枚の写真で超ロング徹底解説

本日、待ちに待ったCT125ハンターカブが正式発表。Off1.jpオリジナルで撮り下ろしてきたCT125ハンターカブの細部写真を、大開放。

Off1ではこれまで、CC110クロスカブを愛し、連載を続けてきた。クロスカブは、「オフロード・カブ」の新解釈といったところだとすると、ハンターカブは、「オフロード・カブ」の正統進化と言えるのかもしれない。クロスカブのスタイリングは、キレイにまとまっているのに対して、ハンターカブのスタイリングはCT110のいなたさが大いに残る。そのいなたさが、オフ好きの心をがしっと掴んで離さない…ような気がする。

発売日&価格が決定! ホンダ「CT125・ハンターカブ」最新情報

※いなたい、いなたさ:関西で多く使われる表現で、泥臭さ、ブルージーなどの意味合いを含む言葉

Honda
CT125ハンターカブ

¥440,000・6月26日発売

事前に報じられていたとおり、グローイングレッドとマットフレスコブラウンの2色。ブラウンはマットカラーで、アウトドアテイストが色濃いフィニッシュ。ハンター「オリジン」のレッドは当然物欲をそそるが、どちらも捨てがたい。

ブラウンの佇まいは、ほどよい抜け感がある。レッドは、長いこと販売されるだろうが、このブラウンは今後別のカラーに差し替えられていくのではなかろうかと、編集部は推測する。

発表されたディメンジョンは、ゆったりとしたライディングポジションに、十分な最低地上高165mmを達成するもの。街からトレッキングまで、まさに期待できるものだ。

車体骨格は、C125をベースにガゼットやピボットまわりの補強を加え、リアフレームも延長。赤い部分が、C125からモディファイされている部分だと のこと。オフロードへの最適化を、まじめに考えた結果。

端正なスタイリング
編集部的に賞賛したいのは、完成度の高い「オフロード」なテイストを下支えする、リアまわり。フェンダーとの大きくとられたクリアランスこそ、「これならサスストロークがしっかりあるはず!」と思わせてくれる証。思い切ったブロックハイト高めのオフロードタイヤが履けそうなのもイイ。

斜めまえからみても、存在感の強いリアキャリア。メインフレームカバーのナローな具合も、しっかり再現されているのがニクイ。

骨太感あるフロントショット&バックショット。

車体左側からみると、さらにオリジンのハンターカブに近いイメージを受ける。エアクリーナーの処理だけではない。ディスクブレーキながら、ドラムっぽいハブのフロントホイールなど、雰囲気がしっかり「ハンターカブ」している。

比較されがちなCC110とは、このメインフレームあたりの造形が別物。ナローなスタイリングで、スマートなガジェット的、と言うより、ホールアースカタログに掲載されるような道具感がいい。いなたさ、アウトドア感。

つめあとがマットで隠れたロゴデザインは、コンセプトモデルからの踏襲。

こちらが旧C110ハンターカブ全景。

機械として美麗なエンジン
カブ110のエンジンとは違い、グロム系の125ccエンジンをベースに、自動遠心クラッチを搭載。C125ベースと言えるものだ。余裕のあるパワー感だけでなく、カチッとしたシフトフィーリングは、カブ史上、ハイエストクオリティの呼び名が高い。

出力特性は、C125比で低速よりのものに。吸気管長の長さのたまもので、さらにドリブンスプロケットをC125の36Tから39Tへ。ショートな設定とし、荷物積載時や坂道でのパワーフィールを重視した。

スロットルボディは、C125だと26パイ。カブ系は、このスロボをボア拡張して、吸気効率を上げるファインチューンが存在する。

この時代にキックスターターを装備してしまう、冒険マシン的解釈がうれしい! C125には、キックギアすら入っていないのだ。

ディスクブレーキだけど、ドラムブレーキ風
CT125は、再三お伝えされていたとおり、コンセプトモデルの時点でディスクブレーキを装備していた。ハイグレードな125ccとして、よりアップデートされたコンポーネントを採用するのは当然のことだが、おもしろいのはフロント。

意図しているかいないかわからないけど、ドラムブレーキ風の太めハブを装着していて、雰囲気はドラム風なのだ。

ABSを搭載する、フロント側。

フロント2POT、リア1POT。どちらもNISSIN製。

タイヤは、IRCのGP-5を履く。こちら、見た目はブロックではないけど、意外にオフロードでのグリップ力は高い。なにぶん、筆者はこのタイヤのままでほおのきスキー場ゲレンデを、Zを切りながら登頂したことがある。

完全再現、シュノーケルエアクリーナー
ある意味、CT125のキモとも言えるのがエアクリーナー。水没を避けるために、ハイマウント化、吸い込み口をキャリアに接地していたオリジンのアイデアを踏襲する。

ドレンも確認済み。

こちらがオリジン。

キャリアの裏側を見ると、エアの吸入口があるのがわかる。

幅広の天板は、4本のダボ穴がつく。ボックスもつけやすそうだ。

フックは左右で4カ所。つめのような形の特殊なもの。

すでに、タンデムシートの提案も。カタログに記載されているので、ぜひ入手を。

早くも初代スタイルのアフターパーツも!
エキゾーストは、コンセプトモデルからだいぶ変化したところ。アップマフラーで登場だ。排気口は、125ccにしては少し大きめ。歯切れの良い音が楽しめそう。

エキゾーストの入口側に、触媒を設置。

実は、すでにタケガワから初代風のプレス成型カバーをもったアップマフラーがリリース。

ライダー心をくすぐるハンドルまわり
コクピットも、旧ハンターカブテイスト。丸形のシンプルなミラーも、「これだよ」といいたくなるいなたさ。

こぶりなメーターは、液晶表示。

ワッフルの効いたグリップは、まさに「オフ」然としたものだ。

ライト類のスタイリッシュさは、稀代。

シフトペダルは、カブのものではなくアップできる形式。これでないとスポーツライディングには向かない。

滑り止めの歯がついたスチールペグに、ゴムキャップが合わさる。バンクセンサーも装備。

あまり目立たないタンデムステップが、開いてみると相当快適そうな仕上がり。ハンターやクロスカブは、キャリアが幅広いので、このくらい幅をもって伸びないと、タンデムが苦しいのだ。

愛くるしいシート。

モナカ成型のタンクが、これまたハンターらしさを主張する。

コンセプトモデルで主張されていた「足」の良さ
おそらく、長めのストロークを確保するフロントサスペンション。

それを支える、アッパー・アンダーブラケットは鋳造鉄で、がっしり感も相当あるはず。

ダブルレートで、プログレッシブ性をもたせたリアサスペンション。奥でしっかり踏ん張ってくれることだろう。

チェーンカバーは、細いチェーンに似合わない極太なもの。

四輪で言う、バハバグのようなスタイル。長足が織りなすリアのクリアランスの広さは、オフロードでの走破性を主張する。タイヤも、太いモノやブロックタイヤをスタンダードで装着できそうだ。

C125を踏襲する、デザインアイコニックなスイングアーム。カワイイ。

エンジンガードが、ハンター
初代にもあった、エンジンガード、そしてスキッドプレートが本格装備であることを主張する。

取り付け部は、様々なカスタムに使えそうだ。

ハンターなら、スタンドにこだわる
初代同様、スタンドはセンターも装備する。どんな荒れ地でもバイクを停車できるスンポー。

ただし、CT110にあって、CC110にあった右側サイドスタンドのステーは、CT125は省略されている。

細かいところも、実にハンター。

スペックまとめ
[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
バイクのニュース
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
motorsport.com 日本版
ホンダ『CRF1100L  Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
ホンダ『CRF1100L Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
レスポンス
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
Auto Messe Web
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

34件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村