F1第8戦フランスGPの初日となる金曜日、スチュワードはカナダGPでセバスチャン・ベッテルへ科されたペナルティに対するフェラーリからの再審請求を受け、彼らの提出した新たな証拠の検証が行われていた。
スチュワードはフェラーリの提出した新たな証拠を「重要で関連性のある新しい要素」ではなかったと結論づけ、カナダGPで科されたペナルティに対する再審請求は棄却された。
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メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、再審が認められていた場合、それは将来、レース中のインシデントに対する同じような決定へのチームの”抗議”を促すことになっていただろうと語っている。
「そのインシデント自体が、対立的な見方を生み出していたと思う」
「そして、他の多くのことと同じように、異なった意見が存在することを尊重する必要がある」
「公平な見地からそれを見ていてさえ、インシデントの見方は完全に反対の人々がいるんだ。ブレグジット(イギリスのEU離脱問題)のようにね」
「私はフェラーリとスチュワードの決定を尊重する。我々はあのインシデントから利益を得ているので、言うべきではないとも感じているが、スポーツにとって重要なこととはスチュワードを支持し彼らに権威を与えることだと思う」
「我々は健全なルール行使を必要としており、健全で一貫性のある決定を行う必要がある」
「彼らはとても難しい状況にある。なぜなら彼らは時に簡単でない決定を下す必要があるからだ。私はそういったプロセスを我々が支持しなければならないと思っている。もしレース中のペナルティへの再審請求が一般的なことになれば、そこにはパンドラの箱を開けるリスクがあるんだ」
またウルフ代表は、ルールはドライバーたちに激しいレースをすることを許すよう再検討される必要があると語った。
「私の中のレーサーの部分は、時には接触のある激しいレースをして欲しいと言っている。ただ、今日のフォーミュラE(スイスePrix)のような行き過ぎた例もあるけれどね」
「だが一方で、これらのレギュレーションは“アクシデントが起こったから”載せられているんだ。FIAと我々チームそしてドライバーは、誰かを傷つけるかもしれない激しいレースの結果として悪い事態が起こる可能性も考慮する必要があると思う」
「なので、我々はルールブックを見るべきだし、それから言うべきなんだ。『ルールを単純にできるだろうか?』、『激しいレースにすることを妨げているいくつかのレギュレーションを緩和するための準備ができているだろうか?』、そして『それはどこまでやるべきなんだ?』というようなことをね」
「だから2021年のレギュレーションを見てみよう……恐らく我々は多少は良くできるはずだ」
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