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FIA F2、将来的なハイブリッドエンジン搭載は検討せず。来季からは100%持続可能燃料に切り替え予定

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FIA F2、将来的なハイブリッドエンジン搭載は検討せず。来季からは100%持続可能燃料に切り替え予定

 FIA F2のブルーノ・ミッシェルCEOは、同シリーズが将来的にハイブリッドエンジンに切り替えることが「不可能」だと認めた。

 F1がフォーミュラシリーズでのハイブリッド技術を牽引し、インディカー・シリーズも今年、ハイブリッドエンジンに移行。こうした状況を踏まえると、若きドライバーがその複雑さをジュニアシリーズのうちから学ぶことの利点はある。

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 F2は現在、メカクローム製3.4リッターV6ターボエンジンを搭載したワンメイクマシンを使用しているが、ハイブリッドシステム導入の可能性について質問を受けたミッシェルCEOは、コスト上採用することはないと答えた。

「ハイブリッド化という点では、F1で使われているモノは、我々の手に負えるモノではない」とミッシェルCEOは言う。

「非常にシンプルなことだ。不可能だ。でなければ1シーズンのコストが3倍になってしまうだろう」

「インディカーがやっていることを見て、それが我々にも適応できるかどうか、彼らと何度か話し合った。正直なところ、コストと比較すると、メリットはほぼゼロに等しいと考えた」

「燃料については、より持続可能なアプローチを採るという決断を下した。我々は、他全ての領域において、持続可能性について非常に前向きに取り組んでいる」

 F2は現在、アラムコ製の55%持続可能燃料を使用しているが、F1より1年早く、2025年からこの割合を100%に引き上げる。

「来年は100%持続可能燃料を使用するつもりだ。まだバイオ燃料だ」とミッシェルCEOは言う。

「それからすぐに合成燃料を初めて使用する。それが我々の採るべきアプローチだ」

 ミッシェルCEOは新しい燃料に対応するため、燃料噴射装置とエンジン側の“若干の変更”が必要になると説明し、次のように続けた。

「もちろん、我々は常にエンジンを改良し、取り組んでいく」

「来年のF2では、今年とは少し違うエンジンを使うことになるし、来年は100%持続可能燃料を使用する予定であり、アラムコの燃料に対応するための開発も行なっている」

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