この記事をまとめると
■中古車にはワンオーナー車という表記がなされているものがあり重宝される
中古車で「ワンオーナー」は強調されるけど「複数」の場合の「オーナー数」はなぜ非表示? 「人数」と「程度」の関係とは
■だがワンオーナーだからといって程度のいいクルマとは限らない
■指標のひとつとして見て実際の個体を判断する目が重要
ワンオーナーだからいいとは限らない
中古車のスペックを見ていると出てくるのが、ワンオーナーという表記。意味としては、文字どおり、新車を購入した人がそのまま乗り続けていたということで、歴代のオーナーはひとりしかいないということになる。響きとしても素敵な表示で、そのぶん、価格も高かったりするのだが、実際にこだわるべきものなのだろうか?
まず大前提としては、ワンオーナーのメリットはなにかを考えてみると、意外にパッと思いつくものはない。要は歴代オーナーが「ひとり=程度がいい」とは限らないからだ。先代オーナーが雑に扱っている可能性も大いにあったりするし、もちろんその逆もある。結局、中古車は一物一価、実際の程度を見て、確認して判断するのがいい。
ただ、新車で販売して、メンテなども同じところで行っていて、さらに手放すときにそこで買い取ったという場合はワンオーナーというのはかなり有利になる。いわゆる素性の知れた個体だ。同じようでも、最後に買い取り専門店に流れてしまえば、素性はよくわかなくなってしまう。また最近のクルマであれば、不具合も出にくいので、クリーニングしたり、メンテをすればワンオーナーでも複数オーナーでも問題はなくなるのも事実だ。
旧車にはツーオーナー表記のものも!
そのなかで、ネオヒストリックも含めた、旧車ではワンオーナーは珍重される。旧車の場合、何人もオーナーがいるのは当たり前だが、その間に改造が何度もされたり、よく言うクセが付いてしまったりすることもある。そうなると素性すらよくわからなくなってしまう。ワンオーナーであれば、それほどのダメージは受けていないし、ひとりのオーナーが何十年もの間、新車から現在に至るまで、乗り続けてきたというのは、手入れが行き届き、愛着があったからこそ。この点はワンオーナーの大きなメリットだろう。それゆえ、旧車界ではツーオーナーという表記もある。
ただ、気をつけたいのは、ワンオーナーだからといって、ずっと乗り続けられ、使い続けられてきたとは限らないということ。放置車両でも名義が変わらなければ、ワンオーナーなので、この点は気をつけたい。しっかりとしたものを買えれば、自分でツーオーナー目となるわけで貴重ではある。ワンオーナー車は作ろうと思って作れるものではないだけに、見つけたら一考の価値ありだろう。ただし、参考程度にして、むやみに価値を見出してはダメということは覚えておいてほしい。
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みんなのコメント
むしろ複数オーナーでも、車好きから車好きに渡ると、各種オイル交換やら、ベルト類、ガスケットなんか変えてあってかえって良かったりする場合もある。
確認できないなら、業者のやりたい放題で、ワンオーナーを有難がる人は「カモ」られるだけだけど。