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日本で唯一の公道を使った熱いバトルに注目! 人気のヒルクライムシリーズが今季もスタート【BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ2022】

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日本で唯一の公道を使った熱いバトルに注目! 人気のヒルクライムシリーズが今季もスタート【BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ2022】

BRIGヒルクライムシリーズ開幕

 BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ2022は、第2戦「根ノ上ヒルクライム2022」が中止となり、5月15日(日)に第3戦「御嶽スーパークライム2022」が開催となった。このシリーズの開幕戦(2月3日に開催)である「第15回BRIGスノーチャレンジ」は雪道でのヒルクライムとなるため、この御嶽スーパークライムが今季初となるターマック路面での一戦となった。

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 BRIGヒルクライムのシリーズ戦は、一般公道を占有する形で開催される日本国内でも珍しいイベントだ。ヒルクライムというタイトル通り、設定された登坂道路のコースを1台ずつタイムアタック。2本走行したそのタイムを合算した合計タイムで順位を競うものとなっている。

 今回の「御嶽スーパークライム」は、長野県木曽町の御岳ロープウェイ山麓駅センターハウス駐車場をベースに、ロープウェイの取り付け道路を使用したコース設定。前半は視界の開けたルートで、後半はカラマツやクマザサに覆われた林の中を走るルートとなっている。

 残念ながら通常より少ない参加台数となり、その分、なんとなくのんびりした雰囲気の中で木曽御嶽山の山道を堪能する2日間となった。前日の練習走行日は雨の中での走行となったものの、競技日は曇り空ながらドライ路面での走行となり、午前中に1本、午後に1本の走行を57台が楽しんだ。

 御嶽山の麓であるこのコース周辺は初夏というより、まだヤマザクラが花を残しているほどの晩春といった雰囲気。終日陽が顔を出さなかったこともあって、少し肌寒い気候となった。

 このシリーズは、車両の年式と排気量、そして自己申告により、10のクラスに分けられている。初年度登録が昭和63年以前の車両で争われる「D(ヒストリック)クラス」および「DL(レジェンド)クラス」、軽自動車が参戦する「Kクラス」。さらに排気量で分けた「A(排気量1500cc以下)」、「B(排気量2800cc以下)」、「C(排気量2801cc以上)」の3区分(加給装置係数1.7倍、ロータリー係数1.5倍)に、それぞれ「ノービス」と「オープン(Sタイヤ使用可)」というスキルによる2種類の自己申告によるクラス分け(NA、NB、NC、OA、OB、OCの計6クラス)。そしてシリーズエントリースペシャリストによる最高峰クラスとなる「X-tremeクラス」という分けとなる。

 最高峰クラスとなるXクラスでは、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦経験もある小林昭雄選手(#57 KRT BRIG HKサービス ランサー)が、1本目に2分11秒1というトップタイムでまず先行。続く2本目では、その小林選手のタイムを上まわる2分10秒5のタイムを三枝光博選手(#53 M2ファクトリーBRIGインプレッサ)が出したものの、小林選手は2分11秒5の2番手タイムを出し、合算で小林選手が優勝となった。

「今シーズンに向けもろもろを変更、さらにカラーリングも換えて。でもベストタイムが出せなかったので、次こそは2本ともベストタイムが出せるようがんばります」と小林選手。

 2位には三枝選手が入り「1本目でもう少し行けたら勝てたかなと思うと残念ですが、ま、オーバーオールのベストタイムが獲れたんで良しとします」とコメント。

 3位には「1本目に2位だったので、今回も優勝できるかなと思っていたんですが、ふたりに負けてしまいました。昨晩のビールが足りなかったのかな? ということで次回はしっかり呑んで体調を整えて参加したいと思います」と冗談交じりにコメントしてくれた津田洋輔選手(#56 K’s☆BRIG☆インプレッサ)が入った。

 今季当初7戦を予定していたが、さまざまな状況により現在のところ全5戦(残り4戦)を開催予定。次戦は「恵那モータースポーツフェスティバルin笠置山」。7月9日~10日に岐阜県恵那市で開催となる。

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みんなのコメント

3件
  • 国内でヒルクライムが出来そうな所は結構あるんですがねぇ。
    妙高でもやっていましたね。
  • これだけco2排出 気を使っているのが馬鹿らしくなる やるなら、それなりの、増額した環境税払う仕組みが必要 このレースが全車EVか? EVでも、電気を作るにはco2排出してるのを忘れない様に
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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