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ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】

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ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】

 6月22日、2024年F1第10戦スペインGPの予選がカタロニア・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がF1キャリア2度目のポールポジションを獲得した。

 2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。一方、RBの2台は大苦戦。角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが18番手と揃ってQ1敗退となった。

【順位結果】2024年F1第10戦スペインGP 予選

■Q1:RB大苦戦。最速はハミルトン

 18分間のQ1は、気温24度、路面温度37度、曇り空のもと湿度68%というコンディションで開始された。序盤はRB、キック・ザウバーら中段勢の5台のみがコースイン。

 真っ先にリカルドが1分13秒771をマーク。一方、角田は1分14秒046と、ファーストアタックはリカルドから0.275秒遅れた。

 セッション開始から5分を過ぎたところで上位チームもコース入り。フェルスタッペンがファーストアタックで1分12秒306を叩き出し、トップに浮上する。しかし、セクター2で全体ベストを更新したシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分12秒257をマークし、0.049秒差でトップの座を奪う。

 角田は2セット目のソフトタイヤを投入、1分13秒399と自己ベスト更新を果たすも暫定17番手。リカルドも2セット目のソフトタイヤを投入するも、1分13秒269で暫定15番手となり、RB勢は揃ってタイムが伸びなず、Q2進出が危うい状況に。

 一方、金曜日から好調を見せるハミルトンが1分12秒143をマークし、ルクレールを0.114秒上回りQ1をトップで終えた。

 Q1終盤、リカルド、角田、ランス・ストロール(アストンマーティン)、周冠宇(キック・ザウバー)、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)の5台が3セット目のソフトタイヤを投入しラストアタックに臨んだ。

 周冠宇が14番手、ストロールは15番手に浮上しQ2進出を決める。一方、角田も「いいラップだった」と無線で手応えを口にするも、ポジションアップは叶わず。

 16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手角田、18番手リカルド、19番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、20番手サージェントの5台がQ1敗退となった。

■Q2:地元アロンソ、0.019秒届かず

 続く15分間のQ2。序盤はストロールがユーズドタイヤで走行するのみに留まり、そのほかの14台は残り時間11分を切ったところでコースイン。

 そんななか、地元グランプリを迎えたカルロス・サインツ(フェラーリ)が1分11秒874を記録し観客を湧かせるが、その直後に1分11秒872をマークしたノリス、そして1分11秒653を叩き出したフェルスタッペンが上回り、フェルスタッペンがトップに浮上する。

 一方、地元ファンからの声援を集めるフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は残り時間5分を切ってもQ3進出圏内に入れずにいた。アロンソはラストアタックで1分12秒128をマークするも、10番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)から0.019秒差の11番手となり、アロンソは地元でのQ3進出は叶わなかった。

 11番手アロンソ、12番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、14番手ストロール、15番手周冠宇の5台がQ2敗退となった。

■Q3:ノリスがキャリア2度目のポール獲得

 ポールポジションを決める最終Q3は12分間。ペレス、ピアストリ、オコン、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)の4台はユーズド、そのほか6台はニュータイヤでファーストアタックへ。

 まずはフェルスタッペンが1分11秒673をマークして暫定首位に浮上する。ノリスはセクター2全体ベスト更新も、0.123秒届かず暫定2番手。

 そしてフェルスタッペンから0.143秒差の暫定3番手にハミルトン、0.167秒差の4番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、サインツが0.242秒差の5番手、ルクレールが0.276秒差の6番手で続いた。

 残り4分を切り、全車がニュータイヤに履き替えて最後のアタックへ。ユーズドタイヤでのファーストアタックがトラックリミット違反によりタイム抹消となっていたピアストリは、ニュータイヤでのアタック中にセクター3で痛恨のコースオフを喫してしまう。

 そんななか、フェルスタッペンが1分11秒403をマークし、ポール争いは決したかと思われた。しかし、ノリスがセクター2で全体ベストを更新する走りで1分11秒383を叩き出し、0.020秒フェルスタッペンを上回り今季初ポールポジションを獲得した。なお、ノリスのポール獲得はウエットからダンプコンディションとなった2021年第15戦ロシアGP以来2度目となり、ドライコンディションの予選では今回が初となる。

 2番手にフェルスタッペン、ノリスから0.318秒差の3番手にハミルトンが続いた。以下、4番手ラッセル、5番手ルクレール、6番手サインツ、7番手ガスリー、8番手ペレス、9番手オコンと続き、ピアストリはタイム計測できず10番手となった。

 2024年F1第10戦スペインGP、66周の決勝は23日の日本時間22時(現地時間15時)にスタートが切られる予定だ。

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