フォード レンジャー ラプターは、パワフルで派手で速いという、非常に特殊なピックアップだ。つまり、とても楽しいのだ。
ラテン語で捕食者/猛禽類を意味する「ラプター」という名前は、恐ろしい恐竜、戦闘機、ミサイル、そして同様の素材に好んで使われている。そして、フォードによっても。ラプターは、彼らが新型「レンジャー」ピックアップトラックの最もパワフルでワイルドなバリエーションと呼ぶものだ。
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巨大なフォードの文字、ワイドホイールアーチ、ダブルキャブ、バー、長い荷室、角張ったいかついフロントマスクは実に大胆だ。そして、移動するフラットベッドトラックに必要な、ああ、すべてが装備されている。
フルタイム4輪駆動、オフロードリダクション、前後アクスルのリミテッドスリップデファレンシャル、そして粗い17インチのオールテレーンタイヤ(グッドリッチ製バハ チャンピオン)が、過酷な使われ方に備えている。さらに、厚さ2.3ミリのスチール製の頑丈なアンダーライドガードも装備されている。
ベーシックな「レンジャー」と比べても、シャシーは驚くほど精巧に改良されている。フロントは独立懸架、リアは通常のリジッドアクスル(リーフスプリングの代わりにコイルスプリングを採用)。フォックスレーシングショックス製の強力なアダプティブショックアブソーバーを見れば、オフロード愛好家は絶句するだろう。最低地上高(26.5mm)とサスペンショントラベル(フロント256mm、リア290mm)は余裕たっぷり。
そしてエンジンだ。いや、もはや先代のような腑抜けた2.0リッター4気筒ディーゼルではなく、非常にカジュアルな3.0リッターV6ガソリンエンジンにツインターボ、292馬力、それに10速オートマチックだ。
フラップエキゾーストから響くバハサウンド
パワフルなアンサンブルを奏でるV6は、野生のバッファローのように、たくましく、豊かな流れで動く。7.9秒で、ラプターはゼロから100km/hまで一気に駆け抜けた。
フラップエキゾーストからのサウンドは、クワイエット、ノーマル、スポーツ、バハの間で調整できる。こうすれば、目立たないように通りからこっそり出ることもできるが、表に出ているときは大きな音を出すこともできる。V6の咆哮は、石を柔らかくし、「バハ」モードでハードなリフとブーミーなベースを奏でる。
さまざまなシステムを調整する7種類のドライビングプログラムがある: エンジン、トランスミッション、ABS、トラクションスタビリティコントロール、ステアリング、スロットル特性。オンロード用には、ノーマル、スポーツ、グラス/グラベルの3種類。そしてオフロード用に4種類: 石/岩、砂/雪、泥/轍。そして「バハ」モード。メキシコのバハ カリフォルニア半島と、そこで開催される伝説的なオフロードデザートレース「バハ1000」にちなんで名づけられた。クレイジーな高速マシン。
ラプターを止められない登攀の才能
フォードの「バハ」モードでも、目標は可能な限り高速でオフロードを走ることであり、とりわけフォードがレースで使用しているアンチラグシステムを使用する。ドライバーがアクセルから足を離しても、スロットルは最大3秒間開いたままになり、ターボの回転が維持される。これにより、全回転域で高いブースト圧が維持される。
なんといっても、機能的だ。オフロードでは、ラプターは基本的に止められない登攀の才能があり、多くのグリップと大きなパワーを持ち、ストイックに、平然と、堂々とその道を走る。
しかし、並外れたスピードも持ち合わせている。ラプターは、望めばオフロードでも本当に速く走ることができるのだ。そして、まったく不慣れな人のために、オフロードクルーズコントロール(トレイルコントロール)も用意されている。時速32kmまで対応し、あとはステアリングを切るだけ。これだと、かなり平和的になる。さながらロックンロールの休憩といったところだろうか。
結論:「ラプター」には個性があり、運転が楽しく、オフロードではほとんど止められない。そして騙されてはいけない: 武骨な外観の裏には、高い技術力がある。尊敬するよ、フォード。
Text: Dirk Branke Photo: Tom Salt / AUTO BILD
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