伝統のモンテカルロ市街地サーキットを舞台にFIA F3第4戦のフィーチャーレースが行なわれ、プレマのガブリエレ・ミニが優勝した。
27周のフィーチャーレースは予選で最速タイムをマークしたミニがポールポジション。ARTグランプリのクリスチャン・マンセルがフロントロウに並んだ。
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スタートではミニがホールショットを獲得。マンセルもその後ろに続いたが、ターン8“ポルティエ”で後方のドライバーがクラッシュし、1周目からセーフティカー出動となった。
ただマシンはすぐさま回収され、レースは3周目から再開。ミニを先頭に隊列がレーシングスピードに戻っていった。
レース序盤はミニとマンセルのトップ2台が抜け出す形に。2番手マンセルはミニとのギャップを縮めるも、ここは狭くツイスティなモンテカルロ……攻め手に欠け、1秒圏内に迫っては離れるという展開が続いた。
上位勢に大きな動きはなかったが、8番手以下は10台近くがDRSトレインで続き、毎周にわたって激しいバトルが繰り広げられた。
その中でVARのノエル・レオンと、前日のスプリントウイナーであるニコラ・ツォロフ(ARTグランプリ)がターン5“ミラボー”で接触してストップ。2台は再始動できたものの、行く手を塞がれてしまったトライデントのサミ・メゲトゥニフは動き出せず、マシンを降りた。
これにより20周目に再びセーフティカーが出動。マシン回収が行なわれ、23周目からレースが再開された。
しかし、再開直後にクラッシュが発生し、3度目のセーフティカー出動となった。ARTグランプリのローレンス・ファン・ホーペンが、ローディンのジョセフ・ロークとのバトルの最中にターン12“タバココーナー”でクラッシュを喫したのだ。
クラッシュバリアのデブリが多少コース上に残っていたものの、セーフティカーは26周目の終わりでピットに戻り、レースはファイナルラップで再開となった。
1周のスプリントバトルとなったものの、ミニはマンセル以下を寄せ付けずトップチェッカーを受けた。マンセルが2位、ハイテックのルーク・ブラウニングが3位に入った。ミニはアルピーヌ育成、ブラウニングはウイリアムズ育成のドライバーだ。
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