富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第2戦。110周で争われる長丁場のレースの終盤、トップを走っていたのは福住仁嶺がドライブする8号車ARTA NSX-GTだった。福住は36号車au TOM'S GR Supraの坪井翔からの追撃を受けながらも首位をキープしていたが、レースが残り10周に迫ろうかというタイミングでまさかの事態が発生した。
コカ・コーラコーナー付近でストップしていた31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを回収するために出されていたFCY(フルコースイエロー)が99周目に解除されてほどなくして、8号車に黄旗追い越し違反によるドライブスルーペナルティが言い渡されたのだ。このペナルティにより8号車は大きく後退。最終的に8位でレースを終えた。リスタート直後に36号車がトラブルでストップしただけに、痛恨のペナルティとなった。
■スーパーGT第2戦富士:初めて運用されたFCY。残り18分の大激戦をAstemo NSXが制す
審議の対象となっていたのは94周目、31号車がコカ・コーラコーナー付近でストップしていた時のこと。福住はGT300クラスの6号車Team LeMans Audi R8 LMSの真後ろにつけてTGRコーナー(1コーナー)を立ち上がると、直後に6号車の前に出たが、この時マーシャルポストではイエローフラッグが振られていたのだ。
福住はレース後、motorsport.comに当時の状況を説明した。彼曰く、前方にいる6号車アウディによって視界が遮られ、マーシャルポストでイエローフラッグが振られているのが見えなかったという。ただ、その直後のポストでグリーンフラッグが振られているのを見て、何かがおかしいことに気付いたようだ。
「ターン1では僕がイン側、GT300の車両がアウト側にいました」と福住は言う。
「ターン2のマーシャルポストはアウト側のかなり遠い位置にあったので、イエローフラッグが見えませんでした。そのマシン(6号車)が視界を遮っていたんです。不運でした……言葉がありません」
ペナルティがなければ自分たちが勝利していたと思うかと尋ねられた福住は、こう返した。
「17号車(Astemo NSX-GT)とターン1で接触した時に少しダメージを受けていたので、楽ではありませんでした。マシンのバランスが大きく変わっていましたからね」
「でもいつも通りのレースペースを保てていたので、36号車が後ろにいてもポジションをキープできたはずです」
なお、福住はTGRコーナー出口のマーシャルポストで黄旗が振られていることをチームから無線で知らされていなかったが、ARTAのGT500エンジニアであるライアン・ディングルはその理由について、坪井と順位を争いながらターン1へ進入する福住の邪魔をできるだけしたくなかったからだとmotorsport.comに話している。
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