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ノリス、マクラーレンの逆転コンスト4位獲得は可能と豪語。打倒アストンに向けて「僕らには表彰台を狙えるドライバーが揃っている」

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ノリス、マクラーレンの逆転コンスト4位獲得は可能と豪語。打倒アストンに向けて「僕らには表彰台を狙えるドライバーが揃っている」

 シーズン半ばの大型アップデート投入以降、マクラーレンの競争力は急上昇し、コンストラクターズランキング4位争いでは計221ポイントのアストンマーチンに対してマクラーレンは172ポイントと49ポイント差まで迫っている。

 今季残るレースは6戦だが、マクラーレンのランド・ノリスはこの差を縮め、逆転することは可能だと考えている。

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 そしてその理由として、ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリと共に、大量ポイントを稼ぐことができるドライバーがふたり揃っていることを挙げた。

 今季開幕時点で最速レッドブルに次ぐ速さを見せたアストンマーチンは、シーズン後半に入ると失速気味。サマーブレイク以降、フェルナンド・アロンソがオランダGPで表彰台を獲得したものの、ランス・ストロールは無得点のレースが続いている。その結果、アストンマーチンがここ4戦で25ポイントの獲得にとどまっているのに対して、勢いを増すマクラーレンは69ポイントを稼ぎ、その差を急速に縮めている。

 コンストラクターズランキングでマクラーレンはアストンマーチンを逆転することができるか、と訊かれたノリスは次のように答えた。

「そうだね。そんなに接近しているとは思わなかったけど、49ポイント差なら間違いなくそう思う」

「残りレースは多くない。アストンがもう少し強力になるレースがいくつかあるとは思うけど、ほぼ全てのチームと比較して、今のところ僕らのアドバンテージは、こういうポジション(表彰台)を争い、ポイントを争えるドライバーがふたりいることだと思う」

「現時点では、(上位を狙えるドライバーが)どのチームにも揃っている訳じゃない。僕らはお互いに助け合うことができるし、現時点で他の多くのチームよりも良いアドバンテージを持っていると思う」

 ノリスはシンガポールGPでカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に次ぐ2位、日本GPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2位と、2位表彰台を2連続で獲得している。

 マクラーレンは依然MCL60の改良、特に低速コーナーでの改良を続けており、ノリスは全体的なパッケージとして残りシーズンでも好調を維持できると考えている。

「僕らは上昇傾向にある」とノリスは言う。

「こういう(日本GPのような)日々は、まさにそれを証明してくれている」

「これからは厳しいレースが続くだろうし、一筋縄ではいかないかもしれないけど、僕の目から見ても、今シーズン中の進化は信じられないくらいだ」

「(日本GPで)トップと19秒差でフィニッシュできたのは、まさにその証拠だと思う。だからみんなを誇りに思うし、これからもプッシュし続けるよ」

 ノリスがアストンマーチンを打ち負かすことに照準を合わせている一方で、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、決まった目標に集中することで得られるメリットはないと考えている。

「マクラーレンには、これ以上プッシュするために人参のようなモノが必要な人がいるとは考えたくもない」とステラ代表は言う。

「私はマクラーレンを信頼しているし、信頼しているだけでなく、全員が持続可能かつ最速のペースでプッシュしていると信じている。それが私の望みであり、現実に起こっていることだ」

「もし『4位でフィニッシュしないと! 我々にはそれができるはずだ』と考え始めたら、誰もがこう言うだろう。『アンドレア、知っているよ。僕らに言う必要はないし、世界に宣言する必要はない』ってね。我々は可能な限り速く走る。それが我々の姿勢だ」

 対するアストンマーチンは、マクラーレンの脅威を十分に認識しており、シーズン序盤の輝きを取り戻そうとしている。

 チーム代表のマイク・クラックは、アストンマーチンがAMR23からもっとペースを引き出す必要があることは間違いないと語った。

「ハードな戦いだ」とクラック代表だ。

「これからのレースに目を向ける必要がある。我々は信頼性という点では最大限のモノを提供する必要がある。それはここ(日本GP)でできなかったことだ。だから作戦ではミスをせず、自分たちに集中しなければならない。彼らがやっていることに影響を与えることはできないしね」

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