ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤとプラマックのホルヘ・マルティンによって繰り広げられている、2023年のMotoGPチャンピオン争い。全てが決する最終戦バレンシアGPでは、ライダーよりもむしろチーム上層のほうがナーバスになっている様子だった。
バレンシアGP初日、マルティンは21ポイント差を付けられている状況から逆転を狙うために、バニャイヤを執拗に尾け回してプレッシャーをかける作戦に出た。
■バニャイヤ、タイトルかかった最終戦初日は苦戦も気にしない?「去年のほうがナーバスだったし、ロスしてるとこも分かってる」
それは予選Q1とQ2の振り分けを決めるプラクティスでも続き、バニャイヤがエスケープゾーンに逃れようとも決して後ろから離れようとしない徹底ぶりだった。
結果的に、バニャイヤはブレーキングでそもそも苦戦していたことや、最後のアタックが黄旗で潰れたことなども重なり、プラクティスを15番手で終了。予選はQ1からスタートすることになってしまった。一方でマルティンは2番手タイムを記録し、しっかりとQ2進出を決めている。
マルティンは「こういった戦術をとるのは好きではないものの、タイトルを獲るためにできることはそれしかない」という見解を示していて、それだけタイトルにかける思いが強いことを裏付ける戦略だったと言える。
バニャイヤはライバルのこうした行為にさほど強く反応していない。むしろドゥカティの上層のほうが激しい反応を示している。
ドゥカティのチームマネージャー、ダビデ・タルドッツィはSky Sport Italiaに対し、マルティンの執拗な追跡戦略を「馬鹿げている」と表現した。
「ペッコ(バニャイヤ)はベストな1日とはならなかった。ホルヘのマーキングのせいではない。そのコトで我々は悩まされてはいない。シンプルに今日はリズムが良くなかった」
タルドッツィはそうバニャイヤの初日をまとめつつも、マルティンのマーキングを次のように評した。
「マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が何度もやっているようなモノだが、あのマーキングは馬鹿げている。しかし合法の行為であり、やれることでもある」
「マルティンはこうすることでさらにプッシュしようとしている。彼が目指すのは2レースを勝つことであり、それを達成できるかもしれない。しかし我々の目標は『チャンピオンを勝ち取れるだけのポイントを得ること。勝てれば尚良いだろう』というモノだからね」
そう語ったタルドッツィだが、後に冷静さを取り戻し、最高峰のMotoGPクラスではこうした振る舞いが良くないものだという論調に切り替えた。そしてマルティンの振る舞いがバニャイヤに影響を与えたという考えを改めて否定している。
「あのマーキングがペッコに影響を与えたとは思わない。我々は彼に良いマシンを用意して助ける事が必要だ」
「今朝からペッコは満足できていなかったが、それは彼というよりも我々の失敗だ。明日はきっと速くなってくるだろう。我々は特にコーナーエントリーで自信をもてるようにする必要があるが、まだそれを見つけられていない。今夜は全てのデータを分析し、土曜日にペッコを満足させられる解決策を見つけられればと思っている」
「今日は我々にとって良い1日ではなかった。トップ10に入れると思っていたが、なぜQ1にいるのかを理解しなくてはならない」
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