この6月で第102回大会を数える通称“雲に向かうレース”こと、2024年のPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(Pikes Peak International Hill Climb)に、総合記録保持者ロマン・デュマの参戦が決定。今季も引き続きフォード・パフォーマンスとタッグを組み、新たな電動モンスター・ピックアップ『Ford F-150 Lightning SuperTruck(フォードF-150ライトニング・スーパートラック)』で自らの持つEVレコードブレイクを狙う。
フォルクスワーゲンと参戦した2018年に、専用フル電動モデル『フォルクスワーゲンID.Rパイクスピーク』をドライブしてパイクスピークの山頂へ到達したフランス出身のスペシャリストは、全長12.42マイル(約20km)、スタートラインの9300フィート(海抜約2830m)からフィニッシュ地点の14115フィート(同4302m)まで駆け上がる全156のコーナーをクリアし、総合7分57秒148のEV記録を樹立した。
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その実績を提げて、昨季よりブルーオーバルの挑戦に協力しているデュマは、初年度となった2023年にフォード・パフォーマンスと新興STARD(ストール・アドバンスド・リサーチ・アンド・デベロップメント)が共同開発したフル電動モンスターEV『フォード・パフォーマンス・スーパーバン4.2』のステアリングを握り“ザ・マウンテン”へ。ここで8分47秒682を記録してPPIHCのオープン部門を制覇したものの、全体では2番手と惜しくも総合優勝を逃す結果となっていた。
「パイクスピークに戻ってこられてうれしいね。またこの“マウンテン”に登って、ファンに再会できるのはいつでも素晴らしいことだよ」と、まずは喜びを語ったデュマ。「フォード・パフォーマンスとの旅を続けるのも当然素晴らしいことだし、電動技術の開発をさらに促進するために、こうして新しいマシンを手に入れるのもとてもエキサイティングだ」
■「電気自動車の限界と期待値を拡張する」新型EV
システム出力1050kW(約1400PS)のパワーを誇る“怪物EVバン”は、特徴的なカーボンコンポジット製ボディとFIA仕様のロールケージ、調整可能な回生ブレーキを備えた全輪駆動のパッケージを備え、ヒルクライムに備えてさらにパワーウエイトレシオを改善すべく、4モーターから3モーターに減らすなど細部にわたる改良が施されていた。
このオフには南半球の豪州大陸に向かった『フォード・パフォーマンス・スーパーバン4.2』は、現地最高峰のモータースポーツ・シリーズ、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの開幕戦に併せて“聖地”にも見参し、マウントパノラマを史上最速で周回したクローズドホイール車として、1分56秒3247という新記録を樹立している。
「こうした継続性を踏まえても、僕らはコロラド州でもつねにもっと良い成績を残したいと思っている」と続けるデュマ。
「僕らの目標は『明らかに速いこと』だが、自分が走って出せるタイムを予想で言うのは……パイクスピークでは“予想外のことが予想されなければならない”から、まだ少し謎だね!」
今回投入される『フォードF-150ライトニング・スーパートラック』は、ドリフトを筆頭にフォードと組んで競技車両を開発するRTRビークルズ との共同開発で2024年1月に発表されたEV車両『F-150ライトニング・スイッチギア』がベースに。
ここへ強化サスペンションやカーボン複合パネル、スキッドプレートなどを追加することで「電気自動車の限界と期待値を拡張する」とし、これにより空力性能も大幅に引き上げられ、時速150mph(約240km/h)で6000lbs(約2.7t)のダウンフォースに達するよう開発されているという。
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