■ナンバーのひらがな部分には「わ」と「れ」を使うよう定められている
日本におけるレンタカーとは、お金を払って借りたクルマのことを主に指します。海外の一部では「Rent-A-Car」と表記されているのを見かけることがありますが、日本におけるレンタカーは「Rental Car」をローマ字読みしたことが語源となっていることで知られています。
レンタカーは、道路運送法第80条、同法施行規則第52条の規定、及び運輸支局長の定める「自家用自動車の有償貸渡しの許可基準」に基づいた許可を受け、営業を行っている業者、もしくは個人が貸し出しを行っています。
一般的なレンタカー業者からクルマを借りると、ナンバープレートのひらがな部分が「わ」になっていることがほとんどで、「わ」ナンバー=レンタカーと認識している方も多いことと思います。しかし、実は「わ」ナンバー以外にもレンタカーは存在するのです。
■沖縄県の5ナンバーレンタカーは「わ」ナンバーが枯渇してしまった
レンタカーのナンバーには、「わ」以外にどんなものがあるのでしょうか。実は、「わ」以外にも「れ」が存在する地域があるのです。その一部の地域とは、沖縄県と北海道の札幌です。沖縄県と札幌で「れ」ナンバーが使われている理由を、内閣府沖縄総合事務局は次のように説明します。
--沖縄のレンタカーには、なぜ「れ」ナンバーが使われているのでしょうか。
現在の自動車登録規則では、ナンバープレート内に一連指定番号、あるいは車両番号の左隣に、自家用・事業用の別を表示する1文字のひらがな文字、またはアルファベット文字の表示が指定されています。そのうち、沖縄本島で使われている5ナンバーのレンタカーのひらがな部分には、現在「れ」ナンバーを交付しています。
理由としては、2015年の2月に「わ」ナンバーを使い切ってしまったためです。沖縄は日本でも有数の観光地ですが鉄道が無いため、観光に来た方は主にレンタカーを利用して観光をすることになります。そのため、レンタカーの登録台数が本州に比べて多くなっており、「わ」ナンバーが足りなくなってしまったのです。
--「れ」ナンバーも使い切ってしまった場合はどうなるのでしょうか。
2018年の1月から分類番号(上部3ケタの番号)にアルファベットが使えるようになったため、数字とアルファベットの組み合わせでこれまで以上に多くのナンバープレートが発行できるようになりました。そのため、現時点では「れ」ナンバーが枯渇する予定はありません。
■札幌のレンタカーでも「れ」ナンバーが使われている
沖縄県の5ナンバーレンタカーは、現在「れ」ナンバーで統一されていますが、北海道の札幌でも現在「れ」ナンバーが使われています。札幌のレンタカーで「れ」ナンバーが使われている理由を、国土交通省北海道運輸局に聞いてみました。
--札幌のレンタカーに「れ」ナンバーが使われている理由を教えてください。
実は、札幌のレンタカーは1990年代の後半まで「れ」ナンバーで統一されていました。その後全国のレンタカーと同じく「わ」ナンバーに統一されましたが、2013年に「わ」ナンバーが枯渇してしまったため、現在は「れ」ナンバーが使われています。
--札幌では、なぜ「わ」ナンバーが枯渇してしまったのでしょうか。
札幌も、沖縄と同じく観光地です。そして、土地が広いためにレンタカーを利用して観光をする方が便利なので、レンタカーの登録台数が他の地域よりも多くなっています。さらに北海道の特徴として、冬の時期は道路の多くが雪に覆われてしまうため、レンタカーの需要が一気に低くなってしまうのです。
そのため、レンタカー業者は暖かくなる繁忙期前にレンタカーを大量に登録し、閑散期となる冬にはそれらの多くをレンタカー登録から解除してしまいます。そのサイクルが毎年行われているため、札幌は他県に比べてレンタカーの登録台数が多くなっており、レンタカーのナンバーが枯渇してしまうのです。現在、札幌のレンタカーには「れ」ナンバーを交付していますが、他県と同じく分類番号にアルファベットが使えますので、当面は枯渇する心配はありません。
※ ※ ※
沖縄や札幌のレンタカーに使われている「れ」ナンバーは、その地域に行けば目にすることができますが、全国的に見るとレアなことは間違いありません。
本州で「れ」ナンバーが付いたレンタカーを見ることができたら、かなりラッキーだと言えます。 【了】
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