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今のフェラーリに、ポールポジションを争う力はない……ルクレール落胆「テストよりはフィーリングいいけど」|F1バーレーンGP初日

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今のフェラーリに、ポールポジションを争う力はない……ルクレール落胆「テストよりはフィーリングいいけど」|F1バーレーンGP初日

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1開幕戦バーレーンGPの初日を終え、今回のレースでフェラーリには、ポールポジションを狙うだけのパフォーマンスが備わっていないと認めた。

 バーレーンGPの予選と決勝レースは、日没後の現地時間18時から行なわれる。そのため、金曜日のフリー走行2回目は、予選・決勝とよく似たコンディションで走ることができる、唯一のセッションということになる。FP1とFP3は現地の昼間に行なわれるため日差しがあり、そのコンディションは大きく異なるのは明らかだ。

■フェルスタッペン、マシンバランスに苦しみポテンシャル発揮できず「リズムを取り戻せば、間違いなく速い」

 そんな重要なFP2でフェラーリは、ルクレールこそ4番手につけたものの、チームメイトのカルロス・サインツJr.は14番手と低迷した。

 4番手だったルクレールも、トップタイムを記録したアストンマーチンのフェルナンド・アロンソから0.46秒遅れ。2022年の王者であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.3秒の差をつけられた。

 ルクレールは土曜日にはアストンマーチンに近づくことができると予想したが、それでもポールポジションを狙う力は、今のフェラーリにはないと考えている。

「僕らに、ポールポジションを獲得するだけのパフォーマンスがあるとは思わない」

 そうルクレールは語った。

「まだ始まったばかりだ。アストンは、明日みんなが目にするよりも、今日速かったかもしれない。それは分からないけどね。ただ、僕の考えだ」

 今季マシンSF-23にはまだまだ改善すべきことがたくさんあるものの、先日のプレシーズンテストで故意にアンダーステア寄りのセットアップを行なった時よりも、マシンの挙動は明らかに改善しているとルクレールは認める。

「フィーリングはテストよりも良くなっている。テストでは、多くのことを試していたため、マシンの走り方に一貫性がなかった。自分の好みに合わせて、マシンを設定する時間はあまりなかった。でも、今日はそれをすることができたんだ」

 一方のサインツJr.は、ルクレールとは逆に「バランスに苦労している」と感じていたようだ。サインツJr.曰く、その点を解決して初めて、競争力のある予選ラップをまとめることができると考えているという。

「単純にこのマシンは、テストで期待したような感じに、正確には反応してくれないんだ」

「バランスに少し苦労している。以前感じたようなモノとは、少しかけ離れている」

「でも、僕らはその点をよく検証している。明日に向け、組み立て直せることを期待している」

 なおサインツJr.は、FP1で派手なスピンを喫している。この時のことについてサインツJr.は、次のように語った。

「僕らは、いくつかのことをテストしていた。FP1で試したかったことのいくつかの、仕上げをしようとしていたんだ」

「夜間のセッションでソフトタイヤを使うために、FP1ではミディアムタイヤを使っていた」

「でも、明らかに計画通りにはいかなかった。意図したモノにはならなかった。テストはうまくいかず、FP2を迎えることになった」

「スピンでコースを走る時間を失ったし、自由度も少し失った。その代償を、FP2で払ったんだと思う。それでもマシンは、テストの時と同じようには感じられなかった」

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みんなのコメント

2件
  • 慌て取り付け弾性不足のリアウィングを使用する辺り、これが今のベストなのだろう
    0.4差ならエアロの調整で 今後追い付けるだろうが、足回りで遅れているなら 来年だな
    本当にバジェットキャップと空力開発時間制限が、早くも効いてきたな
    レッドブルは昨年までのアドバンテージがあり まだトップだが、アストンはレッドブルからエアロダイナミキサーを連れてきて たっぷり予算と空力開発時間を使い、見事にジャンプアップいた
    しかし レッドブルもフェラーリもアップデートの予算は残しているはず、そのバランスが上手くいけば レッドブル アストン フェラーリは並ぶかもしれない、後はコースによる 得意不得意に期待だ
  • 批判的な速さを呈する産業活動は嫌いだが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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