昨年まで2年連続でWRC(世界ラリー選手権)を制したラリー界の若きスター、カッレ・ロバンペラが、オーストリアのレッドブルリンクでレッドブルのF1マシンをドライブした。
先日motorsport.comの取材に対しても、F1マシンを「1度試してみたい」と話していたロバンペラ。実はF1ドライブの可能性は今年初めに浮上しており、先日はミルトンキーンズで行なわれたレッドブル・レーシングのワークショップにも顔を見せていたことでさらに憶測が広がっていた。
■WRC王者ロバンペラ、F1挑戦にも興味示す「やってみないと本当に自分に合うかどうかは分からない」トヨタのハース提携で道は開ける
ロバンペラはF1テストに向けた準備のためレッドブル・レーシングの本社を訪れ、シートフィッティングを行なった後、チームのシミュレータセッションに参加した。
そのシミュレータでは、小さいマシンから徐々に大型のマシンへと乗り換え、コースと車両のコツを掴んでいった。テスト当日も、まずはF4車両に乗り、その次はフォーミュラ・ルノー3.5、そして最後には2012年型のF1マシン、RB8へと乗り込んだ。
レッドブルリンク自体はポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクスで既に経験済みだったロバンペラは、40~50周ほどを周回した。走行を終えての感想を次のように語った。
「素晴らしい1日になった。3種類のフォーミュラカーに乗ったんだ」
「かなり多くの周回を走ることができた。F1マシンに乗るのはずっと楽しみにしていたので、本当に乗れたのはクールなことだった。全体的に順調な1日で、良い感触がまだ残っている」
「ラリーとF1の最大の違いは、ラリーカーは車体がもっと動く一方で、F1はカートのような感じで、サスペンションもほとんど動かない。それでいてものすごいグリップがあって、当然ダウンフォースもすごいから、コーナーを速く走ることができる」
「身体で感じるものもかなり違うね。横Gがすごくて、ブレーキもよく効いて旋回性能が高いので、ドライバーとしては全く違う感覚だ。シートポジションも違うし感覚は別物なんだけど、そういったものを体感できたのは本当にクールだ」
トヨタに所属するロバンペラは今年、WRCはパートタイム参戦にとどめており、代わりに様々なサーキットレースに進出することでモータースポーツの視野を広げている。前述のポルシェ・カレラカップ・ベネルクスでは3勝。モンツァで開催されたイタリア・カレラカップにもエントリーしている。さらにはドリフトの分野でも活躍しており、フォーミュラ・ドリフト・ジャパンにも複数回参戦した。
また、F1マシンをドライブしたWRCのスタードライバーはロバンペラだけではない。過去にはコリン・マクレーやセバスチャン・ローブがテストドライブの機会を得ている。
1995年のWRCチャンピオンであるマクレーは、1996年にシルバーストンでジョーダンのF1マシンを駆り、当時ジョーダンのドライバーだったマーティン・ブランドルがWRCのスバル・インプレッサをドライブするという、“マシンスワップ”を行なった。
9度のWRC王者として知られるローブは、ポール・リカールでルノーF1のショーカーをドライブした後、2008年に行なわれたバルセロナ冬季テストにレッドブルから参加。レッドブルRB4を駆って8番手タイムを記録してみせた。
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