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メルセデス・ベンツ、最長航続759kmに伸長のEV旗艦『EQS』を導入。ボンネットマスコットも復活

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メルセデス・ベンツ、最長航続759kmに伸長のEV旗艦『EQS』を導入。ボンネットマスコットも復活

 メルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車として2022年に導入された旗艦『EQS』が新型モデルに刷新され、バッテリー容量を118.0kWhに増やした“EQS 450+”のWLTCモード一充電走行距離は、日本最長となる759kmへと伸長(自社調べ)。伝統的な“クロームルーバーラジエーターグリル”と“ボンネットマスコット”も採用し、新規設定のエグゼクティブシートにより後席居住空間の快適性も向上させ、11月13日より注文の受付が開始されている。

 専用のプラットフォームを新たに設計開発するだけでなく、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたデザインを持つ『EQS』は、空力という機能性も兼ね備えた先進の美しさを表現。NVH(ノイズ(騒音)、バイブレーション(振動)、ハーシュネス)対策も徹底的に行うことで静粛性はこれまでにないレベルに達し、室内の空気はHEPAフィルターを採用した空気清浄システムによりクリーンに保たれるなど最高峰のEVサルーンとして君臨している。

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 その『EQS』に施された今回の改良では、圧倒的な存在感を放つタッチ式のMBUXハイパースクリーンを新たにEQS 450+にも標準装備とし、ソフトドアクロージングの新規採用や内外装デザインの刷新、デジタルコンテンツの強化、バッテリー容量の向上など幾多のアップデートを実施し、ラグジュアリーと快適性の実現をもう一段階引き上げている。

 エクステリアでは、そのEQS 450+でクロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを標準装備とし、往年のフラッグシップを彷彿とさせる威風堂々たる佇まいを得るとともに、新たに電動充電フラップを採用して利便性を向上。さらに有償オプションにて新デザインの21インチAMGアルミホイールを選択可能としている。

 さらに同グレードでは、インテリアでもMBUXハイパースクリーンを標準化し、コクピットディスプレイ(画面対角サイズ:12.3インチ)を筆頭に、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、助手席有機ELフロントディスプレイ(12.3インチ)の3枚のディスプレイを1枚のガラスで覆うことで、幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンとした。さらにAMGラインパッケージオプションを選択すると、シートの素材がナッパレザー内装へと変更される。

■AMGモデルは最高出力761PSを発生

 そのうえで主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)や車内で指定アプリケーションによる動画を楽しめるMBUXエンターテインメントパッケージプラスや、iPhoneに対応したデジタルキーを標準装備に。さらにメルセデスAMGの高性能モデル“EQS 53 4MATIC+”では前出のエグゼクティブシートに加え、AMGカーボンファイバーインテリアトリムを標準としている。

 注目の電動パワートレイン(eATS)は、日本で販売されている電気自動車の中で最長となる759kmとされたEQS 450+が、最高出力360PS(265kW)を発生する永久磁石同期モーター(PSM)を採用。同じくEQS 53 4MATIC+では、フロントとリヤにeATSを備えることで一充電走行距離は659kmとしながら、最高出力は658PS(484kW)を発生し、“RACE START”の使用時は最大761PS(560kW)まで増強される。

 そのEQS 53 4MATIC+は、トルクシフト機能によってフロントとリヤの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分はつねに効率的かつ最適化されるとともに、新たな機構としてディスコネクトユニット(DCU)を搭載。フロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設けることで、走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしてモーターによる抵抗を極力低減させ、高速巡航時にクラッチを切り離すことで後輪駆動のみとし、電気の消費量を抑制することが可能となっている。

 さらに細部ではブレーキマスターシリンダーなどを最適化し、ペダルのフィーリングを向上させつつ回生レベルを高めて減速時により多くの回生エネルギー(最大3m/s2)を回収できるように。また、高電圧バッテリーや電動パワートレインからの廃熱等をより効率よく暖房等に利用するヒートポンプのシステムを採用することで、消費電力を大幅に削減して航続距離を伸長することに貢献している。

 そのほか、安心のEVカーライフと充電サービス『Mercedes me Charge』やMercedes me connect改め『Mercedes-Benzデジタルプロダクト』と改称されたテレマティクスサービスなども付帯し、価格はEQS 450+が1535万円、同EQS 53 4MATIC+が2395万円(いずれも税込)となっている。

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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