この記事をまとめると
■ロータスがブランド初となるハイパーSUVを発表
単なるスポーツカーとは違う! 簡素ならいいワケじゃない! 「ピュアスポーツカー」って何?
■600馬力のパワーを誇るほか、0-100km/hは3秒以下だという
■ロータスとして初の機能なども多く盛り込まれている注目のBEVだ
ロータスがなんとハイパーSUVを発表!
ロータスと言えば、スーパー7やヨーロッパ、エリーゼやエキシージなどなど、走りに特化している魅力的でスパルタンなスポーツカーばかりを手掛ける名門自動車メーカー。日本でもその人気は高く、エリーゼやエキシージなどはよく街中で見かけるモデルだ。
そんなロータスが、なんと「ハイパーSUV」を販売するという。そもそもSUV自体がロータスでは初となる。その、注目モデルが「ロータス エレトレ」だ。同社初となる5ドアということも大きなトピックである。
ロータス・エレトレは、ハイパーSUVということもあり、しかもBEVでリリースされることとなっており、今年の東京オートサロンで日本初公開された「エミーラ」のDNAを受け継ぐモデルとなっている。このことから、スポーツカーとして必要な要素もしっかりと与えられていことが容易に想像できるだろう。主に受け継いでいるのは空力面となっており、パフォーマンスのみならず、航続距離にもプラスに働くよう緻密に設計されているとのこと。
駆動方式は4WDで、100kWhを超えるバッテリー容量と600馬力のパワーを備えている。350kWの充電器を使えば、400kmの航続距離をわずか20分で達成できるという。WLTPで目標とする最大航続距離は約600kmだ。また、22kWのAC充電も標準装備。利用可能な場合は、充電時間を短縮することもできるとのこと。
最新の先進デバイス各種ももちろん搭載されており、ドライバーに快適な運転環境を提供する体制も整っているほか、コネクティングシステムなどを通して常に最新のソフトウェアにアップデートするようなシステムも検討中だという。なので、買った後でもクルマを買い替える必要がなく、常に最新のシステムを体験できる。
ロータスの名に恥じないスペックと使い勝手の良さを両立
インテリアなどにはリサイクル素材を採用し、環境も配慮されているほか、今までのスパルタンだった印象のロータスとは180度逆とも言える快適な車内空間になるよう、さまざまな工夫がされているとも発表された。
シートは4つとも独立で稼働することもあり、この辺りのシートアレンジに関しても使い勝手が良さそうだ。フロント中央のモニターは15.1インチ、リヤのセンターコンソールには9インチのモニターが備わっている。
オプションとして、ガラスルーフや3Dサウンドテクノロジーを採用した1500w23スピーカーによるオーディオシステムへのアップデートや、23インチのホイール、10ピストンを備えるカーボンセラミックブレーキなども用意されるので、ライフスタイルに合わせた好みの仕様変更にも対応する。
なお、エレトレは前後2モーター仕様となっており、アクセルペダルのレスポンスを調整する4つのドライブモード、「レンジ」、「ツアー」、「スポーツ」、「オフロード」があり、それに加えて自分の好みに各種セッティングが可能な「インディビジュアル」を有する。そしてこれらは標準装備の機能だ。
実用ユースのBEVかと思われがちだが、0-100km/hは3秒以下のスペックを誇るということもあり、ロータスらしさは姿を変えようとも健在だ。
新世代のロータスを牽引する存在であることは間違いなさそうなエレトレは2022年後半より、中国に新造される工場にて生産が開始される予定とのこと。
価格や日本での販売などなど詳細はまだ未定だが、クルマ好きには注目してもらいたい1台となりそうだ。
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