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アウディが走りのピュアEV「e-tron S」&「e-tron Sスポーツバック」を発表!

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アウディが走りのピュアEV「e-tron S」&「e-tron Sスポーツバック」を発表!

496ps/973Nmを発揮する3モーターを搭載。リヤは2モーターによるトルクベクタリング機構で高水準の走りを実現

9月10日、アウディは新世代電動SUVの「e-tron」および「e-tronスポーツバック」に高性能版となる「e-tron S」と「e-tron Sスポーツバック」を設定したと発表した。このSモデルは今秋より欧州市場に導入される予定で、ドイツでの予定販売価格は「e-tron S」が9万1435.29ユーロ(約1150万円)、「e-tron Sスポーツバック」が9万3628.58ユーロ(約1178万円)だ。

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e-tronのSモデルには、フロントに1基、リヤに2基の計3基のモーターを搭載。496psの最高出力と973Nmの最大トルクを発揮し、4.5秒の0-100km/h加速、210km/hの最高速をマークする。このスペックは、前後1基ずつの計2モーターを搭載する標準モデルの「e-tronスポーツバック55クワトロ」の360ps/561Nm(8秒間のブーストモード時は408ps/664Nm)、6.6秒の0-100km/h加速タイム、200km/hの最高速を明確に凌ぐものだ。ちなみに、標準モデルの「e-tronスポーツバック」は、9月17日に日本導入が発表される予定だ。

95kWhのバッテリー容量は標準モデルと同じで、一回の満充電における最高航続距離はe-tron Sが364km、e-tron Sスポーツバックは370kmを実現する。参考までに、標準モデルのe-tronスポーツバック55クワトロの場合は最高で446kmとなる。

通常はリヤのモーターだけで走行し、ドライバーがよりハイレベルのパフォーマンスを要求した場合や、後輪のトラクションレベルが落ちる前には予測的にフロントのモーターが作動する。Sモデルの真骨頂は高められた出力/トルクもさることながら、後輪を2基のモーターそれぞれで駆動する電気トルクベクタリングにある。ESC(横滑り防止装置)を「スポーツ」に設定し、かつアウディドライブセレクトのダイナミックハンドリングシステムを「ダイナミック」に設定すると、車両は高レベルの横方向ダイナミクスを促進。必要に応じてドリフト走行も許容する。コーナリングでは内側のホイールにブレーキをかけることでよりスムーズなハンドリングを実現。サーキットトラックなどでのスポーツドライビングでは、高水準のパフォーマンスを発揮するというわけだ。

サスペンションも「S」専用に仕立てられている。アウディドライブセレクトシステムには7つの走行プロファイルを設定。搭載されるアダプティブエアサスペンションスポーツの設定が選択モードによって調整され、車高を最大で76mm変化させることが可能だ。

標準装着タイヤは20インチで、21インチまたは22インチをオプションで設定。フロントブレーキは6ピストンの固定キャリパーが採用され、高水準のアウトプットに合わせて高い制動性能が与えられている。なお、ブレーキキャリパーは「S」の文字を表示するブラックペイントで、要望に応じて明るいオレンジ色に塗装したり、「e-tron」の文字を表示することも可能だ。

外観では、専用の前後バンパーを採用。さらにリヤのディフューザーインサートは全幅いっぱいに広がり、よりアグレッシブな走りのイメージを高めている。さらに前後のホイールアーチは拡幅され、標準モデルより23mmワイドなボディになっている点もSモデルの特徴だ。

インテリアでは、アルカンターラ&本革巻きのシフトセレクターや、電動調整機構付きのスポーツシートなどがSモデルであることを主張。デコレーションパネルはツヤ消しのアルミニウムが標準で、要望に応じてカーボン仕様にすることもできる。

アウディバーチャルコックピットや、センターパネルのふたつのディスプレイを組み合わせるデジタルコンシャスなインパネは、標準のe-tronやアウディの新世代モデルの多くと共通だ。




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