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王者にレジェンド、さらにル・マンウイナーも。過去イチ級の超豪華『富士SUPER TEC 24時間レース』ラインアップ

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王者にレジェンド、さらにル・マンウイナーも。過去イチ級の超豪華『富士SUPER TEC 24時間レース』ラインアップ

 2023年も静岡県の富士スピードウェイを舞台に、国内唯一の24時間レースとして開催される『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。スーパー耐久シリーズの一戦として復活した同レースは今年で6回目を迎え、例年どおり24時間の長丁場ということで多くのチームが“助っ人”ドライバーの起用を予定しており、2023年も富士24時間ならではと言えるラインアップをみることができそうだ。

 スーパー耐久シリーズでは、通常開催される3時間や5時間レースの場合はA/B/C/Dドライバーの4名しか登録することができない。しかし長時間レースとなる富士24時間では、E/Fドライバーの登録が可能となることで、好成績を獲得するためスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権などで活躍するトップドライバーを“助っ人”として起用するチームも多い。

ないなら作ればいい。富士24時間事前テストに参加したマシンの使用パーツ調査&クラス紹介

 今年もそんな助っ人ドライバーたちが数多く起用されることが、5月16日に発表されたエントリーリストで明らかになった。すでに4月28日に行われた公式テストにも多くのドライバーが参加したほか、レースの開催を控え各チームから体制発表が続々と行われている。

 まずFIA-GT3車両が総合優勝を争うST-Xクラスでは、昨年の富士24時間で総合優勝を飾り、シリーズチャンピオンに輝いたHELM MOTORSPORTSがショウン・トンとヤン・マーデンボローの起用を発表。トンはすでにチームと優勝を経験済み、さらにスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍したマーデンボローの加入はサプライズとも言える布陣で、今年も優勝候補に挙げられる存在だ。

 今季からST-Xクラスに参戦しているKCMG NSX GT3も富士24時間にエントリーを行い、エドアルド・リベラティとジョシュ・バードンという実力派ドライバーが加入する。また、中山雄一と上村優太が加わるDENSO LEXUS RC F GT3、レギュラードライバーをメインに据える中升 ROOKIE AMG GT3、DAISHIN MPRacing GT-R GT3は堅実さを武器に24時間レースを戦うだろう。

 さらに豪華なドライバーが多く起用されるのがGT4規格車両を使用するST-Zクラスだ。なかでもPorsche Team EBI WAIMARAMAはテスト開催前に先陣を切って本山哲とジュリアーノ・アレジの起用を発表し、ふたりともすでにテストでポルシェ718ケイマンGT4 RSクラブスポーツのステアリングを握った。本山も「全体的にフラットで乗りやすい」とマシンに満足している様子をみせ、もちろん富士24時間の目標は「優勝」と意気込む。

「もちろんレースは真剣に走ります。24時間レースで自分の役割をしっかりとこなし、チームに貢献しながら、このメンバーで楽しみながら優勝できたら最高です」と本山。千代勝正との師弟コンビ復活もファンにとっては楽しみなところだ。

 さらにST-Zクラスではナニワ電装TEAM IMPULに中嶋一貴と石川京侍、TEAM ZEROONEのraffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4に柳田真孝、アウディR8 LMS GT4を使用するTECHNO FIRSTに影山正美と牧野任祐、シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOに新田守男と中山友貴が加入するなど、ドライバーラインアップの面では非常に注目度の高いクラスになりそうだ。

 そして豪華ラインアップのチームが多くなりそうなのはST-Qクラスも同様。テストでニッサン/ニスモが投入するニッサンZ・レーシングコンセプトのステアリングを握った平手晃平/佐々木大樹/高星明誠/松田次生のほか、Team HRCが走らせたホンダ・シビック・タイプR CNF-Rの武藤英紀/伊沢拓也/大津弘樹といった有名ドライバーが名を連ねる。

 ST-Qクラスにはそのほかにも、レギュラー参戦組で大嶋和也、山下健太、石浦宏明、山内英輝、井口卓人というスーパーGTドライバーをはじめ、MORIZOことトヨタ自動車の豊田章男会長といったビッグネームも揃う。さらに2023年の富士24時間には、ORC ROOKIE GR86 CNF Conceptに関口雄飛、ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptにTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(WRT)代表のヤリ-マティ・ラトバラ、MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptの阪口良平と堤優威など、国内のみならず世界で活躍する面々がエントリーした。

 さらにST-1~ST-5クラスにも注目ドライバーが多く、ST-1クラスのシンティアム アップル KTMには小林崇志、D’station Vantage GT8RにはWEC世界耐久選手権に参戦しているキャスパー・スティーブンソン、そしてST-3クラスのraffinee日産メカニックチャレンジZには荒聖治が加わる。

 残念ながらST-2クラスのHonda R&D Challenge FL5に加入する予定だった野尻智紀は肺気胸により欠場が発表されてしまったものの、エントリーリストが発表されたことでレースに向けてさらなる盛り上がりをみせている2023年の富士24時間。国内トップカテゴリーで活躍するドライバーたちがふだんと異なるマシンを操る姿を見ることができるのも富士24時間の魅力だ。

 開催が迫るENEOS スーパー耐久シリーズ2023第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』の詳細および観戦チケットについては以下の富士スピードウェイ公式サイトをチェックしてほしい。

■富士スピードウェイ公式サイト:https://www.fsw.tv/motorsports/racing/2023stai2/index.html
■観戦チケット詳細および販売ページ:https://www.fsw.tv/motorsports/ticket/07/2023-stai-rd2.html


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