■ひらがなや漢字ではなく、ローマ字と数字だけで書かれたナンバープレート
2023年6月13日に、トヨタ「ランドクルーザー(40系)」でオーストラリアを横断するプロジェクト「サムライクルーザー」がスタートしたと発表されましたが、注目したいのがこのクルマにつけられたナンバープレートです。
どこかで見たことのある文字や数字の配置と白地に緑文字の表示は日本のナンバープレートとほぼ同様のレイアウトですが、何が違うのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これで軽にも白ナンバーが装着可能なの? 「全国版図柄入りナンバープレート」を画像で見る(40枚)
今回のプロジェクトで使われるランドクルーザーにつけられたナンバープレートは「国際ナンバー」や「海外渡航用ナンバー」と言われるナンバープレートで、数字とローマ字だけで表示されています。
実は「道路交通に関する条約」、通称ジュネーブ条約を締結している国との間では、日本で登録されたクルマを一時的に持ち込んで運転することができるのですが、その際に必要となるのが「国際ナンバー」です。
通常であれば、日本で登録されているクルマを外国で運転するためには、関税の支払いや、車検やナンバー取得など現地での登録手続きが必要ですが、ジュネーブ条約締結国の間ではこれらを免除して一時的な利用が可能となっています。
一方で、条約ではナンバープレートについて、登録国外へ持ち出す場合にはアルファベットとアラビア数字で表示しなければならないことが定められているため、国際ナンバーの取得が必須となります。
主に、今回のプロジェクトのようにクルマやバイクで外国を旅行する時や、ラリーなど海外のレースに参加する時に利用されています。
国際ナンバーは、既に取得している日本のナンバープレートをもとに国際基準に合わせて作成するため、地名、分類ナンバー、ひらがな、一連指定番号の4つの情報が記載される点は同じです。
ただし、一連指定番号の数字の間の「ハイフン」がなくなるほか、地名とひらがなについてはローマ字での表記に変更されます。
例えば、地名が「品川」であればToKyo Shinagawaから「TKS」、「大阪」であればOSaka Osaka「OSO」というように、都道府県名と管轄の陸運支局などの地名を組み合わせた、あらかじめ決められたルールに沿ってローマ字表記に読み替え、ひらがなも同様に、「さ」は「SA」、「こ」は「KO」というように大文字のローマ字表記です。
もし海外で自分のクルマに乗るために国際ナンバーを取得しようとする時は、まず登録証書の交付を受ける必要があります。
登録証書とは、ジュネーブ条約の締結国内で自動車などを一時的に使用したい場合に必要な書類で、海外に持ち込もうとするクルマの登録されている地域の運輸支局で、登録証書交付申請書のほか、対象のクルマの車検証や渡航する人のパスポートなどを添えて申請します。
登録証書が発行されたら、その内容をもとにナンバープレートを製作するのですが、ナンバープレートを制作する会社に直接作成を依頼することが多いようです。
依頼する際には、地名やひらがなのローマ字がどのような表記になるかは、登録証書に記載されているので事前に必ず確認しましょう。
国際ナンバーはクルマ用のほか、バイクや原付でも取得することが可能で、それぞれのナンバーにあわせた内容の国際ナンバーを作成することで、外国に持ち出して運転することができます。
※ ※ ※
ジュネーブ条約の締結国では、日本で登録されているクルマを持ち込んで運転することができますが、その際には国際ナンバーを取得する必要があります。
国際ナンバーは白地に緑文字など日本のナンバーと共通する点も多いですが、地名やひらがながローマ字表記になっているほか、一連番号のハイフンがないなどの点が異なっています。
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