現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いすゞは造船所の新規事業だった…1号車から102年、ジェミニ誕生から50年!

ここから本文です

いすゞは造船所の新規事業だった…1号車から102年、ジェミニ誕生から50年!

掲載 3
いすゞは造船所の新規事業だった…1号車から102年、ジェミニ誕生から50年!

いすゞ自動車のルーツは、東京石川島造船所自動車部、東京瓦斯電気工業自動車部、快進社自動車工場の発展会社と実用自動車製造の合弁会社であるダット自動車製造に端を発する。この3社が段階的に合併し、いすゞ自動車株式会社が誕生した。

三樹書房は『いすゞ乗用車の歴史』の新装版を刊行した。『ジェミニ』誕生50周年を記念したもので、いすゞ自動車が開発した個性的な乗用車について、当時のカラーカタログ600点以上を収録し、その変遷をたどる内容となっている。

バス整備工場を見学!! 都営バス100周年×はとバス75周年記念【夏休み】

1853年、米国のフィルモア大統領の親書を携えたペリー提督の黒船が浦賀沖に来航した年に、徳川幕府は東京・石川島(現:中央区)に造船所を設立した。明治維新後、明治政府は旧幕府や諸藩から継承した軍需工場や鉱山を官業として育成し、民間に貸与、払い下げた。石川島造船所も1876年に民営化され、1889年に有限責任石川島造船所に改組、1893年に株式会社東京石川島造船所となった。初代取締役会長は新1万円札の渋沢栄一であった。

1914年の第1次世界大戦勃発以来、日本の経済は好景気となり、特に海運業と造船業が恩恵を受けた。東京石川島造船所は戦後の反動不況に備え、新規事業として自動車生産の計画を立てた。1920年に東京・深川区(現:江東区)に深川分工場を新設し、1922年の大晦日に1号車が完成した。しかし1923年の関東大震災で工場は甚大な被害を受け、一時は自動車事業撤退も検討されたが、1924年に造船所本社敷地内に自動車工場が再建された。

1929年5月、自動車工場が独立して株式会社石川島自動車製作所が設立された。関東大震災は日本における自動車普及の転機となった。破壊された鉄道、市電に代えて、東京市が米国車を大量輸入して対処した結果、自動車の有用性が認識されたのだった。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

水素社会実現へ、荏原が世界初の液体水素ポンプ試験センター新設…2026年完成
水素社会実現へ、荏原が世界初の液体水素ポンプ試験センター新設…2026年完成
レスポンス
ダイムラートラック、大規模充電ステーションを米国で起工…60基以上の充電器を設置へ
ダイムラートラック、大規模充電ステーションを米国で起工…60基以上の充電器を設置へ
レスポンス
東風ホンダでも希望退職、中国市場でEV出遅れ大苦戦[新聞ウォッチ]
東風ホンダでも希望退職、中国市場でEV出遅れ大苦戦[新聞ウォッチ]
レスポンス
ブリヂストン、いすゞの電動バス『エルガEV』に新タイヤ「G623」納入
ブリヂストン、いすゞの電動バス『エルガEV』に新タイヤ「G623」納入
レスポンス
国際興業バスが『レトロフィットEVバス』の運行を開始---池袋駅発着、関東では初の運行
国際興業バスが『レトロフィットEVバス』の運行を開始---池袋駅発着、関東では初の運行
レスポンス
ブリヂストン、収益課題のリトレッド継続へ「唯一の選択肢」、ベルギー工場の閉鎖を発表
ブリヂストン、収益課題のリトレッド継続へ「唯一の選択肢」、ベルギー工場の閉鎖を発表
レスポンス
米ホンダの「EVハブ」、2025年内の稼働へ 第一号はアキュラEVに
米ホンダの「EVハブ」、2025年内の稼働へ 第一号はアキュラEVに
レスポンス
マレーシアの国民車「プロトン」、エジプトで現地生産、世界市場で拡大展開へ
マレーシアの国民車「プロトン」、エジプトで現地生産、世界市場で拡大展開へ
レスポンス
データ改ざんのJR貨物、全列車の運行を停止、宅配便などに影響も[新聞ウォッチ]
データ改ざんのJR貨物、全列車の運行を停止、宅配便などに影響も[新聞ウォッチ]
レスポンス
『ランドクルーザー』純正レンチ復刻へ、巴製作所がプロジェクト開始
『ランドクルーザー』純正レンチ復刻へ、巴製作所がプロジェクト開始
レスポンス
T360やマークIIバンなど…道の駅・雷電くるみの里で「昭和の名車まつり」
T360やマークIIバンなど…道の駅・雷電くるみの里で「昭和の名車まつり」
レスポンス
航空宇宙産業からスピンオフ…テックササキがトレーラーハウス『GLOBER』量産開始
航空宇宙産業からスピンオフ…テックササキがトレーラーハウス『GLOBER』量産開始
レスポンス
GMとヒョンデが共同開発へ「競争力のある車両を」
GMとヒョンデが共同開発へ「競争力のある車両を」
レスポンス
スズキ、「インドはままつフェスティバル」に協賛…9月14-15日
スズキ、「インドはままつフェスティバル」に協賛…9月14-15日
レスポンス
世界最古のベントレー『Tシリーズ』、約60年ぶりにフルレストアで甦る
世界最古のベントレー『Tシリーズ』、約60年ぶりにフルレストアで甦る
レスポンス
BYDの新型電動ミニバン、車名は『eMAX 7』に決定
BYDの新型電動ミニバン、車名は『eMAX 7』に決定
レスポンス
スズキ、電動車いす技術を流用した「モビリティベースユニット」国際物流総合展2024に出展
スズキ、電動車いす技術を流用した「モビリティベースユニット」国際物流総合展2024に出展
レスポンス
シャープ初のEV「LDK+」の開発にEVメーカー「フォロフライ」参画
シャープ初のEV「LDK+」の開発にEVメーカー「フォロフライ」参画
レスポンス

みんなのコメント

3件
  • dar********
    いすゞがアメリカのGM社と提携した時に新聞や雑誌の広告で「GMと提携しました」と盛んに宣伝していた。その当時はアメリカが自動車生産台数世界一でGMはアメリカ自動車業界のトップですごい会社だと言われていた。しかしその後、石油危機が起こりガソリンの価格が急上昇して大型で燃費の悪いアメリカ車が売れなくなり、その間に小型で燃費の良い日本車が伸びて1980年代に入る頃には日本車がアメリカ車を追い抜いて自動車生産台数世界一になった。最近の若い人は知らないだろうけど昔はアメリカ車ってすごい人気があった。
  • nut********
    ジェミニは保有したことは無いけど趣味でベレットGTに一時乗っていて
    ラック&ピニオン 4輪独立懸架
    車高下げると純正オニキャン ジェミニ?3リンクリジットだろ
    乗ってみると「ほほう」
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

141.8175.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.9333.0万円

中古車を検索
ジェミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

141.8175.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.9333.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村