2024年3月1日、BMWはMINIクーパー3ドアモデルを約10年ぶりに全面改良し発売を開始した。MINI初となる電気自動車もラインナップ。その詳細を見ていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/MINI
※一充電走行距離を含め、記載の諸元値は全てヨーロッパ仕様車を使用したヨーロッパにおける認可数値であり、日本での認可値とは異なる場合があります。また、一充電走行距離は一定の試験条件下での数値であり、実際の走行条件等により異なります。
約10年ぶり全面改良でEVモデルもラインナップ! 新型MINIクーパー3ドアモデル登場!!
■MINI初となる電気自動車をラインアップ 多くの先進安全機能を搭載
約10年ぶりとなる全面改良を果たしたMINIクーパー3ドア。写真は電気自動車モデルとなるSE
新型MINIクーパー 3ドアには、日本におけるMINIの量産モデルとして初となる電気自動車の新型MINIクーパー E 3ドア(イー・スリー・ドア)およびMINIクーパー SE 3ドア(エスイー・スリー・ドア)がラインアップされる。
同日に発表された「カントリーマン(旧クロスオーバー)」もそうだったが、どうやらMINIのグレードでは「E」「SE」が電気自動車のそれ、ということになるようだ。
パワートレインには、2種類の高効率ガソリン・エンジン搭載車、2種類の電気モーター搭載車を用意し、幅広いニーズに応えられるラインアップが取り揃えられた(ラインナップと価格は最下段に記載)。
今回の全面改良において、外見のみならず機能面においても大幅な刷新が行なわれ、特に安全機能および運転支援システムにおいては格段に進化し、今までに経験したことのない、かつてない体験を提供する、としている。
また電気自動車の新型MINIクーパー E 3ドアおよびMINIクーパー SE 3ドアにおいては、車両に蓄えられている電力を外部に給電することが可能な外部給電機能も装備。
でも365日24時間利用可能なプレオーダーが可能である。
■エクステリアデザイン
新型MINIクーパー 3ドアは、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新されている。
パワートレインの違いや航続距離に影響するエアロ・ダイナミクスを考慮し、デザイン細部に調整を施している。
特に電気自動車の新型MINIクーパー E 3ドアおよびMINIクーパー SE 3ドアにおいては、重要なものだけを残したクリーンなサーフェスが特徴的であり、ボンネット・スクープ、サイド・スカットル、ホイール・アーチの加飾、ロッド・アンテナ等を廃止し、フラッシュ・ドア・ハンドルおよびフィン・アンテナを採用している。
エンジン搭載モデルである新型MINIクーパー C 3ドアおよびMINIクーパー S 3ドアは、電気自動車との差別化を図り、伝統のデザイン・コンセプトを踏襲し、ドア・ハンドルやアンテナの形状、ホイール・アーチの加飾などは、以前までのモデルの特徴を継承している。
こちらはガソリンモデルとなる「S」
アイコニックなMINIらしさを象徴する、クラシカルなフォルムのヘッドライトと際立つフロント・グリル、フロント・フェイス・デザインは、複雑な八角形の輪郭をもつフロント・グリルと、新たなヘッドライト・デザインによって形作られている。
さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトやWelcome/Good-byeライトの採用など、新世代に相応しいMINIらしいギミックを新たに導入している。
■インテリアデザイン
新型MINIクーパー 3ドアの温かく広々としたインテリアは、完全なデジタル化が施されている。
ステアリング・ホイールの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要な全ての情報は、ヘッドアップ・ディスプレイに映し出すことが可能である。様々なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現している。
広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を始めて採用している。
リサイクル・ポリエステルを使用したこの新素材は、特別に開発された編み物を作るような製造プロセスにより、手入れが簡単な構造になっており、新型MINI Cooper 3 Doorの新しいインテリアは、温かみのある新素材によって作られている。
最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形センター・ディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備している。
円形・大型のディスプレイが目を引く。写真はSE
スマートフォンを操作するような直感的な操作が可能であり、メイン・メニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。
メーターパネルとしての機能はもちろんの事、AR機能付きナビゲーション・システム、メディア、電話、エア・コンディショナー、各種設定等々、すべての操作を一括して円形有機ELディスプレイで実施する。
■MINIエクスペリエンス・モード
全車標準装備の「MINIエクスペリエンス・モード」により、新型MINIクーパー 3ドアでは、インテリアの雰囲気を一変させることが可能である。
ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエント・イルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化する。
各モードのそれぞれのデザインにはダイナミックな背景があり、個人の好みに応じて選択することが可能である。これらの新たな機能は、個性を活かす手段ともなり、例えば、パーソナル・モードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、また、ビビッド・モードを設定すると、流れている音楽のカバー・アートの色に合わせたライト・エフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。
この新たな没入感のあるユーザー体験により、新型MINIクーパー 3ドアのインテリアにさらなる表現力を与えている。
■主要諸元
・MINIクーパー C 3ドア……全長3875mm、全幅1745mm、全高1455mm、ホイールベース2495mm、排気量1498cc、直列3気筒ガソリン・エンジン、最高出力115kW/5000rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpm。
・新型MINIクーパー S 3ドア……全長3875mm、全幅1745mm、全高1455mm、ホイールベース2495mm、排気量1998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力150kW/5000rpm、最大トルク300Nm/1450-4500rpm。
・新型MINIクーパー E 3ドア……全長3860mm、全幅1755mm、全高1460mm、ホイールベース2525mm、最高出力135kW、最大トルク290Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量126.0Ah/40.7kWh、一充電走行距離305km。
・新型MINIクーパー SE 3ドア……全長3860mm、全幅1755mm、全高1460mm、ホイールベース2525mm、最高出力160kW、最大トルク330Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量136.0Ah/54.2kWh、一充電走行距離402km。
■ラインナップ・価格(消費税込)
・MINIクーパー C 3ドア…396万円
・MINIクーパー S 3ドア…465万円
・MINIクーパー E 3ドア…463万円
・MINIクーパー SE 3ドア…531万円
※上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
※右ハンドル仕様
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