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特集|2023年のF1ドライバーのカーナンバー。誰がどの番号を使うのか? その理由は?

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特集|2023年のF1ドライバーのカーナンバー。誰がどの番号を使うのか? その理由は?

 F1では、全てのドライバーが固定のカーナンバーを使用してキャリアを戦う。

 この仕組みは、コース上のドライバーへの認知度を高めるために2014年に導入されたもので、かつてはチャンピオンシップの最終順位に基づいてナンバーが決められたり、チームごとにナンバーが決まっていたこともあった。

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 ただずっと変わらないモノ……それは前年のチャンピオンのみがカーナンバー1をつけることができるということだ。1974年以来、カーナンバー1は一部の例外を除いて、前年チャンピオンしかつけることが許されなかった。現在でも、現役のF1世界チャンピオンだけが自分の固定ナンバーをチャンピオンナンバーである「#1」に変更することができる。

 多くのドライバーにとっては、自身が選んだカーナンバーには、ラッキーナンバーであったり、特別な思い出があったりと……それぞれにストーリーがある。この記事では、2023年F1シーズンに参戦するドライバーのカーナンバーと、その背景にあるストーリーをご紹介する。

■#1|マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
 現役F1世界チャンピオンであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2023年シーズンも#1を使用することを選択。2021年に初の戴冠を迎えたことで2022年は既存の#33から変更しており、来季はチャンピオンナンバーで2シーズン目を迎える。

 フェルスタッペンは2022年シーズンの最終戦アブダビGPで、来季のカーナンバーについて次のように語っていた。

「もし僕が世界チャンピオンじゃなくなったら、いつでも#33には戻ることができる。でも僕が世界チャンピオンである限り、僕は毎年#1を使うよ」

 フェルスタッペン以前に、チャンピオンナンバーを使用したのは2014年のセバスチャン・ベッテル。それ以降タイトルを獲得していたルイス・ハミルトンは自身の固定ナンバーを使用し続け(2018年アブダビGPのFP1では1度だけ#1を使用したが)、2016年シーズンの世界チャンピオンであるニコ・ロズベルグはその年限りでF1を引退したため、翌年は#1を使用する権利を手にしたドライバーはいなかった。

 フェルスタッペンの固定カーナンバーである#33にもストーリーがある。彼のラッキーナンバーは#3だったが、既にF1ではその番号をダニエル・リカルドが使用していたため、フェルスタッペンは”二重の幸せを願って”#33とした。

「子供の頃、この番号でレースをしていたから、F1でも#33を使ったら良いと思ったんだ」とフェルスタッペンは語り、#33と書かれたオモチャのクルマに乗る写真を載せてソーシャルメディアに投稿していた。

 なおフェルスタッペンは、ヨーロッパF3では#30、F1公式セッションデビューとなった2014年の日本GPフリー走行1回目では#38を付けたトロロッソ(現アルファタウリ)を走らせた。

■#2|ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
 2023年にウイリアムズからF1デビューを果たすローガン・サージェントは、#2をピックアップ。そのカーナンバーを選択した理由としてサージェントは、多くの勝利を挙げたフォーミュラ・ルノー時代に付けていたからだと説明している。

 #2は2017~2018年にかけてマクラーレンからF1を走ったストフェル・バンドーンが使用していたものの、最後の使用から2年以上が経過しているため、バンドーンの保有権は失効。サージェントの使用が可能となっていた。

■#4|ランド・ノリス(マクラーレン)
 マクラーレンのランド・ノリスはカーナンバーとして#4を選択し、その理由を次のように説明している。

「背後にストーリーはないよ。ハッシュタグの#L4ndoにはよく合うけど、全てのレースカテゴリーで使ってきた訳じゃないんだ」

 そしてノリスはMotoGPの伝説的なライダーであるバレンティーノ・ロッシの大ファンということもあり、彼の#46を使うことも考えたものの、「模倣」にはなりたくないとして、#4を使用することを選んだ。

■#10|ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
 2023年にアルファタウリからアルピーヌへと移籍するピエール・ガスリーは、2013年のフォーミュラ・ルノー2.0ユーロカップでこのカーナンバーを付けてチャンピオンに輝いている。GP2時代は#21、スーパーフォーミュラ時代は#15番を付けていたが、サッカーの元フランス代表ジネディーヌ・ジダンの大ファンでもあるガスリーは、F1昇格に合わせて#10を選んだ。

■#11|セルジオ・ペレス(レッドブル)
 レッドブルのセルジオ・ペレスがマシンにつけているのは#11。その由来はモータースポーツではなく、サッカーにある。

 ペレスはクラブ・アメリカ、特にバンバンことイバン・サモラーノの大ファンであり、次のように語っていた。

「バンバンのプレー、得点の仕方が好きだったんだ。彼のファンになって、その背番号でレースに出ることにしたんだ。今に至るまで、メールアドレスとかも常に11を使っているんだ!」

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