レッドブルリンクで開幕したMotoGP第11戦オーストリアGPの初日。午前中のフリー走行1回目(FP1)では、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾがトップタイムをマークした。
初日の午後に行われるFP2と、土曜日午前に行われるFP3で雨の可能性が高かったため、各ライダーはFP1でラップタイムを出そうと、通常より早めにタイムを出しに行った。
マルク・マルケス&ダニ・ペドロサが衝撃。F1マシンとMotoGPバイク、その最大の違いとは?
セッション開始10分も経たないうちに、ヤマハのバレンティーノ・ロッシがメインストレートエンドでスロー走行。どうやらリヤのスプロケットが破損してしまったようだ。ロッシはその後、すぐに走行を再開したものの、11番手に終わった。
このセッションで速さを発揮したのは、ドゥカティの2018年仕様バイクに乗る3人。ドゥカティのドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソ、プラマックのダニーロ・ペトルッチはいずれも、代わる代わるトップに立った。
しかしセッション中盤にレプソル・ホンダのマルク・マルケスが1分24秒411をマーク。2番手のドヴィツィオーゾに対して0.4秒近く速いタイムを記録した。ただ、ドヴィツィオーゾが徐々にタイムアップし1分24秒295とマルケスを上回った。
トップ2のオーダーはセッション終了間際まで変わらなかったものの、ロレンソやペトルッチもタイムアップ。ドヴィツィオーゾも自己ベストを更新し、ドゥカティ勢がトップ3を独占してセッションを終えた。
最終的にドヴィツィオーゾと0.581秒差をつけられたマルケスが4番手。スズキのアンドレア・イアンノーネが5番手だった。
レプソル・ホンダのダニ・ペドロサは6番手。LCRホンダのカル・クラッチローが7番手に続いた。クラッチローのチームメイトである中上貴晶は16番手。10番手だったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とは、0.176秒差と僅差でトップ10入りを逃した。
FP2は予報通り雨。セッション開始前に激しい雨が降ったことで、走行開始が15分遅れた。
セッション開始時間を迎えても、雨が降り続いており、最初の10分でコースインしたのはアレックス・リンス(スズキ)とヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)のみだった。
リンスが記録したタイムは1分50秒456で、すぐにピットイン。一方のザルコはそのまま周回を重ね、雨が弱まると徐々にタイムが上がっていった。セッション折り返しの時点で1分40秒を下回るタイムを記録した。
コースインするライダーも徐々に増え始めた。アプリリアのスコット・レディングが1分34秒538をマークし、残り13分の時点でピットに戻ったが、直後にマルケスがそれを上回った。
マルケスは、再び雨が降り始める直前に1分33秒995を記録。コンディションが悪化したことで、彼のタイムを上回るライダーは現れず、マルケスがセッショントップとなった。
2番手はスコット・レディング(アプリリア)。ペトルッチ、ロレンソ、ドヴィツィオーゾとドゥカティ勢はウエットでも好調を維持した。
結局、FP2でFP1のタイムを更新できたライダーはいなかった。そのため、FP3も雨の影響を受けることになれば、FP1のトップ10はそのまま予選Q1を免除されることになる。
FP2で13番手となったフランコ・モルビデリ(マルクVDSホンダ)だが、FP1でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の走行を妨害。”無責任なライディング”があったとして、3グリッド降格ペナルティを科せられている。
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