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岩佐歩夢、初のFP1出走は16番手「想定してたラップタイムより出せた」RBからも「かなりいい評価」/F1日本GP

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岩佐歩夢、初のFP1出走は16番手「想定してたラップタイムより出せた」RBからも「かなりいい評価」/F1日本GP

 4月5日、2024年F1第4戦日本GPのフリー走行1回目(FP1)が行われ、ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢がRBからダニエル・リカルドのマシンでF1公式セッションデビューを果たした。

 60分間のFP1で22周を走行し、チームメイトの角田裕毅(RB)から0.873秒差の16番手でF1公式セッションデビューを果たした岩佐は走行終了直後、メディアの取材に応じ、「すごく楽しめました。今まで鈴鹿で乗ってきたマシンと比べるとアメージングでしたし、すごく攻めがいがありました」と、語り始めた。

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「プログラム的にもすごく順調に進んだと思いますし、自分自身のドライビングパフォーマンス的にも、正直自分が想定してたラップタイムよりかは出すことができたので、その辺は自分の中でもすごく自信になりました。チームの方からも、(編注:取材はFP1終了直後)まだこの後も話しますけど、かなりいい評価をしてくれているようなので、まだまだこれからですけど、またひとつ良いステップを踏めたかなと思います」

 FP1では角田が今大会のアップデートで投入された新たなフロアを装着。岩佐がこれまでのフロアを装着し、2台の比較検証のためのデータ取りが岩佐に与えられた仕事だった。

「基本的に前半はペースをビルドアップしていって、その間にチーム側はエアロだったりいろいろなデータを取っていきました。最後にソフトのニュータイヤを入れて、基本的にプッシュというよりかは綺麗に走らせてタイヤのキャラクター、フィーリング、鈴鹿との相性をチーム側で見て、データを取って、最後何周かは周回を重ねてロングランのフィーリングも見るという予定でした」と、岩佐は自身のランプラン(走行計画)を説明した。

 なお、ターン7(NIPPOコーナー)でローガン・サージェント(ウイリアムズ)がクラッシュ。これでセッションは残り29分45秒というところで一時赤旗中断となった。岩佐にとっては走行時間が少なくなる状況となったが、「赤旗はありましたけど、プラン的にはそんなに大きな変更はなく、自分たちが想定したプランを完全にできたので、その辺はすごく良かったかなというふうに思います」と語った。

 今季、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しつつ、ヨーロッパをベースとし、RBのシミュレーターワークに取り組んでいる岩佐。シミュレーター上の鈴鹿と実際の鈴鹿の違いをについては「やはり少し違う部分がありましたけど、ただかなり近い部分もあります」と口にした。

「やはりFIA F2やスーパーフォーミュラのシミュレーターと比べると(RBのシミュレーターは)データ量も多いですし、その辺の精度はすごく高いものがあるなと感じました。ただ、これから自分はまたシミュレーターワークもどんどんやっていきますけど、シミュレーターワークの方で改善が必要だなという自分の中での発見もあったので、それまたチームにフィードバックして、改善してもらおうと思っています」

 なお、スーパーフォーミュラとのスピード感の違いについて尋ねられた岩佐は「正直、S字などはあまり変わらないです。乗っている感覚は似ていて、ただそのクルマに対する安心感だったり、キャパシティがすごくF1の方が広く、限界値も高いので、安心感の違いという部分に違いはあるのですけど、スピード感は結構近い部分がありました」と語った。

「あと低速は結構違うのかなと。クルマの重さと、重たく大きなタイヤをテクニカルの部分でグリップさせようとしているのを感じとれるようで、そこはスーパーフォーミュラとは違うかなと思いました」

 母国でF1公式セッションデビューとなった岩佐。そんな岩佐はF1で走る鈴鹿、日本GPの雰囲気、そしてファンの声援に迫力を感じたと明かした。

「いやぁ、もうすごいですね……。(ファンの声援の)迫力というものをクルマに乗っている方が感じる部分があって、ファンの皆さんが手を振っている姿も目に入ってくるくらいでした。(仕事に集中しつつ)しっかりと楽しんで走ることができたので、すごくいい思い出ですし、また、ひとつ自分の中で大きな経験になったなと思います」

 F1公式セッションを経験した岩佐は、自身の最終目標である“F1のワールドチャンピオンであり続けるドライバー”に向けて、また新たな一歩を踏み出した。

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みんなのコメント

1件
  • y_a********
    角田、岩佐、Honda、それにワンツーフィニッシュなんて見れたら心残りはないな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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