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【斬新なフラッグシップモデル】新型シトロエンC5 X 欧州発表 小型SUV、セダン、ワゴンの融合

掲載 更新 3
【斬新なフラッグシップモデル】新型シトロエンC5 X 欧州発表 小型SUV、セダン、ワゴンの融合

セグメントをまたぐ「X」

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

【画像】独創的な「我が道」をゆくシトロエン【新型C5 Xを最新のラインナップと写真で比較】 全117枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

シトロエンは、市場に「新たな息吹」を吹き込むべく、斬新なフラッグシップモデルC5 Xを発表した。

C5 Xは、SUV、ワゴン、セダンのスタイリングを取り入れたシルエットで、主要なセグメントを複数またいでいる。

英国では来年初頭に発売される予定で、ガソリン車とプラグイン・ハイブリッド車から選択できる。長距離移動での洗練性を重視するとともに、新しい機能やシステムを多数導入している。

シトロエンによると、このモデルの「X」という接尾語は、市場における「お客様のニーズの交差点」という位置づけを意味しているという。SUVの高い車高、ワゴンの広々としたリアキャビン、セダンの「エレガンス」を実現している。

スタイリングの一部(特にLEDヘッドライトのデザイン)は、2016年に発表された先鋭的なコンセプトモデル、Cエクスペリエンスにインスパイアされており、いわゆる「アドバンスト・コンフォート」のデザイン理念を採用している。

スペースと快適性を追求

このモデルは、DSやCXといったシトロエンの歴史的なモデルの「魔法のじゅうたん」のようなドライビングスタイルを再現するために考案された。C5エアクロスに搭載されている油圧式クッションサスペンションを採用し、「あらゆる障害物、くぼみ、縁石、スピードバンプ、道路接続部を克服する」ことを目指した。

プラグイン・ハイブリッド車には、ドライブモード・セレクターが標準装備されており、3種類のサスペンション・セッティングを選択することができる。アドバンスド・コンフォートのデザイン理念は、新しいマットレス・スタイルのシートデザインを採用するキャビンに最も顕著に表れており、スペース、ラグジュアリー性、先進技術に重点を置いている。

12インチのタッチスクリーンには、ボイスコントロール、スマートフォン・ミラーリング、無線アップデート、タブレットスタイルの全く新しいインフォテインメント・システムが搭載され、4つのUSBソケットやフルカラーのヘッドアップ・ディスプレイも標準で備わる。

2785mmのホイールベースを採用したことで、後部座席のスペースが非常に広くなり、545Lのトランク容量を確保。トランクリッドは電動で開閉でき、床面がフラットなため荷物の積み込みが容易とされている。

「運転されたいクルマ」でもある

デザイナーのピエール・ルクレールは、「自分が運転したいクルマであると同時に、運転されたいクルマでもあります」と語った。

パノラミックルーフと大きなウィンドウは車内を明るくし、フロントとリアのウィンドウには吸音材を使用してロードノイズを抑えているという。

内燃機関の詳細はまだ発表されていないが、他のモデルに搭載されているピュアテック130と180のガソリンエンジンが用意され、それぞれ8速ATを介して前輪を駆動し、価格は約2万7000ポンド(404万円)からとなる見込み。

前輪駆動のプラグイン・ハイブリッド車は3万5000ポンド(524万円)からで、EMP2プラットフォームを使用する他のPSAの電動モデルと共通のパワートレインを採用している。1.6Lのターボチャージャー付きガソリンエンジンと、トランスミッションに取り付けられた電気モーターの組み合わせにより、最高出力225psを発揮し、13.2kWhのバッテリーで50kmのEV走行が可能だ。性能や燃費の詳細については、数か月後に発表される予定だ。

シトロエンは、他のセグメントの従来型モデルからC5 Xに購入者を引き寄せたいと考えているようだ。購入者の約25%がワゴンから、21%がセダンから、15%が小型SUVからの乗り換えになると予想されている。

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みんなのコメント

3件
  • よく見たらカッコいいじゃん。
    タイトル通り全ての中間という感じ。
  • プレスラインとかイイね
    テールが見たいな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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