■レーダーでもレーザーでも無い最新移動式オービスとは
移動式オービスと呼ばれる、軽量コンパクトで持ち運びがしやすい小型オービスは3、4年前から全国の警察で導入が進み、現在40以上の都道府県で運用されています。
移動式オービスと言えば、レーザー式やレーダー式のいずれかのタイプですが、最近になって、どちらでもない「光電管方式」移動オービスによる取締まりが行われていることが分かりました。
史上最強と呼ばれる新方式の移動オービスは、どのような方法で取締りがおこなわれるのでしょうか。
【画像】これじゃ気づかない! ステルスすぎる最新オービスを見る!(15枚)
移動式オービスとは、2016年3月に埼玉県の国道17号線で運用されたのが始まりで、その後、急速に全国で普及が進み、4年半経った現在40以上の都道府県で速度違反の取締りに使用されています。
2020年春以降は交通量が激減した首都高を暴走するルーレット族対策のため、都心環状線(C1)を中心に、湾岸線や9号深川線など首都高速でも移動オービスを使った取締りが頻繁におこなわれるようになりました。
従来の「ネズミ捕り」は、速度を計測する警察官、サイン会場(反則切符に署名・捺印する場所)に誘導する警察官など最低でも2名から3名の警察官と数台のクルマが停められるスペースが必要でしたが、移動式オービスは、軽量で小型の可搬式(移動式)機器が主流です。
高速道路などの固定式オービスと同様、速度違反を検知すると自動で写真が撮られて自宅などに速度違反の通知書が送られてくる方式のため、クルマを停止させて呼び込む必要はありません。
場所を取らず、少人数(最低1名)で取締りが可能なことから、移動式オービスは急速に普及が進みました。
首都高速では非常駐車帯を使って取締りがおこなわれることも多く、移動式オービスと警察官は白いワンボックスで移動し、短時間(2-3時間)で場所を移しながら取締りをおこなうこともあります。(場所を変えるのは取締り情報の共有を防ぐためです)
なかでも、全国で導入が進む移動式オービスの主流は「レーザー式」です。
レーザー式は、それまでのレーダー探知機では探知ができなかったのですが、2019年春以降、ユピテルやコムテックなど大手の探知機メーカーからレーザー式にも対応する探知機が続々と登場してきました。
しかし、今回目撃された「光電管方式」はレーザーやレーダーでもないアナログな方式であるため、最新の探知機でも探知は不可能とされています。
新たに登場した光電管方式について、大手レーダー探知機メーカーは次のように説明しています。
「光電管方式の移動オービスが登場したとは驚きました。
光電管は路肩(地面)に置いて速度を計測する方式なので電波を発しません。
光電管式速度取締り機の設置場所について当社ではGPSで警告をしていましたが、移動式となると電波の受信ができないのでそれも難しくなります」
■史上最強の「光電管方式」。 今後探知は可能になるのか。
なぜ今、光電管方式の移動オービスが導入されようとしているのでしょうか。
最大級オービス情報サイト「Orbis Guide」を運営する有限会社パソヤの大須賀克己代表に話を聞きました。
――光電管式とはどんな方式ですか?
近年、移動式オービスが全国に普及しつつありますが、その最新のオービスですら探知できるレーザー&レーダー探知器も数多く登場してきました。
それに対抗するためかは不明ですが、新たにレーザーもレーダーも出さない光電管を用いた移動式オービスが目撃されています(実際に速度違反で取締られた人の報告もあり)。
光電管とは2組の装置を3メートル間隔で地面に並べて、その間をクルマが通過した時間から速度を計測します。
光電管式のネズミ捕りは主に都市部などで日常的におこなわれていますが、キップ処理をおこなうスペース(通称:サイン会場)が必要となります。
そのため主なネズミ捕りのポイントはレーダー探知器やオービスアプリなどに位置情報が収録されています。
――光電管式の移動オービスはどれくらいのサイズでしょうか?
撮影されたドライバーも正面のカメラに気がつかなかったようです。よほど小型なのか、それとも気づきにくい場所にあったのかは不明ですが、後方から撮影していたカメラについては撮影機材に精通したフォロワーさんから連絡があり以下のように教えてくれました。
『カメラ本体はSONYのネットワークカメラSNC-VB770のようなものにレンズはSONYのEマウントFE 70-200mm F2.8などを組み合わせたのでは?』
このカメラは暗所での性能が優れており、写真ではなく動画を撮影するカメラです。
――今後、光電管式移動オービスを探知できる機器は出てくる可能性がありますか?
それは不可能だと思います。昭和の時代から光電管はネズミ捕りでよく利用されますが、未だに探知はできません。
ただし、光電管の欠点は設置作業に時間を要することなので、その目撃情報などをSNSやアプリなどで共有できれば事前にわかる可能性はあります。
詳しい条件はわかりませんが、日本各地のさまざまな道路や首都高でも設置できたので、ほとんどの道路が設置対象になると思います。
――光電管であっても光り方は従来の移動式オービスと同じでしょうか?
今回、光電管式移動オービスで撮影されたドライバーは光に気がつかなかったといっていました。
まだテスト的な意味合いが強い段階だからなのか、それともネズミ捕りの場合と同じく速度違反の現場を警察官が確認しているので、光らせる必要すらないのかもしれません。
ちなみに、最新のカメラは夜間でもストロボ無しでキレイに写すことができます。
※ ※ ※
現時点では試験的な運用との見方もありますが、光電管式移動オービスは各方式の欠点を無くしメリットを合わせたハイブリッドオービスです。
一般道でも自動車専用道路でもどこにでも設置できるうえに、レーザーやレーダーも出さないため探知も不可能。史上最強の取り締まり方法といえるでしょう。
周囲の交通に気を配り、速度違反などしない人には無縁な話だと思いますが、これまで以上に走行している道路の制限速度を意識しながら、キープレフトで安全運転を心掛けたいものです。
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みんなのコメント
赤切符(犯罪行為)なら弁明できないが、青切符(反則行為)程度で写真撮影をするのは、越権行為だ。
首都高の非常駐車帯で取り締まりをするのも、いかがなものか?
非常駐車帯は、あくまでも故障車の退避スペースだ。
違反車が急ブレーキをかけたりすれば、無用な追突事故を生じさせる危険性もある。
こんな取り締まりをするくらいなら、赤色灯を点けたパトカーを随所に配備したほうが、はるかに抑止できるだろう。