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バウティスタがパニガーレV4RでWSBタイトルを獲得!【ドゥカティのWSB王座は11年振り! パニガーレも初タイトル!】

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バウティスタがパニガーレV4RでWSBタイトルを獲得!【ドゥカティのWSB王座は11年振り! パニガーレも初タイトル!】

ドゥカティのWSBタイトルは2011年以来!

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本当に長かった……。1990年代から2000年代前半にかけてWSBで圧倒的な強さを誇ったドゥカティだが、この10年ほどは強さを発揮することができず、成績は低迷。しかし、バウティスタがやってくれた。2022年、ドゥカティファン待望のWSBタイトルを獲得。これはドゥカティのスーパーバイクがパニガーレになってからも初の快挙なのだ!

―― 最終戦を待たずにチャンピオンを決めたバウティスタ。今シーズンは抜群の安定感を披露した。

パニガーレが念願のチャンピオンマシンに!

ドゥカティのWSB参戦マシンが1198RからパニガーレRになったのは2013年。ドゥカティはそれまでのパイプフレームを廃し、アルミモノコックフレームにLツインエンジンを搭載する新たなパッケージでチャレンジを続けた。しかし、パニガーレはWSBで大苦戦。少しずつ熟成を繰り返していくが、カワサキのジョナサン・レイに太刀打ちすることはできなかった。

その後、2017年のEICMAでパニガーレはV4となり、2018年のEICMAではパニガーレV4Rを発表。2019年からパニガーレV4RでのWSB参戦がスタートしたのだ。その時にアルーバ.itレーシング-ドゥカティにライダーとして起用されたのが、2010年から2018年までMotoGPに参戦していたアルバロ・バウティスタだった。

この年、バウティスタは前半戦から圧倒的な強さを発揮するが、後半戦は回転数制限などによりリズムを崩し、ランキングは2位に。2020年からCBR1000RR-Rを起用したチーム・HRCに移籍するが成績は振るわず、2022年に再びアルーバ.itレーシング-ドゥカティからWSBに参戦することになったのだ。

―― MotoGP最終戦を最高の形で終えた、ドゥカティ・コルセ首脳陣のジジ・ダリーニャやパオロ・チャバティもインドネシアに駆けつけバウティスタにアドバイス。 [写真タップで拡大]

―― レビットユーザーはタイトルを獲得するとゴールドのレーシングスーツが贈呈されるようだ。前週にMoto2でタイトルを決めたアウグスト・フェルナンデスもゴールドスーツを着用していた。

―― 喜びを爆発させるバウティスタ。自身にとってタイトルは2006年の125ccクラス以来となる。 [写真タップで拡大]

ドゥカティはMotoGPタイトルを決めた翌週にWSBタイトルも獲得

2022年シーズン、バウティスタは2021年にタイトルを獲得したヤマハのトプラク・ラズガットリオグル、そしてここ数年で圧倒的な強さを誇ったカワサキのジョナサン・レイとタイトル争いを繰り広げた。

しかし、バウティスタとパニガーレV4Rは、2年間のブランクを感じさせない相性の良さを発揮。WSB第11戦ピレリ・インドネシア・ラウンドのレース2でバウティスタは2位となりタイトルを決めたのだ。今シーズン、バウティスタは33回のレースで14勝を挙げ、29回の表彰台を獲得。その安定感は素晴らしかった。

フランチェスコ・バニャイアがバレンシアでMotoGPタイトルを決めた翌週にドゥカティはWSBタイトルも獲得。ドゥカティが同じ年にこの2つのタイトルを獲得するのは初めてのこと。それはまさに歴史的な瞬間だった。そしてパニガーレは初めてチャンピオンマシンになることができたのだ。

バウティスタは、ジョン・コシンスキーとマックス・ビアッジに続き、MotoGP(2006年/125ccクラス)とWSBの両方でタイトルを獲得した3人目のライダーに。そして、バウティスタは、アルーバとドゥカティのパートナーシップが10年目を迎える2024年まで契約を延長した。

最終戦はコンストラクターズタイトルを目指して戦い、2023年シーズンはニューモデルとなるパニガーレV4Rでディフェンディングチャンピオンを目指す!

ドゥカティにとってWSBタイトルは15回目。タイトルを獲得したのは2011年のカルロス・チェカ以来だが、これはWSB最多記録。ちなみに最初にドゥカティでタイトルを獲得したのは1990年のレイモン・ロッシュ。マシンは851である。

―― 2022年、バウティスタは2年振りにパニガーレV4を駆ったが、その相性は抜群だった。 [写真タップで拡大]

―― 小柄なバウティスタは全身でパニガーレV4Rを乗りこなす。

◆以下はチームからのコメント

アルバロ・バウティスタ

「ついに頂点に立つことができて、本当に嬉しい。2年間、困難なシーズンを過ごしてきたが、ステファノ、セラフィーノ、クラウディオ、ジジ、パオロをはじめ、多くの人々が僕のことを信頼してくれた。

そして、2019年以来、再びタイトルに挑戦するチャンスを得ることができた。今シーズン、可能な限り最高のライダーになるために、懸命にハードワークを続けてきた。そして、信じられないようなパフォーマンスでWSBのレベルを引き上げてきたジョニー(ジョナサン・レイ)やトプラク(ラズガットリオグル)のようなライバルに勝つことができた。

今、勝利の瞬間を味わっている。僕たちは、タイトルを獲得するという目標を達成した。アルーバ.it、ドゥカティ、そしてすべてのチームスタッフに感謝したい」

クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティCEO)

「今日、アルバロ・バウティスタが素晴らしいタイトルを獲得し、ドゥカティはスーパーバイク世界選手権でも頂点に立った。MotoGPのタイトルとともに、これは歴史的な勝利であり、決して忘れることのできない夢のようなシーズンとなった。この結果は、ドゥカティの歴史とすべてのドゥカティスタの心に永遠に刻まれることになるだろう。

同じ年にMotoGPとWSBの両方のタイトルを獲得したことは過去になかった。これは、両方のチャンピオンシップでの最大限の努力をするという、ドゥカティの使命を果たしたことに対する正当な報酬だといえるだろう。1988年の第1回大会以来、私たちはスーパーバイク世界選手権に参戦しており、ドゥカティのチームは、毎年勝利を収めてきた。

私たちのパートナーであるアルーバにとっても、今シーズンは画期的な年となった。アルバロの断固たる決意と豊富な経験、並外れたテクノロジーを備えたパニガーレV4 Rの可能性。これらすべての要素が融合して、15回目のチャンピオンシップを獲得するという目標を達成し、ボルゴ・パニガーレにライダータイトルを持ち帰ることができた。

この結果は、レースで得られたノウハウを、量産モデルにフィードバックするというドゥカティの伝統に、さらなる価値をもたらすものだ。これによって、ドゥカティは、最高のテクノロジーを提供し、ドゥカティファン、熱狂的なレースファン、そしてドゥカティのお客様に最高の感動をお届けすることができるようになる。

アルバロ、そしてアルーバCEO兼アルーバ.itレーシング- ドゥカティチーム代表のステファノ・チェッコーニをはじめ、長年にわたって多大な情熱を持って私たちと協力し、この記憶に残る結果の達成に貢献してくれたすべての人に感謝したい。

ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)とパオロ(チャバッティ)、セラフィーノ(フォティ)、ダニエレ(カソラーリ)にも感謝したい。また、新型パニガーレV4 Rに代表されるように、レースに必要なすべてのものを量産モーターサイクルにフィードバックする作業に携わっているドゥカティ・コルセとドゥカティ研究開発部門のすべてのスタッフにも感謝したい。新型パニガーレV4 Rは、2023年シーズンを戦うためのベースモデルとなる」

ステファノ・チェッコーニ(Aruba.it Racing – Ducatiチーム代表)

「この素晴らしい結果を言葉で表現するのは簡単ではない。アルバロ、チーム、そしてサーキットとボルゴ・パニガーレの両方でアルーバとドゥカティのために働いてきたすべてのスタッフに感謝したい。

今日、私たちがこの偉大な記念日を祝うことができるのは、彼らの献身的な働きのおかげであり、彼らを代表してコメントすることができて光栄だ。私たちは、2015年に設定した目標を達成した。非常に高いレベルの選手権で競争に勝ち抜き、この目標を達成できたことを嬉しく思う。

今シーズンは、6年間にわたってタイトルを保持したジョナサン・レイと、2021年シーズンのチャンピオンになったトプラク・ラズガットリオグルとの戦いとなった。トプラクは、今週末のレースでも、その戦闘力の高さを証明した。しかし、次の目標はコンストラクターズ・タイトルを獲得することなので、ここで気を緩めることはできない。

アルーバとドゥカティのコラボレーションはビジネス上のパートナーシップを超えて、良好な関係を構築している。私たちは、価値観、期待、研究、革新、そして年々結果につながる多くの重要な要素を共有している。私たちは、この情熱を維持して次戦のオーストラリアに行き、チーム・タイトルも獲得して、最高の方法で素晴らしいシーズンを締めくくりたい」

―― バウティスタは、2024年までドゥカティとの契約を更新。来シーズンはモデルチェンジしたパニガーレV4Rでの参戦となる。注目したい。

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  • SBKもmotoGPも今年は
    ライダーのテクニックより
    マシンの性能の差が圧倒して終わった気がする
    イコールコンディションのレースではないので
    メーカーに開発を頑張ってもらうしかない
  • SBKもmotoGPも今年は
    ライダーのテクニックより
    マシンの性能の差が圧倒して終わった気がする
    イコールコンディションのレースではないので
    メーカーに開発を頑張ってもらうしかない
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