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【Q5の代替車に?】アウディ 次期Q6 eトロン、公道テスト中 2022年発売見込み

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【Q5の代替車に?】アウディ 次期Q6 eトロン、公道テスト中 2022年発売見込み

マカンEVとプラットフォーム共有

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

【画像】主力の電動SUVとなるか【Q6のプロトタイプをeトロンやQ4と比較】 全113枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

アウディとポルシェは、新しいPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャーの開発を共同で行っており、新型SUVのQ6 eトロンに採用されることになっている。

Q6 eトロンは、フォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを採用したQ4 eトロンと、MLBプラットフォームを採用したeトロンの間に位置するモデルで、アウディのマルクス・ドゥスマンCEOによって2022年の発売が決定している。

また、アウディは、拡大するEVラインナップに対応するため、新しいバッテリー生産施設を建設している。

これは、セダンのeトロンGTがポルシェ・タイカンと構造の大部分を共有しているのと同じように、ポルシェ・マカンのEVバージョンの姉妹車として位置づけられる。

PPEアーキテクチャーは、eトロンGTとタイカンに採用されているJ1プラットフォームをベースにしたもので、大型の上級モデル向けに設計されている。EVのマカンは、2018年10月に存在が初めて確認され、今年5月にはポルシェによって公式画像が公開された。

ポルシェは、現行の内燃機関を搭載したマカンが当初、全く新しいEVバージョンと一緒に販売されることを認めており、アウディもQ6 eトロンの発売以降も同サイズのQ5の販売を継続すると見込まれる。

大ヒット商品であるQ5は、最近フェイスリフトされたばかりで、マイルド・ハイブリッドとプラグイン・ハイブリッドが用意されている。アウディの企業平均排出量への影響を最小限に抑えることができるため、2023~2024年まで販売を続けるだろう。

アウディがQ5の第3世代を計画しているのか、あるいは新型Q6 eトロンに完全に取って代わられるのかは、まだ明らかになっていない。

航続距離は480km以上か

大型SUVのeトロンのデザインは、Q6にも大きな影響を与えるだろう。Q6は、キャビンを後方へ寄せたシルエット、緩やかに傾斜したルーフライン、大きなリアアーチを採用している。機械的にはマカンEVと同じだが、今回撮影されたプロトタイプを見る限り、デザイン面での共通点はほとんどない。

Q6 eトロンは、そのPPEプラットフォームの性質を考えると、現行の内燃機関モデルよりもパフォーマンスを重視することになるだろう。PPEはリアマウントの電気モーターを標準として設計されているが、最もパワフルな仕様では「RS」のバッジが付けられる可能性が高く、約600psと84kg-mを発揮するかもしれない。

PPEには800V充電機能も組み込まれており、マカンEVとQ6 eトロンは最大350kWで充電できることになる。エントリーモデルのeトロンGTの航続距離は488kmとされているので、Q6 eトロンでは480km以上を期待できる。

Q6 eトロンは、アウディやフォルクスワーゲンのMEBベースのEVよりもダイナミックスを優先すると思われる。上位のパフォーマンスモデルには、トルクベクタリングや後輪ステアリングといった機能も追加で用意される可能性がある。

アウディが2019年にプレビューしたA4と同サイズのEVセダンより先に登場するかどうかは不明だが、同社の幹部はQ6 eトロンについて、PPEプラットフォームを使用する上で最も重要なモデルであるとしている。

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みんなのコメント

1件
  • このヘッドライト形状はマズイ。
    ヴェルファイアっぽくしてデザイン逃がしてるかな・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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