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これからのトレンド! プラグインハイブリッドSUV比較

掲載 更新 26
これからのトレンド! プラグインハイブリッドSUV比較

欧州仕様が発表されたマツダの新型SUV、CX-60はクルマ好きの中で話題となっています。このモデルはマツダ初のプラグインハイブリッドであり、次世代の第一歩を担う訳ですが、近年話題のモデルたちは「プラグインハイブリッド×SUV」というパッケージを採用しています。そこでCX-60も含め、これからのトレンドとなる国産プラグインハイブリッドSUVを比較。これからのトレンドの第一線となるモデルたちの特徴を見ていきましょう。

●各モデルを一覧で比較
2020年6月に登場したRAV4 PHVを皮切りに、2021年10月にレクサスNX450h+、同年末にアウトランダーPHEV、そして今回発表されたCX-60とプラグインハイブリッドSUVは勢いを増しています。まずはスペックや値段を見てみましょう。なお、CX-60の数値などは欧州仕様のものとなっています。

<システム上のスペック>
RAV4 PHV:最高出力306馬力、最大トルク340Nm(前後モーター合計値)
レクサス NX450h+:最高出力309馬力、最大トルク391Nm(前後モーター合計値)
アウトランダーPHEV:最高出力252馬力、最大トルク450Nm(前後モーター合計値)
CX-60:最高出力327馬力、最大トルク500Nm(※欧州仕様発表値) 

<EVモードでの走行距離とバッテリー容量>
RAV4 PHV:EV航続距離95km 燃費22.2km/L(WLTCモード) バッテリー容量18.1kWh
レクサス NX450h+:EV航続距離88km 燃費19.8km/L(WLTCモード) バッテリー容量18.1kWh
アウトランダーPHEV:EV航続距離87km 燃費16.6km/L(WLTCモード) バッテリー容量20kWh
CX-60:39マイル(約62km ※欧州仕様発表値、WLTCモード燃費は未発表) バッテリー容量17.8kWh

<価格>
RAV4 PHV:約469万円~539万円
レクサス NX450h+:約714万円~738万円
アウトランダーPHEV:約462万円~532万円
CX-60:約600万円~(欧州仕様からの国内価格予想値)

●高級感や先進性を求めるならばNX450h+
この4車種の中だとずば抜けてNXが高価になっています。スペック的にはRAV4 PHVと差はそれほどありませんが(システム自体はほぼ同じ)、各種装備内容などを見ると価格が高いだけのことはあります。内装の質感が高いのはもちろん、サスペンションや吸音材の開発などにより、レクサスブランドにふさわしい乗り心地と静粛性を実現し、ワンランク上の走りを実現しています。そのほかステアリングのタッチセンサーで各種デバイスの操作が可能な「タッチトレーサーオペレーション」やリモート機能付き駐車支援システム「アドバンスドパーク」、スマートフォンをキーとして利用できる「デジタルキー」などRAV4にはない最新システムが用意されています。

●オフロード性能と3列シートを求めるならアウトランダーPHEV
SUVとなるとアウトドアやウィンタースポーツなどで悪路を走る際に頼りになるクルマがいいという人もいるでしょう。そんな人にはこの4車種ならばアウトランダーがベストチョイスと言えます。アウトランダーは三菱がこれまでラリーなどで培ってきたAWD技術を生かしたAWDシステムS-AWCを採用しています。4輪の駆動力とブレーキを常時統合制御するこのシステムは、通常の道ではもちろん雪やダートなどの悪路でも優れた走行性能と安定性を実現しています。また、4車種の中で唯一3列シートが用意されているのもポイント。プラグインハイブリッドSUVでガンガンアウトドアを楽しみたいという方はアウトランダーPHEVがベストチョイスと言えるでしょう。

●総合性能に優れるRAV4 PHV
このジャンルの先駆者とも言えるRAV4 PHVは価格と性能のバランスに優れるモデルとも言えます。「プラグインハイブリッドSUV、どれ買うか迷ったらコレ!」という選択でしょう。ベースとなったRAV4も街乗り派からアウトドアユーザーまで多くの層から評判の高いモデルです。街乗り中心の日常使用から、週末のアウトドアまでバランスよく幅広くカバーしてくれます。また、CX-60の日本仕様の詳細スペックが明らかになっていない現段階では最も燃費がいいという点も嬉しいポイント。プラグインハイブリッドであることの利益を最大限享受するならこのモデルがオススメです。

●オンロードでの走りの楽しさならばCX-60
まだ日本仕様の詳細が発表されていないCX-60ですが、4車種の中では走りの楽しさへの期待が最も持てるモデルです。新開発の後輪駆動用アーキテクチャ(FRプラットホーム)を採用し、4車種の中で唯一のFRベースモデル。さらにサスペンション形式にはフロントダブルウィッシュボーン式、リアマルチリンク式というロードスターと同じメカニズムを採用。マツダ自身も日常の一般道走行から高速道路を使った長距離ドライブまで、余裕をもって運転を愉しめるとアピールしており、その走りの質感と楽しさに期待が持てるモデルです。

文:西川昇吾

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みんなのコメント

26件
  • PHEVの先駆者ってRAV4なの?
    アウトランダーだと思ってた
  • 記事では車格の高い車種しか取り上げられていないが、
    近い将来ASX(RVR)などでBセグ車まで下りてくるとぐっと身近になる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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